健康被害の報告・相談を優先して話しています。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp
去年の秋から、この三月と四月にメールを、ある女性からいただいています。直接、電話でお話も致しました。東葛地域に近いが、千葉県の東葛地域の外に在住だった女性で、今は西に住んでいます。このメールを時系列で確認下さい。
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「ここにメールを掲載しましたが、ご本人から、心理的に対応できないという申し出があったのでメールを削除しました、事実誤認でなく、ご本人の心理状態を考えて、僕は、対応しています。」
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この方は、基本的に、事故前の通常の人間ドックで、肺のCTを検査したところ、なにもありませんでした。それが、今年の春にCT検査をしたところ、肺が、前がん状態。早期のガンという事です。元々、千葉県内の東葛地域に近いが、ほかの自治体に住んでいて、プルーンが来た時点では、外に普通に出ていたようです。その医師からは、原因やいつごろできたものかは、言えないと返答があったようです。千葉県内の近接エリアで、ほかにもこういう事象がおきていることの懸念は十分に考えられます。CTでわかる人もいるかもしれません。
この方には、できるだけのお話はしていますし、今後もおこなうつもりです。この症状がすべてが被ばくと断定はもちろんできませんが、僕は可能性はあると感じました。もしも、前がん状態が発生が、放射性物質の影響だとしたら、今回の事故は、首都圏で、チェルノブイリのペースを、一年どころか、大きく上回ることになりかねません。僕はいろんな危惧が膨らんでいます。
「健康被害と思われる事象が顕著にあらわれている方は、僕までメール下さい。事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp」
今日、第一原発の現場に入りました。
業務上の守秘義務もありますが、書けるだけ書かせて頂きます。
重要免震棟で説明を受け、骨組みだけになっている4号機、3号機を間近に見てきました。
... 本日の最高値は1,000μsv/h。異次元の世界です。
素直な感想としては、進んでいるが進んでいない。そして進んでもいるということ。
重要免震棟は線量の確保ができていますが、一歩外を出ると高い線量であることは紛れもない事実。
そのような中で、最前線でこの事故を押さえていこうと、尽力している方々がいること、 当然のこととして仕事をしている方々がいることが、自身にとって大きな励みになりました。
間違いなく言えることは、現場の支えがなければ、東日本は吹っ飛んでいました。
今でも千本近くの燃料棒がむき出しの燃料プールに残っており、格納容器よりも危険な存在です。
今回の事故は、いい意味では上澄みの爆発。燃料自体の反応で燃料そのものが飛び散っていれば、 われらが八王子メンバーでさえも当事者になっていたという甚大さを実感しました。
そして、誤っていけないのは、今回の事故は最悪ではなかったこと。
重要免震棟がギリギリ半年前に完成していなければ、現地での対応は不可能であり、 間違いなく今の日本はないということ。 幸いなことに最悪を免れることができたという、恐ろしい事実をもっと皆で共有すべきと感じます。
いいですか、本当にぎりぎりの状態でした。今、それぞれの事業をどう展開させていくかといった議論をしていますが、 それは奇跡的なラインが守られたから出来る話にすぎません。
墨田であれ、八王子であれ、日立であれ、東京全体であれ、おそらく西日本であれ、紙一重だったのです。 そしてしっかり対応しなければ、これからも紙一重であり続けるのです。
ふくしまが当事者というのは明らかな誤解。本当に日本全体が当事者となるべき問題なんです。 きっとこれを実感はできないでしょう。キツメのトーンになってしまいますが、共有できる皆さんだからあえて言います。
その上で、当事者としてやはり皆さんにはかかわってほしい。
当事者として、外部支援者ではなく、自分自身が自分自身の仕事やライフスタイルをどう見直していくか、 この原発に依存するエネルギー消費の仕事やライフスタイルの在り方を、真剣に考えるしかないと感じます。
