「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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「心不全パンデミック」に襲われる宮城、福島。1/23(水)夜に名古屋講演。明日金曜午後は福岡ミーティング。

2013-01-10 00:02:45 | 福島第一原発と放射能

明日午後開催!!【1/11(金)木下黄太 福岡ミーティング70人限定】

13:15受付 13:30~15:30講演とミーティングを両方おこないます。

福岡市立中央市民センター(赤坂2-5-8)第一会議室。

参加申し込みはhttp://kokucheese.com/s/event/index/68816/ 

こくちーずの申込が無理な方は、メールに 氏名、人数(チケットが必要な人数)、連絡先電話番号、市町村明記。 受付アドレスは rdp-kyusyu@goo.jpまで。問い合わせも。

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  言葉として、あまり認識していなかったのですが、最近「心不全パンデミック」という単語が、よく使われています。ここで、気になるのが、「心不全」という単語と「パンデミック」という単語が結びついていることです。これは、感染症の全国か世界的な流行を示す「パンデミック」という用語が、本来そうした状況があるはずもない、「心不全」に係る言葉になっています。

 おきているのが、東北地方、特に宮城や福島などでおきていて、これが震災の影響であると説明している模様です。もちろん、震災によって、そうした影響が、事故直後の数カ月に出たことは、想定はできなくはないのですが、過去の震災における、心不全の増加は、これまでおきていないタイプの現象だそうです。

 http://www2.convention.co.jp/jhfs16/greeting/index.html

 心不全の学会のあいさつの中でも、「東日本大震災により心不全が増加している現状を被災地で目の当たりにしている」と書かれています。もちろん、いろんな薬の発達で、心筋梗塞などの延命率が上がったことにより、逆に、慢性的な心不全が増えていることも考慮にはいれないとならないでしょうが。

 ただ、東北大学病院で、震災後の一か月で、心不全の患者が震災前の3倍になっていたという話がありました。これなら、直後のいろんな状況で激増したのも理解できなくはないのですが、しかし、震災後二年近くが経過しても、いまだに「パンデミック」といった状態にあるのは、非常に不思議なことです。

こうしたことについて、僕は、いろんな影響がはっきりする、指標の一つと考えます。

また、福島市内のある病院では、こうした状況の様です。ここでは、狭心症が増加傾向にあるようです。

2010年は心不全143人、狭心症266人(震災前)

2011年は心不全199人、狭心症285人(震災後)

2012年は心不全84人、狭心症212人(震災後。ただし半年間のデータ。)

(http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012/10/post_5401.html  「福島民報」2012/10/31 11:31よりデータを引用)

 

 バンダジェフスキー博士が「セシウムというのは特に心臓に対して激しく攻撃する。」とおっしゃっていたことと、類似したような状況だなと思うのは、僕だけでしょうか。

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 名古屋市内の単独講演会は、実ははじめてです。

【1/23(水)夜 木下黄太講演IN名古屋】

18:30~ (受付開始 18:00~) 

名古屋(日本特殊陶業)市民会館 第1会議室 
金山駅徒歩5分名古屋市中区金山1丁目5−1
参加費 1,000円 
申込はこくちーずより→  
http://kokucheese.com/event/index/69512/  

連絡先 放射能防御プロジェクト中部   rdpchubu@gmail.com 
問い合わせ  090-2774-3937(19時~22時 担当大森)


・定員90名 申し込み後キャンセルする場合は、他の方の参加を可能にするため、必ず「こくちーず」での手続をお願いします。 
・託児はありませんが、子連れ参加OKです。小学生以下無料。 こくチーズ申し込み後、子連れ参加の方は、お子さんの人数などを必ずメールしてください。

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 僕が一貫して避難を呼びかけているのは、皆さんは、当然ご存知と思います。こうした中で、僕が沖縄避難を薦めないと言い出してから、あきらかに変なコメント投稿が目につきます。そのうちの一つは「沖縄もダメなら海外もダメ」という短絡的な投稿で、その地域ごとにいろんなことがあるのを無視している話です。もとより海外避難には、ビザのハードルがありますし、国情の違いがあるから、難しいのは、間違いないですが、こうした投稿が突然増えるのは本当におかしいです。

