「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
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三重・桑名から聞こえてきた30代から50代男性の複数突然死。お金があるので被曝回避する東京のリアル。

2013-09-05 23:58:08 | 福島第一原発と放射能

 僕がインターネットという媒体の問題点と思うのは、こちらがどのような感覚で、物事を書いていて、さらに情報提供している人の中にも、話をしてくるまでに、どのような逡巡があって、いろんな葛藤の結果、話が伝わってきて、それでもそこで、またやりとりをすることで、どこまで考えるべきなのかと言う事をずっと悩みながら進んでいると言う事が分っていないことです。

 インターネット、特にツイッターが酷いのですが、実質匿名でありながら、自己主張する形態がとれる媒体であることから、こちらが何をしているのか、どういうやり取りの経緯で伝えているのかを普通の感覚で知ろうとする様子もなく、第三者が、一方的な中傷をだけを展開してきます。

 特に情報を提供してくる側は、一つ一つのことが身近で対面していて、それが被曝の影響もありえるのか、自分の考え過ぎなのか悩んでいますし、個別の事案ごとに、ご自身と、亡くなったり病気になった対象との間にそれなりの関係性があって、それを悩みながら、話しています。

 しかも、その方と僕とのやり取りも、電話や対面など、書いていないレベルでのお互いの意思疎通も踏まえながら、話をしていることも、こういう輩は全く無視しています。酷い時には、情報提供をしてきた、その方の書いた文章と僕の見解とをごちゃまぜにして、非難だけをしてくるときさえあります。相手からの伝わってきた文章と僕の文章は、かならず===などで、瞬時に識別できるようにブログで書いていますが、おそらくそうしたことも読み取っていません。

 特に先天性の奇形という要素と、食べて応援の要素がタイトルにあったことが、その人々の過剰反応の原因でしょうが、そもそもどれが原因と推定もしていないし、ただし総合的に、ほぼ被曝回避を何もできていないことが、間違いなくあるだろうとは推定できる状態を書いています。ただ、こういう回避できていない人は、実は一定数以上いて、それが危険である可能性を指摘されるだけで、生理的に拒否するのだろうと思います。

 なら読まなければよいと単純に僕は思いますが、むしろ熱心に否定をしてくる時点で、本音で彼等は恐怖心が相当強いのではないのかと推測できます。だから、こまった反応でもあります。

 あたりまえですが、放射性物質を一定以上含んでいる可能性のある食品は極力回避することしかどこの場所でもできることはありません。これは初歩の初歩なんです。こんなことさえ過剰反応するのはツイッターの愚か者だけです。 汚染地の作物が、本質的には、回避されているのは、例えば、高級住宅地の『成城石井』で、西日本の野菜や米、肉ばかりが、結構な値段であたりまえのように売られている現実を見れば分かります。成城の本店などに行けばとてもよくわかります。被曝回避できる作物に高い値段がついています。金持ちはそういうものを買って過ごしています。お金で被曝程度は変わる現実があるんです。の中の大半の人は、言わずに回避しています。金持ちや権力者は特に。知らない馬鹿が馬鹿をみるだけです。本当はお気の毒な話です。

 勿論、吸気被曝や接触被曝があるエリア、関東や南東北では食べ物を気を付けても慢性被曝しますし、微量の汚染が水道水にもあるのが、本当に大丈夫かわからないと、ベラルーシ大使が話しているのが、更なる現実なのですが。

 さて、大飯原発を再稼働させたい国側は、大飯の活断層は問題ないため、再稼働するときょう言い出しました。どのような原発であれ、再稼働させるべきではありませんし、全部廃炉していくしか本質的に方法はありません。この点で、再稼働話に障害となる話が、実は、同じきょうおきています。定期点検中の大飯原発3号機から突然蒸気が噴き出し、まわりから一時、作業員が退避しています。扱いがニュース上、極めて小さいことで認識していないかもしれませんが、再稼働話が出ている時に、その原発から蒸気漏れがおきたら、普通は大丈夫かと考えるのが、当たり前の話ですし、そもそもこうした時に、電力会社が「放射能は外部に出ていない」ということが、本当なのかどうかを疑うことから始める話です。

 こういう観点で、Facebookの僕のウォールに書き込んだところ、今度は自称「環境派」の中年男が「地球温暖化」とか「PCB汚染」を口にして、こちらを罵ってきました。僕が廃炉を主張することが「『全部の原発を廃炉するしかない。』という事は危険なことです。無責任だと言っているわけ出す。」などと言っています。

