「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
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何回でも何回でも言います。沖縄避難・移住は薦めません。

2013-01-06 21:09:22 | 福島第一原発と放射能

 沖縄を避難場所として薦めないのは、当然です。いいですか、薦める薦めないは、これから避難移住する人に対してまず言っています。経済的に自立困難で、平均賃金が低く、失業率も高い、しかも島に、これ以上、本土からの避難民が移住してどうするのですか?こんな、基本的なあたりまえのことがなんでわからないのか。頭が悪すぎます。

 何度も言います。沖縄避難・移住は、僕は薦めません。圧倒的にトラブルが多い。コストもかかる。他の日本と風土が違う。元々の住民との意識のずれも大きい。収入確保がかなり難しい。作物の自給が低く、福島や関東からの危険食材の流通は、外食を中心に沖縄本島は意外に多い。病院の平均水準が低い。福一からの距離以外のメリットはありません。

 甲状腺の疾病が、沖縄で適切に対応できるのかの疑問もあります。また、見つかった後に、結局、西日本の大きな病院で、手術した事例も聞いていて、沖縄よりも、他県の病院が、あきらかに対応が優れていて、結果ものすごくよかった話も聞きます。そうすると、「医療」の点で、どうなのかは大きいこととして、避難者に立ちはだかります。

 セシウムの汚染で判断すると、関西と沖縄に、ものすごい差は存在しません。微量のレベルの多寡があるだけです。ほとんどのエリアで、関西でも沖縄でも、福一由来が間違いない、セシウム134はNDレベルです。そして、沖縄にだって、微量の放射性物質の降下はあるんです。しかも、3.11.前の思わぬ汚染が存在しているケースは沖縄には軍事的な別の要因でもあるのです。

 だから、これから考えて移住する人には、沖縄は薦めないと言っています。

 それについて、くだらない揚げ足取りが続きます。

 ぼくのジャーナリストとしての資質を問題にする投稿が来たので、また書きます。本当に沖縄がらみの投稿は次元が低すぎて嫌になります。


「もう来ないのでひと言。まず、以下の木下さんの発言に沖縄地元の避難者サポートに関わる人々はとても悲しんでおられます。

多くの沖縄県民が避難者を受け入れ友好的に生活しているという事実があるのになぜ否定するのか?」

  

 否定していません。そういう人もいるでしょう。しかし、申し訳ないですが、大半の避難者と大半の沖縄県民との間の溝は深いです。現実です。よいですか、本州や九州とは異なり、独自の文化圏、独自の社会構造で、生活を続けている沖縄という場所は、日本であって、日本でない場所です。しかも経済的に、日本国内の他地域より厳しいです。その中で、まともでない避難者たちがどう思われているかは、あなた達が接触していない沖縄県民には常識なんです。こんなあたりまえのことも認識しないから、おかしいと言っています。経済的に厳しい地域に、経済的に困難な余所者がこれ以上多数移住したら、どうするのですか。解決策なんてありませんよ。少しモノを考えて言っているとは思えません。失業率が全国一高い地域に、避難を薦めてどうしますか。自給率が低く、汚染食材が遠隔地にも関わらず、流通しやすいエリアに、避難をこれ以上、薦めて、どうしますか。


「実際にこちらで生活していないあなたに何がわかるのか?沖縄県民、避難者全員に聞いて理解した話ならばわかりますが。温かく受け入れてくれている沖縄県民に対して非常に失礼な発言だとわからないのか?」

 トラブルが聞こえてくる量が、全国の他地域と比べて、圧倒的に多いからです。温かく受け入れてくれるという幻想にあんたがすがりついているだけです。

 

「あなたはジャーナリストに必要な「客観性」に欠けすぎている。物事を把握しているつもりが実は部分的な理解に基づいたあまりにも感情的な発言。ジャーナリストととしての資質を疑います。」

 「客観性」に基づいた報道によって、どれだけこのことで、多くの人が追い込まれたか、認識していますか。そもそも客観的な報道に徹するつもりなら、もともとこんな活動はしていない。しかも悪いが、こちらは、事実関係を知っていて、書いている。ほかの地域で起きていない、ありえないトラブルが起きている。だから話している。客観性がないなどとくだらない批判をしてきている、あんたが、沖縄避難のマイナスを指摘されて、感情的になっているだけです。あほらしい。