 何か組織があるかどうかではなく、特定の方向に誘導したいという意図がみえみえのコメントを僕は「工作」とか「工作的」とかと読んでいます。どこかが、広告代理店などを使って、何かをしているという意味で使っている話ではありません。そうした、変な工作的なコメントも、多くきています。

そこで、つぎのコメント投稿は問題点が大きいので、きちんと指摘しておきます。一見、まともを装っているような投稿こそ、怖いと僕は思います。

木下さんの危機意識の高さには感銘をうけております。
木下さんが避難せよという言葉も危機意識を持てということと理解しております。

この時点でかなり引っかかります。この人は、僕を「危機意識が高い」という観点でほめながら、僕が言う「避難せよ」=「危機意識を持て」と変換されています。まず言います。僕の「避難せよ」は文字通りそのままです。これが、ずらされている。それを気づきにくい形、批判しにくい形で書いています。

しかし現実生活遠い場所にみずしらずの場所に避難となるとお金もかかり無計画で行ってしまうと大変なことになります。

 これ変なのは「遠い場所」「見ず知らず」までならともかく、「お金もかかり」、さらに「無計画」と、本当は並列しなくてもよい要因を、「避難」で一緒くたにしている点です。「避難」という事象に対しての、意識誘導がこの時点で疑われます。

千葉のホットスポットから関東の汚染の低い場所に賃貸の方がお子様連れで避難とかは納得できます。福島浜通りの幼い子供をもつ方が新潟に避難とかも現実的な選択です。

 ここで目が点になります。汚染のごまかしをしています。僕の汚染の感覚です。

千葉のホットスポット→数千Bq/kg位の汚染。

関東の汚染の低い場所→200Bq/kg程度の汚染。

福島の浜通り→数万Bq/kg程度の汚染。

新潟市内→10Bq/kg程度。( http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/03779d18bbfb5e9125b9f5c17bbbf7ff参照)

極度の汚染がある福島から、ほぼ汚染のない新潟市内に避難する話と、千葉のホットスポットから、たとえば多摩地域や神奈川西部の、まだ数百Bq/kg汚染があるエリアへの避難が、同じような話の構図として、語られています。

健康被害が出る数値のエリアが大半の首都圏で多少動く話と、なんで福島から県外の汚染が少ない地域への避難がおんなじ話になるのですか。

健康被害がおこりうる汚染が多摩でも、神奈川西部でもあるし、このところ、甲状腺がんの報告は、23区にいた人でなく、多摩地域が続いています。

こうしたことを回避するために、僕が訴えていることなのに、意図的にずらそうずらそうとする。なんなんだ、これは。

「現実的」という用語での誘導がはっきりわかります。本当にひどい工作です。

 

自分の事ばかりを考えているとやがて大変なことになります。地方の田舎では自分の事ばかり考える人は淘汰されて敬遠されます。

完全な話のすり替え。具体性皆無。西日本の田舎は怖いと首都圏の人への誘導です。完全な工作。


千葉のホットスポットから財力のある方はドイツへ移住されてドイツで家を買いました。避難となるともはや日本全国汚染されているの海外に行かないと無理かと思います。

どんどん話は飛びます。本当の話かどうかもわからない、ドイツ移住が言われ、いきなり「もはや日本全国汚染されているの海外に行かないと無理」と言い出します。海外避難はできないと言った人間が、日本全国汚染を確定事項と言い出し、海外に行かないと避難の意味がない言い方をする。

本当に悪質な誘導です。


なるべく福島浜通りの放射能未測定のものを食べないとかマスクをするとか水に気を付けるとかしながら現在の生活をどうか大切になさってください。よく調べもせずに淡い希望を持って移住されても現実どれだけの方がうまくいっているのでしょうか。311の時の3月や4月なら避難も当然でしょう。しかし無理な移住のために心や体まで壊れてしまったら何もなりません。移住先でも快適な生活を送れるとは限りません。

