「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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沖縄避難者から聞こえてきた高度心奇形と小頭症、両側先天性水腎症の赤ちゃん。本日午後沖縄市講演。

2013-04-06 02:08:47 | 福島第一原発と放射能

 

本日、午後に沖縄市講演をおこないます。僕は言うべき事を、変に配慮して、止めて言わないことは致しませんので。よろしくお願いします。予約のない方も直接おいで下さい。

【4/6(土)木下黄太 講演 IN 沖縄市】★『放射能汚染の現状と対策』

 場所:沖縄市民会館(沖縄市八重島1−1−1)ホール 14:00~16:30(開場13:30、質疑応答含む)駐車場:有(無料)


沖縄県内からの身体の異常について、信頼に足る情報ルートから下記の内容が届いています。一つの事例以外は、事故発生当時は、関東圏にいた人たちが、避難などで、現在は沖縄で生活していて、異変が起きている報告をされています。

特に奇形、産まれた赤ちゃんに異常がある話が、複数聞こえてきております。去年に、誕生しているお話です。

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◎2012年誕生した女児、高度心奇形と小頭症。母親は首都圏から2011年秋に避難移住。避難後の妊娠。県内で数回の手術を経て現在も通院中。

◎2012年8月誕生した男児、ファロー四徴症(先天性心奇形の一つ)にて手術2回。現在は自宅にて経過観察中。ご一家全員沖縄県民、家族歴や旅行もなし。(父親・祖父から聴取した話です、ここは先天性心疾患の赤ちゃんが多く「他にも似たような子がこんなにいるんだ」との感想。最近では手術待ちの赤ちゃんは他院で待機入院との話も。)上のお子さんがまだ幼く、乳加工製品を摂取することが多いご家庭。

◎2012年9月誕生した男児、出生前から両側先天性水腎症にてフォローされていた。北関東在住で夏に出産のために沖縄へ。病院にて経過観察中。

◎上症例の母親。出産後の12月にアナフィラキシーで夜間救急外来受診。アレルギー既往なし、初めての発作。「乳製品のデザートや料理が多かった日なので、牛乳アレルギーでしょうか?」とご本人の弁。2日後、体幹部中心に酷い湿疹で外来受診。

◎今年度いっぱいで関東に戻るという母子避難者。その前に甲状腺検査をしておきたいと来院。避難は2011年5月、残っていた父親も来沖時に検査、家族3名とものう胞あり。

◎甲状腺エコーで多発のう胞がかなり出ているようです。三十数名の受診で「要精査」が4名

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エコーをして、さらに甲状腺の精査をしないとならない避難者が、一割はいるということです。しかものう胞が多発しているのは、避難母子であたりまえに認知できる状態ということです。

心奇形がチェルノブイリ事故の後に増えたことは常識ですし、小頭症などが増えている報告も、チェルノブイリから200キロ以上は離れた汚染地ウクライナのロブノ州であったそうです(Wertelecki W. Malformations in a chornobylimpacted region. Pediatrics, 125(4)e836-e843)。勿論、原爆小頭症という言葉からもわかるように、強い放射線被爆で、小頭症がおきることは、従来から知られている話です。

水腎症も先天的に尿の経路に異常が出ているケースで、これも現地では、産まれてきた赤ちゃんによく報告されている事例に過ぎません。

但しこうした先天的な奇形の幾つかのパターンの報告が、避難者の母親たちが去年出産している事例の中であり、これが沖縄から聞こえてきた状況があることは、皆さんにも認識して頂きたいと考えます。

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レキ焼却終了の北九州。総括で明日、日曜に伺います。

【4/7(日)木下黄太講演会in北九州】★『マスコミが報道できない西日本の真実』 

 13:30~15:30(開場13:00)  

【会 場】 北九州ムーブ5F 大セミナールーム(北九州市立男女共同参画センター) 

 申込詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/81367/ 

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 東京電力が、4/5に、福島第一原発でおきていた問題事象を伝えています。下記の通り。

 (1)4/5の18:30頃に、正門付近の放射能測定装置から異常警報。東電は2日前に誤作動で誤った警報を出したとして、機械を予備装置に変更。この予備装置がまた異常警報。また誤作動と言う。

 (2)地下貯水槽NO2から汚染水が漏れていると4/5に発表。およそ6000Bq/㎤の汚染の模様。

 (3)4/5の午後に3時間、3号機の使用済み燃料プールの冷却装置がおよそ3時間停止。東電は先月の冷却停止は、ネズミのトラブルと説明し、今回、その対策工事をしており、そうした工事での、電源関係トラブルと説明。

2年も経過して、こんなことが同じ日に立て続けにおきているのが、福島第一原発のリアルです。僕は、現況の体制では、もはや無理だなとさらに痛感します。説明が全部本当かどうかも疑いながら。

福島は言うに及ばず、首都圏の危険も大きいままです。露呈しています。

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「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響でさらに蓄積します。食物、飲料のみならず、吸気による被曝は深刻です。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命と健康が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」   

 健康被害相談などもまずはメールでお話し下さい。⇒ 

 nagaikenji20070927@yahoo.co.jp(コピーして貼り付けて下さい)

 

   講演など、何か業務的な依頼をされたい方も原則このメール⇒電話でお話しする順番です。 

     事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。