 僕のFBウォールにやりとりもありますし、その男は⇒https://www.facebook.com/sjnaitoです。再生可能エネルギーに関心がある様子を見せています。再生可能エネルギーを進めることが悪いわけではありませんが、再生可能エネルギーをすすめる勢力の一定部分が、「地球温暖化」などの単語を振りかざし、火力よりも原子力を優先して選択したのは間違いありません。この深刻な被曝事態に至っても、そうした主張を突然おこなってくる状況があります。これは実質的に原発推進勢力の補完をしている役割です。こうしたことを無自覚にしていた、している人達もいるでしょう。しかし、そうではなくて、原発推進補完機能からこうしたことを自覚的に行っている人々も間違いなくいると僕は思います。

 いずれにしても、こういう輩が次々と湧いてきて、更にFBの僕の個人ウォールまで来るのは、とても珍しいです。どうしてなのか? 僕は関心がありますよ。

 

 さて、名古屋の講演で大変に気になる話を聞きました。

 三重県桑名市で健康被害が続出しているという報告です。確かに五十代や三十代の知人が複数突然死。しかも居住エリアが近いそうです。この方には近隣の線量を確認し、バックグラウンドと異なり、顕著に高い地面があれば、土壌調査を行うことをすすめています。特に溜まりやすい場所でマスクをして確認し、土壌検査に出しましょうという話です。

 健康被害報告がおきた後に、遠隔地の土壌汚染が判明したことは、チェルノブイリでもありますから。確認作業は必要です。


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前回どこまでお話ししたのか忘れましたが最近の事をお話しします。


■同級生五十代。桑名市。
昨年夏に神社の清掃作業で会いました。その一ヶ月後くらいに桑名正博さんと同じ病気で朝お風呂で倒れ意識が戻らないまま一週間後亡くなりました。
■知り合い五十代。桑名市。
五月頃
もともとぜんそく持ちだったらしいのですが、突然なくなりました。その亡くなった日かその前日に私はその人がボートハウスのボートの横を歩いている元気そうな姿を見ていましたので驚きました。
■知り合いの息子さん三十代。桑名市。最近首の辺りの血管が切れて亡くなりました。
■同級生五十代。桑名市。上の方の家の裏の町内です。
脳梗塞になりましたが、元気そうではあります。

また、一週間程前、桑名市内近隣で老人が熱中症で亡くなりました。


これは関係がないかも知れませんが。親族のお祖父さん名古屋市熱田区。80代と高齢ですが一ヶ月程前に地下鉄で脳溢血で倒れ未だに意識が戻りません。
二ヶ月前には別の親族のお祖父さんも同じように脳溢血で一ヶ月後亡くなりました。そしてその義兄が今度はパニック障害になりました。

先月、孫2人が手足口病になりました。1人は重症でした。

今年亡くなった同級生の家の近くの歩道に車が突っ込み心臓マッサージをするような事故があったのですが、その三日後くらいに同じ場所で事故が起きています。偶然にしては気持ち悪すぎます。


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健康被害と思われる症状が、更に深刻化しています。 

 

 報告、相談はまずメールください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp         

 

   事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。 

 

  「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。被曝から2年半近く経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝は危険です。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。早く移住してください。」

 

 甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの数値も確認した方が良いと思います。 

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【10/4(金)木下黄太講演会 IN 旭川】

18時開場 18時30分開演・終了21時

場所:旭川市建設労働者福祉センター(愛称/サン・アザレア)3F 座席数・・・156席
    旭川市5条通り4丁目  
  ★施設の有料駐車場あり

前売り/1000円  当日/1200円
*旭川講演の前売りチケットは、珈屋Lamp(旭川市末広東1条1丁目7-6)で購入するか、
 住所・氏名・電話番号を明記の上、下記のメール宛にご予約いただくと、
 当日受付にて「前売り」扱いで清算いただけます。

予約メールアドレス⇒⇒⇒ ezonokurohune@yahoo.co.jp


【10/5(土)木下黄太&野呂美加 ジョイント講演会IN 札幌 】

場所:佐藤水産文化ホール   座席数:140席
   札幌市中央区北4条西3丁目 交洋ビル3階 
   *札幌駅南口、ロータリー正面(南口から2分)
  
時間:13時開場  13時30分開演・終了16時30分
   *14時30分頃より野呂さんが入り、一時間程度は野呂さんがいる状態です。

前売り/1500円  当日/1700円
*札幌講演会の前売りチケットは、住所・氏名・電話番号を明記の上、
 下記のメール宛にご予約いただくと、当日受付にて「前売り」扱いで
 清算いただけます。

予約メールアドレス⇒⇒⇒ junko@concierge-junko.com


★両会場とも、託児室はご用意しておりません。両会場とも主催は『蝦夷の黒船』


【10/6(日)木下黄太講演会 IN 函館】

『放射能健康被害の現状と対策』

14:00~16:00
会場:北海道教育大学函館校7号館第14講義室(函館市八幡町1-2)
資料代:500円 
※事前申込必要なし。主催「道南内部被曝を学ぶ会」 090-8265-4658

