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汚染地・東京ディズニーランドを大阪USJが入場者数で上回る現実。梅毒が26年ぶり2000人超、最多は東京。

2015-11-03 22:35:25 | 福島第一原発と放射能

東京の人には聞きたくないニュースです。しかし、聞くべきニュースが二つ続きます。

一つ目はこのグラフ。2011年から報告数が急増しています。ブログ後半で記事は書きます。


さて、関西のニュースで、どの局もかなり大きく扱っていたのは、大阪のUSJ、ユニバーサルスダジオジャパンが月間入場者数が、前年同月比の20%増加となり、減り続けている東京ディズニーランドを来場者数で上回ったということです。

これには、ハリポタ人気などの影響も大きいといわれていますが、前年同月比でおよそ2倍となっている外国人客の増加も要因としては大きいです。

円安効果もあって、訪日外国人は増えていますが、それが関空に来日し、西のエリアを観光して帰るパターンが多くなっていて、この人たちの一番の選択肢はUSJです。

関西空港も、今年上期(1~6月)の航空旅客数が過去最多となる1096万人で前年同期比19%増でした。年間旅客数も最多だった2000年の2085万人を大幅に上回る見通しということです。まだ発着枠がそもそも多い成田空港の1800万人には届いていませんが差が詰まりつつあります。首都圏>京阪神の経済規模が数年前は3倍以上は違うと言われている状態の差を考えると、何か変化が生まれていることは間違いありません。

こうしたことがなぜおき始めているのか。

それは普通に考えて放射能汚染地であるエリアよりも、いろんな意味で比重は非汚染地に動くしかないということです。

こうしたことはいろんな兆候として顕れてくる可能性は否定できません。

そのひとつのポイントとして、誰もが好み、行きたがるようなテーマパークに、はっきりと西高東低がおきはじめていること。

これは一つの兆しですが、僕には大きな兆しと思います。被曝をするところに、きちんと考えたらわざわざ好んで行く人は多くはいる筈もありません。

現実は少しずつ変化しますが、貴女はその変化を見落とさないでほしいです。

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【放射能汚染でヤマトシジミの影響報告で知られる野原千代氏急逝、死から再考すべき被曝回避側の具体的教訓】

【バンダジェフスキー博士警鐘! さいたま「強歩大会」参加の女子高校生が急死、チェルノブイリとの相似】

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あのグラフは、2000年から2014年にかけての国内梅毒患者報告数の推移を示したものです。

2011年から増え始めています。

国立感染症研究所によりますと、梅毒の患者数が2037人となっています。2000人を超えるのは1989年以来、26年ぶり。1999~2012年は500から900で推移(2003年509⇒2012年875)していましたが、2013年は1200人を超え、ことし2015年は、10月の時点で2000人を越えているということです。

特にこの5年間で3倍も梅毒の患者は増えているのです。「1967年、1972年、1999年、2008年に小流行がみられるが、その原因は特定されていない。2008年以降の報告数に着目すると、2010年以降増加傾向に転じている。」という記載も国立感染症研究所にはありました。

http://www.nih.go.jp/niid/images/iasr/36/420/graph/f4201j.gif よりグラフを引用します。冒頭のグラフはこの一部を引用しています。



もちろん増えている一番の地域は首都圏、特に東京がメインです。800人を超えていて、二番目との間におよそ4倍の開きがあります。

梅毒の感染状況は、2013年にアウトブレイクしてから、その増加傾向は拡大する一方です。

他の先進国同様に、男性の同性間の性的接触に起因する梅毒の増加がまず目立っていましたが、それが男女や同性間や異性間を問わずに増加傾向にある状態が、一段と加速しています。

放射能汚染があるメトロポリタンで、どのようなことがおきるのかという事について、この梅毒患者数の増加も、注視すべき事象と僕は思っています。