【 原発事故による自主避難の子どもが、横浜市でイジメにあった事案で、留意すべき幾つかのこと 】
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汚染地であっても、外国人観光客が、原発事故直後よりも、増えていることは間違いないと思います。
これは時間経過とともに、そうした警戒意識は薄れるもの。
一般論としてはそういうことが大きいです。
しかも、政府にしろ、自治体にしろ、自分たちのところへ「どうぞお出で下さい。」運動を展開していますから、その影響は大きいです。
いろんな意味で、汚染地は海外対してのアプローチは続きますから、そういう汚染を気にしない人、そういうことに細かく確認しない人は、外国から観光客が時間経過とともに、2011年より増えても、何一つおかしくはありません。
日光もそうした場所の一つであるようです。
そういう観光地に外国人が戻ったから、よかったよかったと喜ばれるのは、どうぞご自由にと僕も言うしかありません。
しかし、「情報不足から日光は放射能に汚染されたなどの噂が流れた」とか、「震災直後、日光や那須高原は放射能汚染が…という風評被害が流れたことが影響したと思われます。そのデマを真に受けて、中国、韓国、台湾人が激減しています。」とまで言い出しているのを見ると、事実確認もしない劣化は凄まじいと思います。
この記事は、週刊SPAの扶桑社によるオンライン雑誌でヤフーで配信されています。
この記事について当該ライターは、記事についてこんなことを書いています。https://www.facebook.com/ito.wagatsuma/posts/334652546894924 より引用
「日光の観光客が震災前水準を越えたことを記事にしています。
栃木県発表の統計を見ると特に外国人観光客が激減したことが分かります。その外国人観光客も今年は震災前の水準を回復しそうです。
どうやら震災直後、日光や那須高原は放射能汚染が…という風評被害が流れたことが影響したと思われます。そのデマを真に受けて、中国、韓国、台湾人が激減しています。
台湾とタイ人は2012年から急回復して震災前を越えていますが、2015年時点で韓国人のみが震災前水準を大きく下回っています。
震災直後の日光は終戦直後くらい寒々しい雰囲気だったそうです。」
栃木県が農地の土壌検査に関して2011年にまとめた図です。農地は深く掘ってセシウムを検査しますから、通常の5センチまでの深さで土壌採取したものと比較すると、数分の一になると思われます。
つまり、実際は数倍はセシウムの汚染は存在します。その図像でもご確認ください。
那須と日光周辺の土壌汚染は酷く、この数倍ですから、数千Bq/kgのセシウム汚染はあたりまえにこの地域に存在しています。宇都宮市周辺などと比較しても汚染は顕著に存在します。
放射能が存在していることは、風評でもデマでもなく、ただの事実です。
こんな基本的なことも確認しない記事を、垂れ流す日本のマスコミは本当に劣化しているとつくづく思います。
出版の編集者のチェックがまるで機能しなくなっている現実を痛感するしかないと僕は感じています。
本当に「風費被害」という言葉は、実質を曇らせる用語です。この国はどんどん最悪になります。
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