「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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TPP委員会強行採決よりも、ピコ太郎がテレビ番組登場が大事となる日本の病。来週玄海原発再稼働合格へ。

2016-11-04 22:45:50 | 福島第一原発と放射能

 テレビ朝日の音楽番組に出たピコ太郎の方が世の中には重大事で、食や自らの安全に繋がるTPPの強行採決には、世の中の人は殆ど何の関心も示していません。

所詮は世の中の写し絵に過ぎない、ネットも同様です。

僕は、TPPを強行採決した問題が大きいというよりも、そんなことには何にも関心を示さない人々が圧倒的に多い現実をかみしめるべきだと思います。

TPPに無条件で反対している立場では僕はありません。しかし、そうしたことを日本が受け入れるのかどうかは、多くの消費者が(生産者よりも)きちんと考えないとならない問題です。

しかし、ほぼすべてに近い消費者は全く考えない。生活に影響可能性があるのに。

これは自分たちの食事や、自分たちの医療などについて、実質的なことについて、実は関心は日本人消費者のほとんどは持っていないことの反映に過ぎません。

何も考えていない人々。そういう人々が多数だとどうなるのか。

そうすると、そんなに中身がない、ピコ太郎登場に熱狂する感覚となるのでしょう。

小学生が面白いと言うなら理解できなくもないですが、何回見ても僕には何も感じる映像ではありません。

何も感じる音楽でも、何も感じる踊りでもありません。

しかし、こういうものが何かの拍子にネット空間で爆発することは、よくある話です。

それを一定数の人が好むのはわかりますが、どうやらそうではない。

インターネット空間で世界的に好まれたという肩書によって、日本国内の現実的にシンクロする人がかなり多くなる。

そして、世界の重要な問題ということでなく、実は身近な人々の生活に関わる議論が起きていて、国会の委員会で強行採決という分かりやすい構図となっても、それに反応しない人たちが多数の国であると。

愚鈍な国民が拡大しているだけの現状をまざまざとみせつけられます。

これはおそらく、インターネット空間の情報が、現実空間の情報支配も容易にしている作用が、どんどん強まっていることも影響しているのでしょう。

まともな感覚の人が減り続けている実状。

こんなことをメルマガを書き終えてから、少し考えていました。本当に気持ちが重くなります。

 

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 ・福島での甲状腺がん多発について

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場 所  とくぎんトモニプラザ(青少年センター) 3F 大会議室 
     (徳島県徳島市徳島町城内2番地1 TEL:088-625-3852)

※小学生以下は参加費無料です。※保育はありません。
連絡先: info@tokushima-teijyu.net/  

前売チケット取扱店
平惣各店
(徳島市)Aaron’s・可否庵・O-ba'sh crust・オーバッシュカフェ
(吉野川市)オーベルジュ&スパ 美郷の湯・さくらカフェ
(阿波市)川人医院

主催:とくしま定住支援ネットワーク http://www.tokushima-teijyu.net/
協賛:さよなら原発徳島実行委員会・脱原発市民ネットワーク徳島
後援:徳島新聞社・四国放送株式会社 

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原子力規制委員会が、来週にも玄海原発の再稼働審査が、事実上合格となる可能性報じられています。これで、来年、玄海も一度は再稼働することになるのでしょう。

大したメリットもないのに、こうしたリスクを拡大させるだけのこの国。またしても、嫌気がさすばかりです。