放射能が風評被害を生み易いのは知覚できないからだろう。放射能は見えない・聞こえない・熱くも痛くもない・臭わない・味も無いから5感のどれによっても知覚できない。こんな有毒物は病原菌と無色・無臭の有毒ガス以外には殆んど無かろう。そのためにインフルエンザの感染パニックと似た反応を起こす。
一説によると人間の情報依存度は視覚87%、聴覚7%、触覚3%、嗅覚2%、味覚1%とのことだが、これはあくまで情報としての話であり、実在性を測る要因としては触覚と視覚のウェイトが高い。触れるものと見えるものは実在すると考えられ勝ちだ。そして最優先順位は触覚だ。
触れるけれども見えないもの、例えば透明な物体に対しては「見えないけれど在る」と評価する。逆に、見えるけれども触れないもの、例えば映像や蜃気楼に対しては「見えるけれども無い」と評価する。存在の有無の最終基準は触覚だ。
触覚あるいは物理的な力がありながら見えない有害物を人は極度に恐れる。放射能やウィルスなどは見えないだけに過剰反応を生み易い。
知覚の偽りについては錯視が最も広く研究されている。中でも立命館大学の北岡教授がホームページで公開している動く静止画には驚嘆させられる。一方、触覚が誤ることは少ない。珍しい実例として幻影肢が挙げられる。これは手足を失った人が指などの痛みを訴える症状だ。指に繋がっていた神経が何かの刺激に反応しているのだろうが、存在しない指を治療することは不可能だ。
一説によると人間の情報依存度は視覚87%、聴覚7%、触覚3%、嗅覚2%、味覚1%とのことだが、これはあくまで情報としての話であり、実在性を測る要因としては触覚と視覚のウェイトが高い。触れるものと見えるものは実在すると考えられ勝ちだ。そして最優先順位は触覚だ。
触れるけれども見えないもの、例えば透明な物体に対しては「見えないけれど在る」と評価する。逆に、見えるけれども触れないもの、例えば映像や蜃気楼に対しては「見えるけれども無い」と評価する。存在の有無の最終基準は触覚だ。
触覚あるいは物理的な力がありながら見えない有害物を人は極度に恐れる。放射能やウィルスなどは見えないだけに過剰反応を生み易い。
知覚の偽りについては錯視が最も広く研究されている。中でも立命館大学の北岡教授がホームページで公開している動く静止画には驚嘆させられる。一方、触覚が誤ることは少ない。珍しい実例として幻影肢が挙げられる。これは手足を失った人が指などの痛みを訴える症状だ。指に繋がっていた神経が何かの刺激に反応しているのだろうが、存在しない指を治療することは不可能だ。