「賛同者も減り、ひと頃に比べ質の高いコメントやコメント数そのものが激減した理由もそこにあると思います。」

 大きく減少していません。というか、賛同者という概念そのものは前から好んでいませんし、読んでいるから賛同者とか、コメントしたから賛同者ではありません。ブログのコメント欄の質は、当初から、いろいろあります。そもそも最初のころの熱心な投稿者が入れ替わっただけです(もう数回程度入れ替わっています)。それに、このブログの中心は、書き手の僕。そして万単位の読者。99パーセントは、読み手で、コメント欄に書き込まない人たち。コメントを書き込んでいる人は、良くも悪くもかなり少数者です。当初から。

 

「せっかく意味のある活動をされているのにとても残念です。」

 あんたのように認識能力の低い方からクレームが相次ぐ状態は、他県からはおきないのです。沖縄だけです。この前の沖縄講演でもニュアンスは話しています。ぼくにとっては、また沖縄という話です。意味のある話が伝わらないのも、沖縄避難者の特徴です。

 ブログも二度と読まないように、こちらが提供するそれ以外の情報も、二度と読まないようにしてください。ここまで言ったのだから、必ずそうしてください。僕には、あんたは、必要ありませんから。二度と来るなよ。絶対に、来るなよ。わかったな。

更に次のような書込みも別の人から来ました。

木下さんの非常に感情的な物言いに驚くと共に、ここまで憤っておられるのは何故なのかと正直よく分からないのです。コメント欄に感想を書かれた方々も驚いている事でしょう。それぞれ実際肌で感じた沖縄の姿を皆さんに伝えているだけなのに…。怖くなってコメントを控えてしまう人も出てくるかもしれません。

 まず意味が解りません。僕はこのブログで、感情的なものの言い方をしたのは一度や二度ではありませんから、このくらいで、読者が驚くことがあるとはとても思えません。憤っているのは、こういうことにだけ執拗に書き込みも反応が続く状態に対して、特にです。肌で感じた沖縄の姿を伝えているといいますが、僕も一定以上、聞き及んでいることを書き続けているだけです。

しかも、こういうことを書いている人たちが、このような問題点が僕があると書いているのに、共通してそういう問題点を無視して、書き続けています。

これが沖縄避難者の問題です。

しかも、読めない人間がいるから、これも明確に書きますが、僕は沖縄県民の問題点を書いている話ではありません。

こうしたことをわからない、特に首都圏からの避難者に対して書いています。

でも、そのような事も木下さんには関係ない事なのでしょう。

あたりまえです。ここまで認識の緩い人間は、関係ないです。あんたも読みに来ないで下さい。二度と来るなよ。


正月、親族家族に気付いた事。日付が分らない小学生、中学生兄弟の骨折、母は子宮筋腫と胸のしこり。

2013-01-06 05:48:51 | 福島第一原発と放射能

 

緊急拡散!新年になって初の開催!

 

【1/11(金)木下黄太 福岡ミーティング70人限定】
13:15受付 13:30~15:30講演とミーティングを両方おこないます。
 

 

福岡市立中央市民センター(赤坂2-5-8)第一会議室。

 

参加申し込みはhttp://kokucheese.com/s/event/index/68816/ 

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 2012年の正月に、次のようなメールをいただいた方がいました。この方は、まず、静岡東部の小児白血病が起きていることと、神奈川の西部での話を簡単に伝えてこられていました。

静岡東部で近所の子が白血病になった話です。
知っている範囲でご報告したいと思います。
近所のお孫さんはこの静岡東部に住んでいるそうです。
年齢は3歳くらい。
今は静岡の病院に通っていて、症状は軽いので、治るそうです。
発症時期はわかりませんが、お正月に聞いたので秋以降のようです。
神奈川西部でもガンやクモ膜下出血の話が身近に出ています。
小さい症状も自身や家族にあります。
詳細はまた後日ご報告したいと思います。

 そして、一年ぶりにことし2013年の正月にもメールをいただきお話ししました。以前お伝えいただいた、小児白血病のお子さんは、今も闘病は続いているようだとのお話でしたが、さらに今度は、神奈川西部で、ご自身の親族に奇妙なことが多く起きているというお話でした。

 以前、静岡東部で白血病になったご近所の子供がいるとメールした者です。
その他周りにあった事をご報告するつもりが中々まとめられぬままになってしまいました。
すみません。
しかし今回はお正月での親族のお話をさせて下さい。
60代夫婦、その子供の30代夫婦、さらに孫、中学生二人、小学生一人。

神奈川県西部在住。

・低学年の子供の言動が気になりました。

「今日は何日?昨日は?あれ、今日は何日って言ったっけ?昨日が○日だよね。」と日記を書く時に何回も混乱して尋ねて来るのです。小学生で日付がわからなくなるのでしょうか?

