あけましておめでとうございます。
旧年中は皆様に大変にお世話になりました。
この巳年、2013年、平成25年は、伊勢神宮で20年に一度ある式年遷宮の年となります。
また、出雲大社では、60年に一度の遷宮の年となります。
この日本を代表する2つの社の、大きな変化を意味する行事が、双方ともにおきる、60年に一度の年が、ことし、2013年ということです。
「巳」というのは、草木の成長が一定レベルになっていることを示し、胎児の形をシンボライズしたものだそうです。蛇という動物をあてているだけらしいです。今までの生活に終わりを告げるという意味もあるそうです。
そうした今年、少しでも良い年になるように皆さんに読んでいただきたい文献があります。
『チェルノブイリの長い影~チェルノブイリ核事故後の健康被害』
http://www.shugiin.go.jp/itdb_annai.nsf/html/statics/shiryo/cherno10.pdf/$File/cherno10.pdf
2011年去年の秋に、衆議院の議員団が、ウクライナなどの現地やIAEAの関係者などを訪問したことがありました。推進側関係ばかり訪問しているなと思い、あんまり注目さえしていなかったのですが、ある方にこの文献の存在を言われて通読し、びっくりしました。この文献は、どうやら、チェルノブイリの博物館を訪れた際に、相手側から渡されたものをそのまま翻訳して、そのままホームページに載せているようです。
しかし、これを読めば、チェルノブイリでおきたことのイメージは、はっきりわかります。
内容は、みなさんにも、僕にも驚くことは、ほとんどありません。しかし、これだけ、簡便にチェルノブイリでおきていることが、日本語で書かれている文献が、ふつうに衆議院のホームページにあるということです。これは、びっくりします。ヤブロコフ博士のチェルノブイリレポートは、専門家には必読ですし、みなさん気にしていると思いますが、それよりもこの報告書は、簡便にまとまっていて、尚且つ論旨が一貫して、大変読みやすいものです。チェルノブイリレポートが良くも悪くも、大部の報告の集積、事典のようなものです。調べるためには、役に立ちますが、通読は大変です。これは、楽です。しかも、きちんと頭に入ります。
まず、これをダウンロードして、こうしてほしいのですが、紙に印刷して読んでください。
PCの画面環境で読むと頭に入りません。きちんと印字された活字で紙で読むほうが頭に入ります。しかも、この報告書は、衆議院の議員団の資料ということも、表紙的に出せます。国の公的な感覚が強くなります。
いいですか、こういう文書なら、印刷して、コピーすれば、あなた達の身の回りの人に配れるんです。配っても、反体制派の文書でありません。衆議院の議員団が公的な視察で行った内容の中に、ウクライナ側から渡された公的性格の強い資料なんです。衆議院の議員団の目次も印刷し、それを表紙にして中身を付けてください。そうしたら、受け取る方も、いい加減な資料と根拠なく言い張る立ち位置を完全に失います。
だから、印刷してコピーして、10人くらいの人に渡して下さい。そうしたら100,000人以上の人に、少なくとも情報が届きます。その努力をしてください。
ここには、気になる記述がたくさんあります。それは、驚くほど明確に書かれています。
一番、気になったところです。、さまざまな観察地域の子供に見る染色体異常誘発因子の割合のグラフが83ページにあります。これをみると、多い順に、高度汚染のナロジチ地区が圧倒的に多く、チェルニコフ地区が続き、その次がキエフの子供、そして事故処理作業者、リクヴィダートルの子供、さらに体外で放射線暴露してた子供、そしておそらく汚染の少ない地域の子供、イスラエルの子供、フランスの子供の順番です。
ナロジチ地区は100パーセント。キエフの子供は32.8パーセント。リクヴィダートルの子供は30.8パーセント、フランスの子供は0.8パーセントです。
何回も僕は書いています。セシウムの土壌汚染、東京23区は合算で平均800Bq/kgです。
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/6ffe54f6c3c9f8a5f440edea1210ff41
キエフの汚染はセシウム137のみで平均460Bq/kg。チェルノブイリのセシウム137:134≒2:1の放出比と言われていますから、およそ700Bq/kg弱でないかと思います。23区はキエフ並みの放射能汚染地域です。
キエフの第2世代の子供におきている異常が、リクヴィタートルの子供よりもやや多く、フランスの子供の40倍もおきているということです。
そのキエフよりも、東京23区のセシウムの土壌汚染はひどい可能性があります。
僕の書いている意味が分かりますか。
認識していただいていますか。
他にもこの報告書には、注目すべき記載は多いのです。
◎罹患率が高いのは、事故処理作業者、避難者、汚染区域居城者。
◎1987-2004の比較です。
小児の新生物または腫瘍は8倍以上増大。
小児の行動障害及び精神障害はおよそ2倍。
小児の泌尿器系、生殖器系の罹患率はほぼ7倍。
先天性異常はおよそ5倍。
◎特有の免疫学的疾患が生じると、放射線による影響をうけた子供らの生体に細菌やウイルスがいつまでも残存することによって起こる症状が、さらに急ピッチで増大するおそれがある。