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福島市、突然死2人の高校で、生徒2人が甲状腺がん、うち1人は兄弟全員が疑陽性。野呂さんのトーク感想。

2013-09-04 23:08:36 | 福島第一原発と放射能

 福島からの情報は断片的に情報が入ってきます。福島市内のある高校で、甲状腺がんが二人出ていると言う事です。まあ、こんなことを問題ない等という連中が偽物なのは、もうはっきりしているし、これを誤魔化すことは、日本政府は最終的にはできないと僕は思います。

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福島市で突然死の生徒が二人出た高校で、今度は甲状腺がんの子が二人出たと聞いています。
一人は住まいは二本松市で、兄弟が全員疑陽性ということです。

その高校のすぐ近くの美術館図書館は春に十数万Bq/kgの汚染が計測されたと聞いています。

私は6月末に甲信越で移住の下見に来て帰りの高速の松川パーキングで子どもは喉に痰が詰まると訴え翌日朝に嘔吐。
その日から移住までの3週間体調不良で、私と息子は毎朝吐き気と頭痛、ダルさが酷くて息子は殆ど学校に行けず、小児科で診てもらうと血尿が出ていた。血圧も82-60と低かった。
血尿は2週間前の大きい病院での検査まで続いていて血液検査の結果も少し良くなかった為に腎臓の専門の病院で診てもらうようにと言われ、移住先の公立病院で受診。血液検査を見て全く異常がないし、「こちらでも甲状腺の検査をしたら60%の子供に嚢胞があったから全く問題ないし心配しなくてもいい」と言う医師で、唖然としました。


そして息子は自律神経が悪いとの診断でしたが、どう考えてもおかしい事ばかりで検査の結果を聞きに行っただけです。
娘も蕁麻疹のようなものが足と手のひらに出て、かなり酷くて、同じ病院で受診しましたが、蕁麻疹ではないと言われただけで、ステロイドを出されて終わり。移住後、一週間は全員吐き気とダルさ、頭痛が続きました。
喉の詰まりと痰が絡むのは一ヶ月近くなってようやく治まってきて、皮膚に針が刺したようなチクチクとした痒みはなくなりました。
でも2、3日に一度はダルくて動けなくなることがありました。

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 避難先で、甲状腺エコーで、結局結節とどれだけ診断されたのかというきちんとした情報も検証せず、小さいのう胞の割合が同じ(これははっきり言ってエコーの見方で何とでもできるレベル)と言い出す、甲信越の医師の知性を僕は相当に疑います。

山下俊一氏が言っている本当の意味をこの医師達は逆に誤認しています。少なくとも問題があるのは、5ミリ以上の結節と極端に大きいのう胞のみ。これが甲信越で多くいるならわかるけれども、そういう話でないことで、無意味な安心を与える感覚は医師失格とも言うべき話と思います。僕の中では、医師不信どころではないし、対照群検査というスタイルで、結局福島の子ども達をおしとどめ、人体実験に加担しているという話です。不愉快極まりない医師達です。

 

 「チェルノブイリのかけはし」の野呂さんから、ぶっちゃけトークに来られた皆さんへのお礼とか、僕への感想が届いたので、そのまま掲載しておきます。野呂さんという人の柔軟さがとても良くわかる文章だと思いましたし、僕という人間のスタンスを、あの短い日程で、野呂さんがとてもよく理解されていることにちょっとびっくりしました。僕もとても興味深い2日間でした。また宜しくお願いします。

 

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木下黄太さんとのぶっちゃけトークin京都、名古屋
お越しいただいたみなさまありがとうございました。
ぶっちゃけという割には、個人名でてないやん!と期待はずれ!とお叱りのメールもあったそうですが、会場の雰囲気がとてもよく、心地いいので言いたい怒りがなんだったか忘れてしまったということもあります。
今回、いつもはチャットばかりの木下さんですが、ゆっくりお話を聞くことができました。
テレビ局にいた人なんだなぁと。そこで、仕事をしていた日本人なのだとよくわかりました。
飛行機や宿のお手配から、どこで食事をするまで、ずいぶん細かく設定され、細かい報告をいただき、普通ボランティアで、
そこまではできないのですが、ああこれが社会の常識なんだと気づきました。

いつもアバウトに適当にしている自分に反省。
そういう一般社会人の目でみたら、反原発運動がどんなにいびつでおかしな洗脳がまかり通っているか、おまえら非常識だろ!という叫びが木下さんの叫びだったんですね。
日本の反原発運動の中に、「妥協」する組織を入れ込んできたほどの推進派のあの手この手。今は小泉さん自らが、反原発派の中にトロイの木馬として入ってくる。
そういうことに対する勘所はさすがにテレビ局にいたかたです。