・中学生が、二人ともが、昨年夏に利き腕を骨折しています。

・子ども3人ともに最近視力が落ちたそうです。小学生はゲームはしない子です。

・お正月に行った時には物凄いタバコの煙。締め切った家でところ構わず吸っていました。もちろん国産です。最近子供達の咳が止まらないそうです。

・1番ショックだったのは30代の奥さんが子宮筋腫と胸に良性のシコリが出来てしまったことです。
  彼女は今回私の話に真剣に耳を傾けてくれました。

 勿論、この親族のお家は、これまで食べ物も特に気にしていなかったそうですし、ふつうに正月も三陸あたりの海産物が並んでいたそうです。

「たぶん、汚染のこともなんにも気にしていない。食べ物もそうだし、いろいろ言っても聞いてもらえなかったですよ。ようやく今回、彼女が聞いてくれた。体にいろんなことが出てきましたし。」

勿論、これが何の影響で、どういうことがおきているのか、確実なことは言えませんが、同じ家族の中で、こうしたことがおきている。60代の人にも、白内障もおきていたそうです。一つ一つの要素は、普段でも起こりうる話です。しかし、一つの家族の中で、こうしたことが、いろいろとおきている状況は、とても珍しく見えるという事です。

 この神奈川西部は、汚染は比較的少ないエリア。200から300Bq/kg位の汚染が、あるとしても、大きい方だと思います。今までの経験に基づくと、なかなか健康被害が、わかりにくいと考えるエリアです。それでもこういう話は聞こえてきます。今回の汚染をどう考えるのかは、シビアです。

 こうした点で気になるのは、α線などの放射性物質の状況です。この前、お伝えした通り、プルトニウムが検査できないという不思議な日本ですから。

 そこで、こちらで試してみた、アメリカの検査会社に出した土壌調査なのですが、実は、僕の方で疑義があり、実は、再度確認作業をしています。これについては、今月中にもう一度、みなさんに報告します。

 

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健康被害と思われる症状が急増、深刻化しています。

報告、相談はまずメールください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp         

事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。
健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。 
 

「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年近く経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」

甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、
血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの
数値も確認した方が良いと思います。 
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さて、この『チェルノブイリの長い影』の最後に提言が出てきます。ここで示されていることは、僕が常に、呼びかけていることと、よく似たことが書かれています。
「出産適齢期の女性、妊婦、子どもに対しては、優先的に健康被害から守る措置を受けさせることとする。」と。
【必読。ダウンロードし、印刷し、10人以上に読ませてください。
『チェルノブイリの長い影~チェルノブイリ核事故後の健康被害』
http://www.shugiin.go.jp/itdb_annai.nsf/html/statics/shiryo/cherno10.pdf/$File/cherno10.pdf
(1/6の14:30までアクセスできないそうです。メンテナンスのため。)
 
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【1/19(土) 木下黄太 講演IN姫路】
東日本大震災から2度目の冬を迎えました。福島第一原発からは、今でも毎時1000万ベクレルという放射能が
放出され続け、収束する気配はありません。テレビやメディアが出さない放射能土壌汚染や健康被害などの情報を、
どうぞ知って下さい。福島第一原発のこと、放射能汚染のこと、避難者のこと、あなたのこと、これからのこと、
みんなで、一緒に考えましょう。
 

日時: 119日(土)14時~16時 (受け付け1330~)

場所:姫路市立図書館「飾磨」分館 3階 第一会議室 【定員100名】
姫路市飾磨区下野田一丁目1番地 山陽電車「飾磨駅」下車東へ徒歩3分 
駐車場あり (飾磨駅前に有料駐車場もあります。)
参加費:999
申し込み: 名前・人数・住所(市町村まで)を明記し、佐野までお願いします。
託児はありませんが、子連れ参加OKです。
sanohiromi3@gmail.com 
090-5175-6139
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 【木下黄太への連絡手段】
僕のホームページは中止。1月1日以降、以下の通りになります。
メインはhttp://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927
 

