昨日、世界の人口は70億人に達したそうだ。この内、日本人の平均以上の生活をしている人は5億人程度だろうか。貧しい人ばかりが増えて貧富の格差は国際的には拡大している。
本来、この地球では70億人もの人類を養うことはできない。農地面積の絶対量が足りないからだ。食糧増産のための技術革新があった訳ではない。新大陸アメリカから生産性の高いジャガイモやトウモロコシなどが移入されたが、食糧増産に最も貢献したのは実は石油だ。石油があるから機械化が可能になる。化学肥料も農薬も石油化学製品だ。石油が枯渇すれば農業も衰退する。
食糧不足については昔からマルサスが「人口論」で指摘している。「食糧は等差級数的に増産できるが人口は等比級数的に増えるので、食糧の生産は人口増に追い付けない。」
食糧以前に水不足が深刻化するだろう。たまたま日本とタイでは大洪水があったが、水不足に苦しむ国は中東・中国・アフリカ諸国など決して少なくない。仮に海水の淡水化の技術が進んでも、農業用水を含めた大量の水をどうやって中国の内陸部にまで運べば良いのだろうか。
人類を救う方法は助け合うことではない。助け合っても世界中で貧しさが共有されることにしかならない。人口減少だけが唯一の救済策だ。
本来、この地球では70億人もの人類を養うことはできない。農地面積の絶対量が足りないからだ。食糧増産のための技術革新があった訳ではない。新大陸アメリカから生産性の高いジャガイモやトウモロコシなどが移入されたが、食糧増産に最も貢献したのは実は石油だ。石油があるから機械化が可能になる。化学肥料も農薬も石油化学製品だ。石油が枯渇すれば農業も衰退する。
食糧不足については昔からマルサスが「人口論」で指摘している。「食糧は等差級数的に増産できるが人口は等比級数的に増えるので、食糧の生産は人口増に追い付けない。」
食糧以前に水不足が深刻化するだろう。たまたま日本とタイでは大洪水があったが、水不足に苦しむ国は中東・中国・アフリカ諸国など決して少なくない。仮に海水の淡水化の技術が進んでも、農業用水を含めた大量の水をどうやって中国の内陸部にまで運べば良いのだろうか。
人類を救う方法は助け合うことではない。助け合っても世界中で貧しさが共有されることにしかならない。人口減少だけが唯一の救済策だ。