本日、直接おいで下さい。
【4/7(日)木下黄太講演会in北九州】 13:30~15:30(開場13:00)
【会 場】 北九州ムーブ5F 大セミナールーム(北九州市立男女共同参画センター)
きのうの沖縄市での講演会は、200人以上の方が詰めかけ盛況でした。沖縄中部での開催という交通の点でのハードル、さらに実は主催者に別の事情で、いろいろと大変なことがあって、講演をトラブルなく開催できればよいとだけ思っていたのですが、蓋をあけてみれば、多くの方がおいでいただく結果になりました。避難者ばかりでなく、沖縄市や浦添市のもともと住民の方、避難者でも中部に在住の方など、はじめての方が多く参加されていました。
参加者のうち、半数程度が避難者なのですが、この避難者の中で三分の一程度が、甲状腺のエコーなどの検査を行っていて、三分の二はおこなっていないということもわかりました。行っている人の大半が、軽微な異常も含めて、なんらかの診断が出ている状態です。
しかし、ここで長時間の質疑応答などを通して、理解していったのですが、やはり甲状腺の検査のうち、特にのう胞や結節に関しての診断が適切についているのかどうかという疑問があること。そして、さらに過剰な反応が、避難者の間で、起きている実情がよく分かりました。
とにかく、まずこうした話になると、何か騒ぎ始めるきっかけになる事柄があります(アクシデントや来島者によるなんらかの行為)。その事柄を過剰に受け止める避難者がいます。そしてその避難者が、医師や地元民に過剰アクションをおこします。アクションされた方が、キャパが広ければよいのですが、狭くて対応が失敗します(医師に多い)。その対応を受けて更なる過剰反応となります。
はっきり言いますが、沖縄避難者の一部に、自己実現や、自分の妄想を優先して、他者との人間関係や一般社会常識が相当欠落している人間がいて、トラブルがトラブルを呼ぶ構図になっています。大半の一般避難者の問題というよりも、一部の避難者(特定のグループではありません)が頭がおかしく、しかしそうした人たちに限って、被曝関連の活動の場にいろんな形で堂々と出てくるため、結局おかしなことしかおきない構図です。
日本社会で、他ならまず相手にされない人たちが、自分の自己実現で登場します。
もはや話になりません。
そういうタイプの避難者が、沖縄であちこちにいらして、他の避難地ではありえないことがおきている。其の度に、おかしな話が聞こえてきます。
僕は二年も経過して、こういう人たちは迷惑だと思っています。
しかし、現実的な解決はないんです。酷すぎますから。
だから、そういうことも含めて傷ついてる避難者と何人かお話しいたしました。大体、社会的にまともな感覚がある人ほど、追いつめられる構図になっています。頭のおかしい人に勝てません。
対処方法は
◎沖縄から出て他の土地に行く。
◎公の活動をせずひっそりと自分の生活に専念する。
これしかないのが現実です。
中部で、避難者でなく、元々沖縄県民のあるお母さんは僕にこう言いました。
「あそこまではっきり言ってい頂いてよかったです。ずっとこんなおかしなことをする人たちが必ずいて、本当にあたりまえのことも通じないし、沖縄というところも踏まえていなくて、ずっと嫌な思いをしていました。」
講演会にも軽微な嫌がらせはありました。6人で予約して、1人しか来なくて、後は当日突然にキャンセルするような話も聞きました。あのグループ関連だから、講演に行くとか行かないとか、そういう話題も多かったそうです。
もはやあきれ返るばかりです。
来場された方たちは「木下さんがもう一度沖縄で、講演やイベントはできないですか。」と問われましたが、僕は「言い出したあなた達が今度は主催してください。普通の人がやらないと、沖縄で妄想のような活動をしている人たちが、妨害しますから」と答えています。
沖縄は、本来は原発から距離を離せる有効な避難地です。
しかし、食材の流通が、相当東日本の食材が回っていること。医療の対応に限界があること。そして、一部の避難者のおかしな言動で、まどもな防御活動がまったく展開しないこと。この三点のネックが足かせになっていて、他の西日本避難地と異なる様相があります。
ですから、その点を十二分に考慮しないとなりません。強い縁故が無い方が、新たに沖縄に避難することは僕が薦められないのはやはり変わりません。
沖縄の地元の皆さんの意識は高く、いろんな形で県民側がサポートしたいという感覚も認知しているだけに、こうしたふうにしか言えないのは残念です。
まともな避難者の方が、まともな防御活動を、沖縄できちんとできる日がくることを願っていますが、道は険しいと思いますが。。。
追記
沖縄市講演で、僕が事後連絡をするように伝えた方は、必ずメールしてください。
なお、下記の感想もいただきました。
昨日の沖縄講演、家族と一緒に聞かせていただきました。
府に落ちるお話ばかりでした。
私自身、避難者の方々と接するたびに、沖縄へ避難された方はおそらく、すごく敏感で、それなりに裕福な方が多いのだろう、と感じます。プライドの高さを感じることが多いです。
沖縄には、私含め、経済的に苦しい方が多いと思いますし、上から言われてやることへの抵抗感は強いと思います。ですので、避難者の方々とは違う、私なりの感覚での、沖縄に受け入れられやすい伝え方はないかと考えているところで、昨日のお話はそんな自分を後押ししてくださったような気持ちになりました。
放射能問題を考えることが普通、当たり前、という感覚の世の中になることを願って、こつこつじわじわ広めていきます。がんばります。
沖縄に来てくださって本当にありがとうございました。