そもそも原発から汚染水が出続けている近接海域で、魚を取るのかどうかということは、僕には有り得ない話と思います。
それをどうしても行いたい人達がいて、福島近海で、試験的に操業をしようとするケースは多いです。
いわき市漁協による、南相馬市小高沖で取ったマダコから52Bq/kgの数値が検出されました。
福島県漁連の自主出荷制限値は50Bq/kgにしているそうですから、それも平気でオーバーしている状態。
そうするとあたりまえですが、出荷制限になります。
ここの問題点は、浸透圧なども含めて体内にセシウムを蓄積しにくいはずのタコですら、このくらいのセシウムを蓄積させていることをどう考えるのかです。
タコやイカなどが最も多く含有しやすい、放射性銀の蓄積はセシウムよりも多い可能性が高いと思います。
一番安全度が高そうに見えるタイプの魚介類でも、近隣海域では捕獲し販売するのは、一般人に被曝影響を拡大させる行為に他なりません。
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きのうから、川内原発2号機が4年3ヶ月ぶりに、本格的運転の状態になっています。
更に、原発再稼動は、あたりまえの話になり始めていて、関西電力高浜原発3、4号機の再稼働についても、立地自治体である高浜町の町長は、来月の町議会で同意表明する見通しを毎日新聞に述べていました。福井地裁の判断を無視する構えです。
きのうの記事ではありませんが、原発再稼動反対運動の不在という状態が、全国的にあたりまえの図式になっていることは、とても怖ろしい話であると僕は感じています。こういうことは、日本の置かれている、決定的に厳しい状態をよく示していることだと感じています。