俗物哲学者の独白

学校に一生引きこもることを避けるためにサラリーマンになった自称俗物哲学者の随筆。

君が代(2)

2012-06-08 15:24:56 | Weblog
 5月8日付けの記事で「君が代」の英語表記を途中まで発表したが、途中でやめることは精神衛生上、良くないようで、就寝直前に続きを思い付いて安眠を妨げることが何度かあった。この際、完成させることで安眠を取り戻そうと思う。
 `Kiss me girl, you're the one. Cheer your knees, yeah cheer your knees. Thousand rain, it seems not. It was not told now retained. Calls came no, moves soon mad end.'
`It was not told now retained. Calls came no, moves soon mad end.'の2節を新たに作った。意訳すれば「伝わっていなかったことが今、記憶された。神の声は届かず、間も無く愚かな結末へと向かう。」となる。
 僅か2節だが前の節はそれなりに上手くできたと思っている。後ろの節は文法的に無理があるし内容も今イチだ。早く完成させようと焦ったから消化不良の状態だ。いずれ作り直すかも知れない。

安全圏

2012-06-08 15:08:05 | Weblog
 普天間基地の辺野古沖への移設は見直すべきだ。沖縄県民なら当たり前と思うことを今更書くのは国際情勢が変化しているからだ。
 アメリカにとって主な仮想敵国はイランと中国と北朝鮮だろう。米軍基地は世界中に散在しているからこの3か国からミサイル攻撃を受ける可能性がある。中でも最も危険な国は北朝鮮だろう。国内の権力争いの主導権を握るためにミサイル攻撃をするという狂気の沙汰もあり得る。その場合、沖縄の基地は近過ぎるので迎撃することは難しい。
 今アメリカがグアムやオーストラリアの基地を充実させようとしているのはこんな事情からだ。グアムやオーストラリアは安全圏として評価を高めている。勿論、北朝鮮が自力開発を諦めて中国かロシアからミサイルを買えば必ずしも安全圏とは言えない。それでも至近距離にある沖縄よりはずっと安全だ。
 南沙諸島の領有権問題もあり、しばらく米軍基地が無くなっていたフィリピンから米軍基地の再開を求める声も出始めている。安全で必要性の高い新基地を作るためには、危険で必要性の低い基地を廃止する必要がある。米国の軍事費は無限ではなくあくまで国家予算の一部だ。普天間はリストラ候補地だ。
 絶対にやってはならないことは普天間基地の固定化を日本が支援することだ。アメリカは普天間基地の補修に200億円を掛けてその内90億円を日本に負担させようとしている。1円たりとも出すべきではない。老朽化した基地の補修はアメリカの義務だ。米軍を甘やかさなければ自ら出て行ってくれるだろう。

投票権(2)

2012-06-08 14:50:38 | Weblog
 AKB48の選抜総選挙の結果が6日に発表された。AKBに投票するためにはCDなどを買って金を払わねばならない。このことを金権選挙と皮肉る人もいるが政治の金権選挙とは事情が違う。政治では選ばれる側が金を出すがAKBでは選ぶ側が金銭的負担をして投票権を獲得する。従ってAKBの総選挙では熱心なファンしか投票しない。もしAKBの総選挙が国民全員に開放されたらつまらない結果になるだろう。熱心なファンよりも余り関心の無い人の票のほうが多くなるからだ。投票とは質の違いを無視して量に還元する乱暴な制度だ。
 政治の投票権を納税者だけに絞るべきだなどと言うつもりは毛頭無い。金で投票権を得るのはAKBだけで充分だ。政治については意識や理解を基準にするのが一番良いと思う。つまり簡単な試験をして合格した人にだけ投票権を与えれば良い。「国会に議席を持つ政党名を2つ以上書け」とか「日本の二院制とは何と何か」のような、特定の政党が有利にならない簡単な設問なら何でも良い。投票権を行使できるために最低限必要な知識の有無を調べれば充分だ。何事にも資格が必要だ。自動車を運転するためには免許証が必要であるように、国の命運を左右しかねない国会議員を選ぶためには最低限の知識が必要だ。認知症の人に投票権を与えるべきではない。