しかし、今のマスコミは完全にジャーナリズムの精神を捨てきったのですから、もう存在意義は、なんなのだろう?
声をあげられない、彼のようなディレクターやプロデューサーたちは、じっと息をひそめているのか?
新聞社にもいるはずです。みんな知らないふりをしてる。
たぶん、あとで良心の呵責に耐えられず、自殺するかなと私は思う。

今の日本がおかしいと気づく勘の良さ。
これはね、記者の勘、刑事の勘(これはずれること多いかな)、などありますが、本能に近い、母親の勘も同じ。
生物としての直感。人間社会の中にいて、これを失えば、自分なりの信号を失えば、社会的に殺されることもある。今のように。だから、その勘は生存本能ともいえるかもしれない。これが弱いか強いか、鍛えているか、放棄しているか、人間の種としての強い弱いはそれにつきる。

 あたまでっかちになって、放射能の先生について、あれこれ数字をひっぱってこのぐらいなら安全とやっている人間は、種として生き残れるかどうかわからない。
もっと、うなれ!もっと、さけべ!もっと怖がれ!もっと疑え、もっとかみつけ!
毛が逆立つほどの、敵に囲まれているようなそんな状況なのに、子供を守ってウーとうなっている猫ほど一生懸命にも生きていない人間になるな。
 

 さて、木下さんはバンダジェフスキーのときからのどが痛いと言っていますが、あれだけシャウトしていたら、治る暇ないね。
 俺にとんまな質問スンナ!すでにそれは、会場へのお約束のようになっていて楽しかったです。
 木下さんは東京の人たちの仕事ぶりがおかしい、といっていて。確かに話が進まない感あるよね。別の東京から避難された方も、東京の人の仕事が遅くなっていると。間違いも多い、そういう感覚。これが本当の放射脳。
ついこの間もあったな。
なんて私も思いながら、手配いただいた飛行機の時間をまちがって乗り遅れた自分がここにいる。私も放射脳ですね。
 しえええ、恥ずかしくて言えない。みなさん、ありがとうございました。

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来月、旭川、札幌、函館で講演しますが、札幌ではまた、野呂さんとジョイントします。

【10/4(金)木下黄太講演会 IN 旭川】

18時開場 18時30分開演・終了21時

場所:旭川市建設労働者福祉センター(愛称/サン・アザレア)3F 座席数・・・156席
    旭川市5条通り4丁目  
  ★施設の有料駐車場あり

前売り/1000円  当日/1200円
*旭川講演の前売りチケットは、珈屋Lamp(旭川市末広東1条1丁目7-6)で購入するか、
 住所・氏名・電話番号を明記の上、下記のメール宛にご予約いただくと、
 当日受付にて「前売り」扱いで清算いただけます。

予約メールアドレス⇒⇒⇒ ezonokurohune@yahoo.co.jp


【10/5(土)木下黄太&野呂美加 ジョイント講演会IN 札幌 】

場所:佐藤水産文化ホール   座席数:140席
   札幌市中央区北4条西3丁目 交洋ビル3階 
   *札幌駅南口、ロータリー正面(南口から2分)
  
時間:13時開場  13時30分開演・終了16時30分
   *14時30分頃より野呂さんが入り、一時間程度は野呂さんがいる状態です。

前売り/1500円  当日/1700円
*札幌講演会の前売りチケットは、住所・氏名・電話番号を明記の上、
 下記のメール宛にご予約いただくと、当日受付にて「前売り」扱いで
 清算いただけます。

予約メールアドレス⇒⇒⇒ junko@concierge-junko.com


★両会場とも、託児室はご用意しておりません。両会場とも主催は『蝦夷の黒船』


【10/6(日)木下黄太講演会 IN 函館】

『放射能健康被害の現状と対策』

14:00~16:00
会場:北海道教育大学函館校7号館第14講義室(函館市八幡町1-2)
資料代:500円 
※事前申込必要なし。主催「道南内部被曝を学ぶ会」 090-8265-4658

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福島の梨を食べて応援の母親の乳児、先天性心疾患と腎不全で死亡、仙台。10/4旭川、5日札幌、6日函館講演。

2013-09-03 20:30:50 | 福島第一原発と放射能

北海道での講演会、10/4旭川、10/5札幌、10/6函館の詳細。

【10/4(金)木下黄太講演会 IN 旭川】

18時開場 18時30分開演・終了21時

場所:旭川市建設労働者福祉センター(愛称/サン・アザレア)3F 座席数・・・156席
    旭川市5条通り4丁目  
  ★施設の有料駐車場あり

前売り/1000円  当日/1200円
*旭川講演の前売りチケットは、珈屋Lamp(旭川市末広東1条1丁目7-6)で購入するか、
 住所・氏名・電話番号を明記の上、下記のメール宛にご予約いただくと、
 当日受付にて「前売り」扱いで清算いただけます。

