ルールを厳しくすれば安全性は高まるだろうか。安全第一として厳し過ぎるルールを作れば誰もそのルールを守らなくなる。誰も守らなければザル法になる。
スピード基準を40㎞/h以下とすれば安全になるだろうか。誰も守らなければ却って危険になる。ゴミゼロを目標にすれば綺麗な町になるだろうか。むしろ随所にゴミ箱があるほうがゴミは散らからない。
5月6日付けの「放射線」で日本人が浴びる自然放射線量を年間2.4ミリシーベルトと書いたがこれは世界平均で、日本人の平均は1.4ミリシーベルトらしい。現状が既に1.4ミリシーベルトなのに子供に1ミリシーベルト以下を求めるのは無茶だ。最も放射線量が少ないと言われる宮崎県へ引っ越すか鉛の家に住むしかない。
今のところイカナゴ以外では問題にされていないが、今後、魚の放射線汚染が問題にされるだろうし、実は既に汚染された魚が流通しているだろう。しかし魚の安全管理は難しい。野菜や家畜と違って魚は自ら移動する。従って福島沿岸にいた魚が岩手県や千葉県で水揚げされる可能性もある。その際、厚生労働省と農林水産省はどんな指針を出すのだろうか。1尾ずつ計測するのだろうか、それとも現状どおり㎏当たり何ベクレル以下とするのだろうか。小魚なら前者が正しいと私は考える。
パニックが起こってから基準を示すべきではない。パニックが起こってからではダイオキシン騒動と同様に厳し過ぎる基準が定められることになる。今の内に魚の汚染基準を明確にして、同時に汚染魚の流通を食い止めることが風評被害を防止することにも繋がる。
スピード基準を40㎞/h以下とすれば安全になるだろうか。誰も守らなければ却って危険になる。ゴミゼロを目標にすれば綺麗な町になるだろうか。むしろ随所にゴミ箱があるほうがゴミは散らからない。
5月6日付けの「放射線」で日本人が浴びる自然放射線量を年間2.4ミリシーベルトと書いたがこれは世界平均で、日本人の平均は1.4ミリシーベルトらしい。現状が既に1.4ミリシーベルトなのに子供に1ミリシーベルト以下を求めるのは無茶だ。最も放射線量が少ないと言われる宮崎県へ引っ越すか鉛の家に住むしかない。
今のところイカナゴ以外では問題にされていないが、今後、魚の放射線汚染が問題にされるだろうし、実は既に汚染された魚が流通しているだろう。しかし魚の安全管理は難しい。野菜や家畜と違って魚は自ら移動する。従って福島沿岸にいた魚が岩手県や千葉県で水揚げされる可能性もある。その際、厚生労働省と農林水産省はどんな指針を出すのだろうか。1尾ずつ計測するのだろうか、それとも現状どおり㎏当たり何ベクレル以下とするのだろうか。小魚なら前者が正しいと私は考える。
パニックが起こってから基準を示すべきではない。パニックが起こってからではダイオキシン騒動と同様に厳し過ぎる基準が定められることになる。今の内に魚の汚染基準を明確にして、同時に汚染魚の流通を食い止めることが風評被害を防止することにも繋がる。