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「200億円も義援金を送ったのに、放射能汚染食品で戻されると、兄弟のような台日関係は酷く傷つく」発言。

2016-11-15 22:21:30 | 福島第一原発と放射能

台湾で、これまで輸入禁止していた日本の一部地域による食品を、緩和するか否かで、各地で公聴会が開催されています。

そこで、反対意見が続出していて、政権側が対応に苦慮している状態です。

しかし、僕はあきれ果てています。

 「原発反対」を錦の御旗にして、政権獲得をした現在の台湾民進党政権が、こうした規制を突然緩めようとするとは、本当に政治家というのは、その存在そのものが「一寸先は闇」でしかありません。

 食の規制を緩めようとする民進党を、国民党と市民が連携して追及する構図になりました。民進党政権幹部の感覚は甘すぎる状態で、政治的には大きな失点になっていると思います。

 まあ、これも反原発であっても、反放射能とならない政治家や政党という構図ですから、日本の同じ名前の党とも被る話のような気がしますし、日本の他の反原発政党も似たような展開を散々見せつけられた状態とも類似しています。

最悪対応なのですから、蔡英文政権は対応を間違うと実は終了につながる話と警告しておきます。

そうした中で、こんな発言まで伝わってきました。攻守入れ替わって、国民党の地方議員によるものです。

「われわれは(東日本大震災時に)62億台湾元(およそ207億円)の義援金を送ったのにも関わらず、放射能で汚染された食品を返されるのは、兄弟のような両国の関係をひどく傷つけるものだ」( 国民党の李明哲氏、http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201611130001.aspxの報道より引用) 

こういう言葉を日本人は噛みしめるべきだとしか僕には思えません、人間なら。


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 被曝関連の対応で、我々にとってはいろんな意味で名前に聞き覚えがある、長崎大学名誉教授で、元放影研理事長の長瀧重信氏が、胸部動脈瘤破裂で亡くなったそうです。84歳。こうした立場の重要人物が、一人姿を消したことは、皆さんもご確認ください。ご冥福をお祈りいたします。

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後援:徳島新聞社・四国放送株式会社