予約メールアドレス⇒⇒⇒ ezonokurohune@yahoo.co.jp

【10/5(土)木下黄太&野呂美加 ジョイント講演会IN 札幌 】

場所:佐藤水産文化ホール   座席数:140席
   札幌市中央区北4条西3丁目 交洋ビル3階 
   *札幌駅南口、ロータリー正面(南口から2分)
  
時間:13時開場  13時30分開演・終了16時30分
   *14時30分頃より野呂さんが入り、一時間程度野呂さんがいる状態です。

前売り/1500円  当日/1700円
*札幌講演会の前売りチケットは、住所・氏名・電話番号を明記の上、
 下記のメール宛にご予約いただくと、当日受付にて「前売り」扱いで
 清算いただけます。

予約メールアドレス⇒⇒⇒ junko@concierge-junko.com


★両会場とも、託児室はご用意しておりません。両会場とも主催は『蝦夷の黒船』


【10/6(日)木下黄太講演会 IN 函館】

『放射能健康被害の現状と対策』

14:00~16:00
会場:北海道教育大学函館校7号館第14講義室(函館市八幡町1-2)
資料代:500円 
※事前申込必要なし。主催「道南内部被曝を学ぶ会」 090-8265-4658

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仙台で心疾患などを伴って生まれてきた新生児が、この夏亡くなった報告です。このお母さんは食べて応援していたそうですが。。。他にも東京周辺から聞こえてくる話も報告されています。

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先日電話でお伝えした仙台で今年生まれた赤ちゃんの詳細です。
心臓欠陥・腎不全でこの夏に亡くなりました。
 
 

 

私も彼女と同じく子どもが生後2カ月までNICUでお世話になった経験があります。

 

今は生きて大きくなっていますが、その時は生死をさまよい、今後はどうなるのか、本当に毎日が辛い日々でした。

 

 被曝していてもしょうがない、こどもに障害が出てもしかたない、と

 

こどもの健康を軽く母親たちが本当に多いことを憂いています。

 

 

 

自分が産んだこどもが死ぬということ、こどもが入院生活を送り母親は何もしてあげることができないということが

 

どれほど悲しいことなのか、被ばくに対する認識を持つことで、それを少しでも防げるならと考えています。

 

 

 

今年産まれた赤ちゃん。仙台市。37週なので一応正産期。2000g以上あった。

 

翌日、血液の濃度が酸性で、専門病院へ緊急搬送。

 

先天性心疾患と判明。「いつ死んでもおかしくない状態」と言われる。

先天性心疾患(1万人に1人という割合の非常にめずらしい病気で手術も難しいそうです)

 

肺(肺動脈)

 

腎臓(腎不全)

 

 

腎臓は先天性にどの程度疾患があったかは不明。ショックの時に強い薬を使った影響も考えられるそうです

 

この夏に死亡。死因

 

肺に水がたまり、肝臓が欝血。

 

生きている間に、心臓の手術1回、肺動脈の手術 1回。
 

 

生きていれば3歳までに、心臓の手術や臓器移植が必要と話していたそうです。

 


 

彼女は福島の梨を応援で食べていました。

 

震災後栃木にいちご狩りに行きました。食材の添加物には気を非常に気を配っています。

 

 彼女に今「被ばくうんぬん」を伝えると、彼女が自分を責めてしまうかもしれないので

 

今後ころ合いを見計らって、そういう話をすると思います。

 

 

 

その他、東京東部で耳の奇形の赤ちゃん(今年誕生 )

 

眼鏡をかける幼児の増加、手足口病(大人の罹患なんて!)、気になっていることはたくさんあります。

 

 東京は始まっています。
 

 

 今度、都内の〇〇区の守る会に出席してこようと思っています。

 

みなさん、ここに住みながら被ばく対策をすることに熱心です、それもいいことだと思っています

 

モンスター扱いされようがおかまいなしに活動する彼女たちのおかげで、

 

区の給食や、野外活動先が変更され、少しでも危険が軽くなっていると思います。

 

まったく気にしてない子供の家庭のお子様でも少しは被ばくが軽減できているはずです。

 

木下さんは本質的には・・と思うかもしれませ んが、一概に否定できないと私は考えています。

 

 今彼女たちが何を考えているか、話を聞いてこようと思っています。
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 この他にも、東葛地域で、2012年の初めころ、流山で産まれた赤ちゃんが生後2カ月で喘息になった話や、泥まみれで遊び、収穫されたものを食べている国立の幼稚園で鼻血をだす園児が多い話なども、この方は伝えてこられています。
 こうした情報を集積し、対応することが最も大切です。断片情報であっても、将来こうした話が、何か大きなことに連なることはよくあります。報告をして下さい。