◎妊娠女性の胎盤内における放射性核種の濃度を明らかにする研究が、イギリスのブリストル大学との共同研究であきらかとなっている。α放射性核種のBq/kgも測定されていて、さらに、胎盤の隔膜の変化や細胞破壊の兆候がある細胞量の増大もあきらかにされています。
この調査対象の女性たちの33.6パーセントが子宮内で胎児の発育が停止。
◎胎盤は胎児そのものよりも、はるかに放射性核種を蓄積する。
◎被曝した女性から生まれた第一世代は発育不全で生まれやすい。生後1年で病気。生後2年で虫歯や窩洞などができはじめる。生後5年で甲状腺の過形成。
◎ウクライナで毎年2000人を超える新生児が心臓異常、もしくは胸部異常で死亡。
◎多指症、臓器奇形、四肢の欠損または変形。発育不全と関節拘縮症。事故前より優位に。
◎ベラルーシ。汚染区域で育てられた子供。母乳と粉ミルク。母乳の方が子供のセシウム体内量がはるかに多い。
◎ベラルーシ。甲状腺がんの発症が80倍という報告。
◎プリチャピの子供。標準年齢に達している脳波。2.8パーセント。
◎汚染区域の子供に赤血球の浸透圧安定性が低下。
◎汚染区域の女児。8~12歳。79.7パーセントが骨線維症。
◎内分泌系疾病は汚染被害を受けた子供は国全体の3倍の発生
◎汚染地域に住み続けている子供の血液系統の疾病は他地域の2倍から3倍。
これは、政府側の公的な文書です。確認してください。読んでください。知識のみならず、被曝についての意識を、方向性を確認できます。
新年のまず最初にみなさんが読んでください。そして考えてください。
さらに読ませてください。みなさんの大事な人に。考えてもらってください。
貴女も読んでください。考えてください。祈っています。
少しでも幸あることを。
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【1/19(土) 木下黄太 講演IN姫路】
東日本大震災から2度目の冬を迎えました。福島第一原発からは、今でも毎時1000万ベクレルという放射能が放出され続け、収束する気配はありません。テレビやメディアが出さない放射能土壌汚染や健康被害などの情報を、どうぞ知って下さい。福島第一原発のこと、放射能汚染のこと、避難者のこと、あなたのこと、これからのこと、一緒に考えましょう。
日時: 1月19日(土)14時~16時 (受け付け13:30~)
場所:姫路市立図書館「飾磨」分館 3階 第一会議室 【定員100名】
姫路市飾磨区下野田一丁目1番地 山陽電車「飾磨駅」下車東へ徒歩3分
駐車場あり (飾磨駅前に有料駐車場もあります。)
参加費:999円
申し込み: 名前・人数・住所(市町村まで)を明記し、佐野までお願いします。
託児はありませんが、子連れ参加OKです。
sanohiromi3@gmail.com 090-5175-6139
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【木下黄太への連絡手段】
僕のホームページは中止。1月1日以降、以下の通りになります。
メインはhttp://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927
一時、英訳ページなどがありましたが、更新されていないため、現在メインページ、ブログについてのページはこのブログ本体のみです。
僕、木下黄太への連絡は下記の手段となります。当面すべて、僕個人が対応します(だれかマネージャー的な人を置ければよいのだけれども)。優先順位の高い順番に書きます。特に「依頼」「業務連絡」「相談」は極力メールでお願いします。
1 メールアドレスは、nagaikenji20070927@yahoo.co.jp
講演などの業務的な依頼をされたい方は、原則がこのメール→電話でお話しする順番でお願い致します。このメールアドレスがまず第一窓口です。
2 Facebookは、http://www.facebook.com/kouta.kinosita
ここにメッセージ。友人申請も可能です。フィード購読もできます。
3 Twitterは、https://twitter.com/KinositaKouta
フォローしていただいても構いませんし、メンションも構いませんが、DMは保存期間が短いため、極力、別の手段をご利用下さい。オンライン時に、即時反応して対応する場合以外は、DMは使えないと思います。
4 mixi にも一応います。 http://mixi.jp/show_profile.pl?id=53820221 こちらへのメールは連絡手段としては不適切です。ほとんどみていません。
5 Skypeも持っていますので、海外の方とは、Skypeでお話も致します。メールを先に頂く際に海外の方は、SkypeのIDもお伝えください。
また、携帯電話はまともな意識のまともな中身の方には、番号をお伝えしてお話もしています。お話が必要な場合は、携帯番号も先に頂けるとありがたいです。携帯会社によっては、通話プランのこともあるので、携帯会社名も番号と一緒にお知らせください。
Lineに関してはおこなっておりません。ご了解ください。
僕は、社会的な当たり前の常識で対応できる方とは、極力お話しするつもりです。立場に関わらず、メールなどがスタートになりますが、電話や物理的に可能なら、対面でもお話しいたします。
当面この状態でおこないますが、新規の展開も含めて、提案をしていくことはあると思います。
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