むき出しの鉄骨を見て、改めて事態の深刻さを痛感しました。テレビとは明らかに違うのです。 そして、その現場で体一つで作業している方々がいます。
その中には被災者がいます。
われわれ日本人はそういった方々に今この時も支えられているのです。
改めて福島を支援するということが誤解であることを実感しました。
逆に福島の地で今を支えていること、それによって日本が支えられているのです。
だからこそ、この問題は皆がまさに当事者なのです。
東京にいては分からない。福島市にいては分からない。
ゆえに分からないではなく、想像を働かせる、思いを巡らせるしかないのでしょう。
第一原発の構内でわれらの前司さんの伊達重機のクレーン車と運命的にすれ違いました。逃げない彼らがいる。そういった人がいるから、普通の生活が送れている。それは今も変わらない。
皆さん、原発が収束していないというのは事実。そして福島の問題ではないことを、しっかりと共有しましょう。ふくしまの問題と考えること自体が誤りだと、本当に痛感しています。
それが私の今日の報告です。
岩手県:洋野町、久慈市、野田村、譜代村、宮古市の沿岸の土壌を採取可能な方を、他県の広域がれき拡散反対の他県の団体が探しています。協力できる方は僕にメールください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp
GWは北海道で連続講演会です。
【5/3(木)木下黄太講演会 in 厚沢部】
放射能から子供を守ろう ~震災がれき 農林水産業に及ぼす影響は?~
日時 5月3日(木) 午後2時~4時(午後1時開場)
会場 厚沢部町町民福祉センター 「あゆみ」 一階 交流ホール
参加料 500円 (高校生以下無料)
・当日、直接会場にお越し下さい
・事前予約をされる方はこちらをご使用下さい
告知's) http://kokucheese.com/event/index/35072
・会場後ろには簡単な子供用スペースを用意しています。
小さなお子さんをお連れの方は子供を遊ばせながら講演をお聞きいただけます。
・当日はなるべくお釣りの出ないようにご配慮願います。
【お問い合わせ先】
主催 桧山の震災がれき受け入れを考える会 090-9437-0088
【5/4(金) 木下黄太講演 IN 函館】
放射能から子どもを、地域を守ろう!
震災がれきの受け入れによってどのような危険があるのか、みんなで考えていきたいと思います。
日時 2012年5月4日(金曜・祝日) 14時から16時
会場 函館市亀田福祉センター 講堂
参加費 500円
主催 道南がれき問題を考える会
事前申し込みは必要ありません。直接会場にお越しください。
問い合わせ先 090-9512-9197(長谷川)
【5/5(土)木下黄太講演inせたな】
瓦礫問題と
原発事故被害の実態
日時:5月5日13:30〜16:00(13:00開場)
場所:せたな町民ふれあいプラザ
入場料:500円
せたな町北桧山区徳島8-1
主催:風の町の未来's お問い合わせ先 上泉 87-2422
~放射能の問題における北海道の大きな役割~
日 時:2012年5月6日(日) 14時半開場 15時~17時半
場 所:かでる2・7(北海道立道民活動センター)4階大会議室
札幌市中央区北2条西7丁目
http://homepage.kaderu27.or.jp/intoro/access/index.html
参加料:1000円(中学生以下無料)
定 員:200名(要申込)
※こちらのサイトよりお一人ずつお申込みお願いいたします。
こくちーず http://kokucheese.com/event/index/35074/
託 児:託児のご用意は今のところございませんが、申し込み時にご相談ください。
主 催:未来へつなご~会 tsunagomirai@gmail.com
【5/7(月)木下黄太 講演 IN 苫小牧】
~放射能内部被曝と震災がれきリサイクル問題を考える~
日 時:2012年5月7日(月) 9:30開場 10:00開始
場 所:文化交流センター(アイビープラザ) 2階講習室
北海道苫小牧市本町1丁目6番1号
参加料:800円(中学生以下無料)
定 員:100名
託 児:託児のご用意は今のところございませんが、申し込み時にご相談ください。
主 催:未来へつなご~会 tsunagomirai@gmail.com