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 健康被害と思われる症状が、更に深刻化しています。 

 報告、相談はまずメールください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp         

   事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。 

  「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。被曝から2年半近く経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝は危険です。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。早く移住してください。」

 甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの数値も確認した方が良いと思います。 


 



「この話がおかしいのは、本当は東京が汚染で壊滅だからでしょ。」名古屋であるカフェ店員との話。

2013-09-02 21:39:09 | 福島第一原発と放射能
 僕が調子が戻らずきょう一日、眠りつづけていたので、バンダジェフスキー博士講演DVDのメール送信が遅れています。最初の送信は明日から。だから、一次締切ギリギリの方にメールが届くのが、9/14頃になります。少し遅れて、ごめんなさいね。
 
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   きのうブログ記事に書いた、名古屋講演会で、関東からの避難者による「障がい者の20代知人、横浜で突然死。50代女性、鎌倉で、病気が悪化して、死亡。 知人弟突然死、川崎。 親戚女性4人、子宮筋腫。関東の他の親族。40代女性膠原病。40代男性両目網膜剥離。」という情報をお伝えしましたが、それ以外にも身近な健康異変がおきているという報告が、この方からメールで届きました。
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こんばんは。名古屋で関東の健康被害を報告した者です。
 
書いた以外にも、

・2011年秋 東京在住友人 帯状ヘルペス
・2011年秋 鎌倉友人 腸の病気で入院(正式な病名分からず)
・2011年冬 埼玉か千葉か 友人の友人の息子さん 急性白血病
・2012年秋 東京在住叔父(70代) 肺炎で入院
等があります。

もちろん、全て放射能とはいえないでしょうが。
 
自分の体調としては、移住前(2011年秋まで)とにかく目がいつも腫れていました。
夜自分の布団で寝て、朝目覚めるといつも目が腫れるという状況になり、これは住む場所ではないと確信しました。
主人も目が腫れる上に、心臓がチクチクする、といつも言っていました。
移住してからは、二人ともこのような症状はありません。悔しいことに老眼にはなってしまいましたが。
 
2012年秋に仕事でどうしても東京で食事をしなければならなかったとき、
食事の最中に口の中に2センチくらいの巨大な血豆ができました。
それからは、東京に行った日数を手帳でカウントするようにし、年間10日以内に収めようと努力しています。
 
高齢者の死は本当に多いので書きませんでしたが、主人の母、私の大叔母、母の従兄、小学校時代の恩師などが
亡くなっています。
 
驚いたのは、今年のお正月すぎに横浜の実家に帰ったとき、何気なく妹の机を見たら、喪中葉書が8枚くらいあったこと。
亡くなっていたのは全て70代、80代の方でしたが、家族4人で暮らしていた時でも、喪中葉書は全員合わせて
毎年せいぜい3枚くらいでした。
ぞっとしました。
 
また、横浜に2012年夏に帰った時に、近所の人の息子さんが突然死した話をしていたお婆さんが電車の中でいました。
70代後半とみられたので、亡くなったのは50代男性と思われます。
電車で突然死の話を聞いたのは、43年間生きてきて初めてだったので、それも不気味でした。
 
私はもともと名古屋に縁があったので、3月14日の3号機爆発の映像を偶然ライブで見て、
これはダメだとその日の午後に名古屋の友人のところに避難しました。
テレビで爆発を見たときは、関東も終わりだ!!と大パニックになりましたが、
風速30メートルの強風が自宅方向に吹いていたとしても5,6時間はかかるとざっと計算し、ともかく逃げました。
 
逃げている最中に驚いたのは、逃げている人がほとんどいなかったことです。
「みんな、逃げないんだ!?」 それも大きなショックでした。
パニック映画のようになる前に脱出しなければ、と思っていたので、ホッとする反面、ゾッともしました。
 
移住してからも仕事で時々東京・横浜に行かなくてはいけなかったので、
いつもマスク・サングラスをしていましたし、今でも行くときはそうしています。
夏は暑いし、奇妙だし、カッコ悪いし、本当に嫌ですが、汚染地帯なので仕方ありません。

向こうから帰ってくるときは、「第一次除染」と称して、
まず新幹線のなかでウエットティッシュで服やカバンなどをふきまくります。
家に帰っても、カバンはとりあえず玄関に置いたままにし、そのままお風呂場に直行します。
極力、自宅に放射性物質を持ち込まないよう努力しています。
なるべく布のカバンにして洗濯しますが、洗濯できないカバンは翌日以降に、マスクをして念入りに拭きます。
 
私は、どうして皆がここまで鈍感なのかさっぱり理解できません。
狂牛病や中国の冷凍餃子事件などの時は、ギャーギャーとヒステリックに
騒ぐくせに、その線引きがどこなのかまるで分かりません。
 