 食べ物の注意も、「福島浜通りの未測定のもの」を食べないことに限定。これで済むなら、本当に楽です。あたまがおかしい書込みにどんどん近づきます。「無理な移住」や「快適な生活をおくれるとは限らない」という書き方で、どんどん避難移住を止めようとする意図が見え見えです。これを工作とせずに、何を工作と呼びますか。移住に枕詞が無理ですから。


福島の方ならわかりますが、どうか関東にお住まいの方は福島の子供さんを助けるボランティア活動に心を向けて行動してください。自分よりも苦しい人はたくさんいます、その人たちのために今いる場所で地に足を付けて頑張ってください!応援してますよ!

 「福島でなくて、首都圏の人間は逃げるな。福島の子どものことを考えろ。わかっているだろう。少しぐらいの被害は騒ぐな。もっと酷い被害があるから、都民は我慢しろ。その場所で、居つづけろ。働けよ。見張っているからな。」意訳したら、そういうコメントです。ものすごく工作しかないし。人間として、最低のコメントです。

 僕は、本当に、何か意図のある組織が、お金を使って、こういう書き込みをさせていたら、まだ理解はできるのです。でも、そうでない気がします。こういう意図のある書き込みを続けておこなわないと、いられない狂った輩が、今の日本に一定数いて、日夜こういうことをして、ごまかしているのです。自分の危機を認めたくない人間が、とにかくほかの人も道連れにしたいという感覚の反映です。

日本人の気持ちの悪い病態意識を見せ続けられているということ。

それが、本当に露骨に露骨になっているということ。

こうした書き込みにさえ、僕はそういう状況の反映と、いつもいつも考えています。

悪意というものの反映はおそろしいです。そして、こうした時に如実にでてくるものです。

そして、許すことのできないものです。

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兵庫県西部での講演会は初めて。姫路と言う場も楽しみです。

【1/19(土) 木下黄太 講演IN姫路】

  東日本大震災から2度目の冬を迎えました。福島第一原発からは、今でも毎時1000万ベクレルという放射能が

放出され続け、収束する気配はありません。テレビやメディアが出さない放射能土壌汚染や健康被害などの情報を、
どうぞ知って下さい。福島第一原発のこと、放射能汚染のこと、避難者のこと、あなたのこと、
これからのこと、みんなで、一緒に考えましょう。 

 

 日時: 119日(土)14時~16時 (受け付け1330~)

 

 場所:姫路市立図書館「飾磨」分館 3階 第一会議室 【定員100名】

 

 姫路市飾磨区下野田一丁目1番地 山陽電車「飾磨駅」下車東へ徒歩3分 

 

 駐車場あり (飾磨駅前に有料駐車場もあります。)

 

 参加費:999

 

 申し込み: 名前・人数・住所(市町村まで)を明記し、佐野までお願いします。

 

 託児はありませんが、子連れ参加OKです。

 

 sanohiromi3@gmail.com 090-5175-6139

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栃木県で講演が決まりました。これで僕が講演に伺っていない都道府県は、青森と佐賀の二県のみです。

北関東では、一年三か月ぶりの開催となります。

栃木初開催!!【1/25(金)木下黄太講演IN栃木・宇都宮

18:15開場19:00開演。栃木県教育会館小ホール。 宇都宮市駒生1-1-6。定員:165名。参加費1000円。

受付メール :0125tochigi@gmail.comに 氏名、人数(チケットが必要な人数)、連絡先電話番号、市町村明記。

主催「木下黄太講演会in栃木実行委員会」

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健康被害と思われる症状が急増、深刻化しています。

 

報告、相談はまずメールください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp         

 

事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。

 

健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。 

 

 

 

「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年近く経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」

 

甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、

 

血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの

 

数値も確認した方が良いと思います。 

 

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必読。ダウンロードし、印刷し、10人以上に読ませてください。
 
 
『チェルノブイリの長い影~チェルノブイリ核事故後の健康被害』
 
 
 
http://www.shugiin.go.jp/itdb_annai.nsf/html/statics/shiryo/cherno10.pdf/$File/cherno10.pdf
 
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