英訳ページなどがありましたが、更新されていないため、現在メインページ、ブログについてのページはこのブログ本体のみです。

 

 僕、木下黄太への連絡は下記の手段となります。当面すべて、僕個人が対応します(だれかマネージャー的な人を置ければよいのだけれども)。優先順位の高い順番に書きます。特に「依頼」「業務連絡」「相談」は極力メールでお願いします。

 

1 メールアドレスは、nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

 

講演などの業務的な依頼をされたい方は、原則がこのメール→電話でお話しする順番でお願い致します。このメールアドレスがまず第一窓口です。

 

2 Facebookは、http://www.facebook.com/kouta.kinosita

 

ここにメッセージ。友人申請も可能です。フィード購読もできます。

 

3 Twitterは、https://twitter.com/KinositaKouta 

 

フォローしていただいても構いませんし、メンションも構いませんが、DMは保存期間が短いため、極力、別の手段をご利用下さい。オンライン時に、即時反応して対応する場合以外は、DMは使えないと思います。

 

4 mixi にも一応います。 http://mixi.jp/show_profile.pl?id=53820221 こちらへのメールは連絡手段としては不適切です。ほとんどみていません。

 

5 Skypeも持っていますので、海外の方とは、Skypeでお話も致します。メールを先に頂く際に海外の方は、SkypeのIDもお伝えください。

 

 また、携帯電話はまともな意識のまともな中身の方には、番号をお伝えしてお話もしています。お話が必要な場合は、携帯番号も先に頂けるとありがたいです。携帯会社によっては、通話プランのこともあるので、携帯会社名も番号と一緒にお知らせください。

 

 Lineに関してはおこなっておりません。ご了解ください。

 

  僕は、社会的な当たり前の常識で対応できる方とは、極力お話しするつもりです。立場に関わらず、メールなどがスタートになりますが、電話や物理的に可能なら、対面でもお話しいたします。

 当面この状態でおこないますが、新規の展開も含めて、提案をしていくことはあると思います。

 

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 ガレキ、被曝の問題で、特に北九州のガレキ問題に関心のある方。
来月の北九州市議会議員選挙に出馬する、
村上さとこさんの支援をぜひお願いします。個人カンパなど大歓迎です。
 http://murakamisatoko.blogspot.jp/p/blog-page_3152.html
 

 北九州市民で、選挙に協力できる方、ボランティアのできる方、事務所に連絡してください。ガレキ反対の政治意思を示す第一歩。大変重要な戦いです。ホームページには連絡先も、選挙公約も明示されています。

  また、小倉北区在住のご家族・ご親戚・ご友人・知人などがいらっしゃる方は、
是非、事務所( 093-511-2488)まで連絡ください。
 http://murakamisatoko.blogspot.jp
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【大阪・ガレキ阻止】「放射能汚染ガレキ広域処理差し止め裁判原告団」より  

大阪市・大阪府を被告とするガレキ広域処理差し止め裁判を提訴。皆さん、原告になってください。

 

ご質問はnobiscum@wb4.so-net.ne.jp(小山)

 

★提訴は来年1月23日。 

★被告は大阪市・大阪府。 

★請求する内容を、①放射能汚染ガレキの広域処理の差し止め、②環境権の侵害による損害の賠償(慰謝料)、とする民事訴訟。

 ★原告団の加入費用は、1人1万円。

裁判の目的は、ガレキ広域処理の実行者の責任を追及し,圧力をかけることです。
また裁判を道具として広域処理反対の運動を拡大することです。 
詳しくはこちらのURLから,原告団のHPに入ってご覧ください。http://garekisaiban.blog.fc2.com/
≪誰でも原告になれます≫
この訴訟は、良い環境を享受する権利が侵害されると感じ、訴訟の費用を負担する人なら、誰でも原告になれます。
住所による制限はありません。
住所による制限はありませんが,焼却場等からの距離や原告の性質(放射性物質に対する影響の大小)が
結論を左右する可能性があります。
 

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