私はチェルノブイリのプルームが日本に来た日をよく覚えているんです。
ゴールデンウィークの最後のほうの日だったはずです。
たまたま野外ライブの日で、しかも雨だったんですね(苦笑)
アン・ルイスが「みんなだけ放射能を浴びさせないよ!」と屋根から出て歌っていたのが印象的でした。
チェルノブイリのときは、ヨーロッパの食物を1年か2年か輸入禁止にしましたよね。それもよく覚えています。
あ、政府も結構まともな対応をするんだな、と思ったので(笑)
 
私と主人は、2011年6月くらいに新宿で開催された木下さんの講演を聞いています。
名古屋への移住の大きなきっかけだったことは間違いありません。
 
私も木下さんほどではなくとも、放射能の話を折に触れするようにはしているのですが、
ともかくあまりにも皆の理解がないのでめげてしまうのです。ずいぶん傷つきました。
だから、どうしても口をつぐむ方向になってしまいます。
 
今日、名古屋の会場であんなにたくさんの避難者の人を見たのは本当に嬉しかったですが、
逆に木下さんの講演に集まる人が、だんだん「もう避難した人」ばかりになっていくのではないか、という
危機感もちょっと持ちました。
 
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 ただ、名古屋講演でこんなに避難した人が多くなったのかというのも、本当に意義深いと考えます。

 実は、講演会&懇親会の後に、名古屋のあるカフェレストランで、スタッフと打ち合わせをしました。軽く食べながら話をしたので、食材の産地確認を少ししました。
「関東や東日本の産地は避けているので。」僕がこう言うと、
「いや、それを避けると難しくないですか。なかなか大変になりますよ。」と若い店員は答えます。
「そうだけど、避けないとだめですよ。」と強くいうと、
「いや、わかるんですけど、それは相当汚染が酷いですからね。僕も最初は相当気にしていたんですけど、もうきりがないから、そこまでは考えなくなっていて。」と彼は答えます。
「ダメですよ。わかっているなら、きちんと考えないと」、僕がこう言うと、
「いやー。まあ、あれですよね。要は東京が壊滅しているから、この話がきちんとならない訳だし」とこう話してきました。
その後も、いろいろ話したのですが、この店員さんは、フランスに良く行くらしく、フランス的な感覚でいうと、事故がおきた時に「東日本は本当に壊滅かな」と思ったそうです。
それで、さらにその後、フランスに行くと、フランスでの反応はもっと凄まじい状態だったそうです。日本に向けられている眼は残酷なまでにシビアな感じです。
「彼らは、チェルノブイリを経験しているから、全然甘くかんがえてないんです。」こう彼は話します。
「福島だけなら、ここまでならないと思うんですが、本当は放射能汚染で東京が壊滅しているから、それを言えないから、日本はこんなにおかしくなっているんでしょう。危ない食べ物も流通して。自分も最初はとことんまで調べたけど、これを続けていく精神的気力が持たないですね。だから割り切って、自分は、西のモノが選択肢にないときは、甲信越や関東のモノを食べることもあります。ただ友達の子どもとかには食べさせていません。それは気を付けているけれども。」

 勿論、名古屋という非汚染地だから、この対応で回避できるという話ですが、普通に仕事をしている店員さんの口から、「東京は本当は壊滅」という単語が、野呂さんとのトークや懇親会後に名古屋のカフェで聞こえてくる偶然というのは、とても面白く感じました。僕も少しフランス関連はわかるのですが、おそらく特に専門的な知見は無くても、ヨーロッパとのつながりが何かある人は多かれ少なかれ、こういう話は向こうからは聞いていると思います。
そうしたことも踏まえて、冷静に観察すると、
「東京が壊滅的な汚染だから、この話は言い出せないし、おかしな方向になっている。」ということは、実は当たり前の話だと言う事です。

 野呂さんがトークで散々話していた、「被災者支援法なのに、『残る権利』を明記することは異常」という中身も、ここに通じることだと僕は思います。

 このカフェの方たちは、僕がそこで話していたことも面白がっていたみたいで、今後、フライヤーがあればおいてくれそうでした。一緒に打ち合わせしたスタッフが僕に話したのですが、「きょうはこれが一番面白かったかも。でも、あそこまで分っている人は、分っているから、逆に私たちのような運動の中に、なかなか来ないですよね。分っていて、ダメだと思って、だから黙っている人たち。でもこういう人達が入ってこないと、本当に活性化しない」と。

僕もそう思います。こういう人達は首都圏にも多くいて、こういう人達にスイッチを入れられるのかどうかが、実は、闘いのポイントと理解しています。



 

