ローソンが1千店で太陽光発電を始めると発表した。節電対策ではなく売るためだ。制度の矛盾が露呈したと思った。
太陽光エネルギーの買い取り価格は42円/KW時と決められている。発電コストを40円/KW時、電力料金を22円/KW時と仮定しよう。ローソンの場合、自給自足をすれば22円/KW時の電気の代わりに40円/KW時の電気を使うことになり18円/KW時ずつ損をする。
一方、太陽光エネルギーを売れば、40円/KW時の電力を42円/KW時で売ることになり2円/KW時ずつ儲かる。これでは誰も自給自足をしようとせず売ることだけを考えるようになる。経済原理を無視した逆ザヤでの買い取りをするからこんな矛盾が生じる。買い取るのはあくまで余った電力だけにすべきだった。
ところでこのことの何が問題なのか。エネルギーロスだ。送電すれば必ずロスが発生する。従って電力は地産地消が最も望ましい。本来の目的である筈の自給自足が否定されて送電によるエネルギーロスが生じる。無駄遣いだ。
もう1つの問題は逆ザヤ分の負担をするのは消費者だということだ。ローソンが儲けた分以上に消費者は損をする。私は決してローソンを非難したい訳ではない、正当な商業活動だ。悪いのは制度だ。この制度を利用する企業が増えれば増えるほど消費者の負担は重くなる。
太陽光エネルギーの買い取り価格は42円/KW時と決められている。発電コストを40円/KW時、電力料金を22円/KW時と仮定しよう。ローソンの場合、自給自足をすれば22円/KW時の電気の代わりに40円/KW時の電気を使うことになり18円/KW時ずつ損をする。
一方、太陽光エネルギーを売れば、40円/KW時の電力を42円/KW時で売ることになり2円/KW時ずつ儲かる。これでは誰も自給自足をしようとせず売ることだけを考えるようになる。経済原理を無視した逆ザヤでの買い取りをするからこんな矛盾が生じる。買い取るのはあくまで余った電力だけにすべきだった。
ところでこのことの何が問題なのか。エネルギーロスだ。送電すれば必ずロスが発生する。従って電力は地産地消が最も望ましい。本来の目的である筈の自給自足が否定されて送電によるエネルギーロスが生じる。無駄遣いだ。
もう1つの問題は逆ザヤ分の負担をするのは消費者だということだ。ローソンが儲けた分以上に消費者は損をする。私は決してローソンを非難したい訳ではない、正当な商業活動だ。悪いのは制度だ。この制度を利用する企業が増えれば増えるほど消費者の負担は重くなる。