岡山開催!
【8/10(日) 三田医師&木下黄太 トーク「被曝影響と放射能防御」】
13時開場、13時半開演 きらめきプラザ (岡山市北区南方2丁目13-1)
申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/168805/
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とにかく川内原発のパブコメは、ブログ読者は、四の五の言わずに書きなさい。
⇒http://www.nsr.go.jp/public_comment/bosyu140716.html
日本の原子力規制委員会は川内原発1号機、2号機に審査書案を了承し、事実上再稼動にGOサインを出しました。
福島第一原発から、放射性物質が海水に拡散し、風向きで最低数十キロ先までは大気中に放出される状況下の中で、如何なる原発も再稼動させようとする考え方はおかしいとしか思えません。
基本的には。
この審査書案を了承し、どれだけ厳しい基準で審査をしたのかを、詳しく原子力規制委員会の田中委員長は別途説明もしています。
そして、「すべてを踏まえて正確に報道」というお願いをまず会見でしています。
お願いと言いながらも、これは、まず報道のあり方に対してこういう文言をいうこと自体、ある種の"脅し"的な文言です。
こうしたことを原子力規制委員会の委員長が会見の冒頭部分で発言していることから違和感を感じています。
そして、これまでの発言と同じですが「再稼動に委員会は関与しない」と繰り返します。
しかし「もう少し早くまとめられるのかな」という感想を抱いていたと本音も吐露します。
更に「厳しい監視という目があって」などと審査過程の周りからマスコミも含めての話を、こういう言い方をする人間が、田中規制委員長です。
僕から見れば、この程度の周りでも、「厳しい監視」という感覚を持つこと自体、原子力規制委員会のトップの感覚としては疑問だらけです。
しかし、今回、更に違和感を感じているのは、田中委員長が次のように発言していることです。
「基準の適合性は見ていますが、安全だとは私は言わない。これは何回も答えてきていること。」と言い続けていたことです。
勿論、絶対的な安全などということは、存在はしません。
神でもなければそんなことは言えないでしょう。
しかし、この基準審査をおこなう組織のトップが、「安全だとは私は言わない」という文言を繰り返す違和感は、尋常な話ではありません。
そこには、福島原発事故ということの責任を皆で背負わなかった、日本の状況とシンクロします。誰一人として、あの事態を引き受けなかった感覚が、ある種の無責任な状態を容認しろともいう言明が、田中規制委員長から為されているとしか思えません。
僕はこういう感覚が、3年半の時間経過で普通に開陳されることの方が怖ろしいです。
この恐怖にどう立ち向かうのか。
地元でない人々が、まずできることは、パブリックコメントで、原子力規制委員会に意志を指し示すべきです。
これしかありません。
パブリックコメント以外だと、住民説明会が、薩摩川内市といちき串木野市、阿久根市、日置市、さつま町であるだけ。
そして、立地自治体である薩摩川内市と市議会、県議会の意向を確認し、県知事が再稼働に同意するかどうかしかありません。
鹿児島県知事のスタンスを考えると、川内原発の再稼動を容認する方向で進む可能性が極めて高いですから、まずパブリックコメントが圧倒的多数として、再稼動拒絶、安全性は担保されていないから審査書案に不同意とならなければいけません。
しかも推進側は、全国で推進側関係者による組織的パブリックコメント投稿が為される可能性も極めて高いです。
貴女が緩くなっていて、貴女がパブコメを怠れば、追い詰められるのは貴女自身になります。緩くなっている避難者が多くて、僕は疑念の目で、貴女も見ています。
パブコメは提出してください。このブログを読んでいるなら。
http://www.nsr.go.jp/public_comment/bosyu140716.html
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【 坂本龍一氏が中咽頭癌。"教授"と福島避難団体支援でのある感覚 】
【「被曝に関連して、移住先でどういうふうに医者を探すのか」三田医師&木下の京都クロストーク 】
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