聴衆の熱気が凄まじい名古屋講演で聞こえてきた、神奈川で相次ぐ突然死や病気の急激な悪化による死。

2013-09-01 22:21:04 | 福島第一原発と放射能

 きょうの名古屋での野呂さんとのジョイントトークは、260人位の方が参加されました。きのうよりは、踏み込んだ話は、少しは出来たような気がします。

 特に興味深かったのは、名古屋という距離的なポイントということもあって、身体症状の報告などがいろいろとありました。勿論、首都圏からの避難者が参加者のうちの四割くらいを占めていて、スタッフも「来ている人達が大変に貪欲だった」と漏らしていました。野呂さんと僕のジョイントを、もっと開催したいと言ったのは、名古屋のスタッフで、その期待通りの結果かもしれません。幸いにも、第三者による妨害はおこらず、ホッとしました。

 参加者の皆さんに確認したいのは、名古屋エリアで、これからも何かをやっていくのに、手助けをしてくれる人がいてくれたら助かるそうです。そういう方も是非申し出て下さい。

そうした参加者の中で気になる突然死等の話がありました。関東避難者からのお話です。

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2011年の3月末に障がい者の20代知人、横浜で突然死。

2012年春 50代女性、鎌倉。病気が悪化して、死亡。

2012年秋 知人弟突然死。川崎。

2012年 親戚女性4人、子宮筋腫。1人入院。全員関東在住。

関東の他の親族。40代女性膠原病。40代男性両目網膜剥離。

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他にもいろいろと伝えたいことが、皆さんから続々と言われました。中部エリアで、気になる話もありました。こういうシビアな情報をどう考えるのかということはとても大切です。トークは16時25分ぎりぎりでも終わらず、東別院の外のデッキで、100人以上の人達に僕と野呂さんが取り囲まれる状態でした。講演後に取り囲まれることは何回かありますが、今回はその熱気がまったく違うレベルに強かった感じがします。一時間近く対応していましたが、まだ書くことがあるので、あすの更新でさらに追加して書きたいと思います。


福島県の鮫川村で、大変危険な焼却炉が本稼働後わずか9日でトラブルが起きた事案で、現地のグループから、「焼却施設 爆発」というタイトルの文章が届きました。ご確認下さい。


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焼却施設 爆発

本稼働後わずか9日目―起こるべくして起きた事故
8月29日午後2時半頃、焼却炉の主灰を移すコンベアを覆うパイプが大音響とともに3mにわたって大きく破断しました。
使われている焼却炉(回転床炉)は特殊なタイプで、国内での実績がほとんどなく、これまでにもトラブル続きで破たんするなどして、現在稼働しているのはわずか1~2箇所とみられます。
調べた結果この焼却炉は様々な点で危険性が高いことが分かり、当会は再三反対してきました。福島第二原発で焼却炉の運用にあたっていた元東電社員は「まるでオモチャだ。こんな炉は1年も経たずにぶっこわれる」 と指摘していましたが、稼働直後に現実となってしまいました。
国、村の危機対応は適切だったのか
事故直後、国と村はどのような緊急対応をしたのでしょうか?
住民を被ばくから守るため、十分な役割を果たしたでしょうか?
残念ながら、落第点と言わざるをえません。
爆発が起きた時、ただちに住民に通知し避難誘導しましたか?
なぜ爆発が起きたのか、何らかの説明をすべきではないでしょうか?
数日経った今も新聞、テレビでその点が伝えられないのはなぜでしょうか?
議員や監視委員会は住民の安全を守るためにどのような役割を果たしましたか?
人の生命を軽視するな!
村は住民から爆発があったと通報を受けましたが、ただちに防災無線等で住民に伝え、避難させることをしませんでした。
爆発したら一刻を争います。まず爆発したことを知らせて避難誘導する。そして安全が確認されたら解除する。が原則であるはずです。それすらできないのであれば、危険な炉を動かす資格はありません。
原発事故当初、国は「放射能はもれていません」と説明しながら、実際には大量の放射性物質が放出され国民が被ばくさせられました。特に北西方面に避難した人やそこにとどまっていた人々の浴びた線量はすさまじい量だったのです。国民を騙して避難させずに被ばくを強いた国家犯罪といえます。
今回、環境省と業者は、空間線量が上がらなかったと村に伝え、村はこれを受けてただちに住民に伝えることをしませんでした。もしあとになって、環境省の伝達が誤り・偽りだったとしたら?今回もしも大量の放射性物質が飛散しており、住民が被ばくしていたら?どうやって責任をとるのでしょうか。
今回の事件で、国のみならず村も、住民を被ばくから守る意識がきわめて希薄なことが露呈しました。
このような危険な炉を再稼働すれば、さらに重大事故が起きるのではないでしょうか?人々を被ばくさせたらあやまってすまされる問題ではないのです。
国と村は、絶対安全としていた施設が爆発したこと、また住民に第一報を伝えなかったことへのお詫びと釈明を鮫川村と隣接市町で早急に行うべきです。

鮫川村焼却炉問題連絡会

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