中国には「水に落ちた犬を打て(打落水狗)」という諺があるらしいが、最近のマスコミの報道姿勢を見ているとこの諺を思い出さずにはいられない。
痛感するようになったのはJR北海道の報道からだ。そのあと島民を避難させなかった伊豆大島町長、そして食品偽装へと続く。悪の権化を攻撃してマスコミは正義の味方気取りだが弱い者いじめでしかない。反論できない弱い立場の者を寄って集っていたぶっているだけだ。その余りの醜さに反発して世論とは逆の記事を何度か書いてしまった。
特に目に余ったのはJR北海道の時だ。勿論、人命を預かる鉄道会社が安全性を蔑ろにして良い訳ではない。しかし金も人材も施設も乏しく経営環境が劣悪な企業を袋叩きにしてどんなメリットがあるのだろうか。経営陣を総入れ替えしても全く無駄だ。金と人を何とかしない限り会社を潰す以外に選択肢は無かろう。それともこんなポンコツ企業を再生できるスーパー経営者が現れるとでも思っているのだろうか。そんな「プロジェクトX」のような夢物語などあり得ない。
泥棒にも三分の道理と言われているが、不祥事を起こした側にも事情がある。元々、北海道での鉄道事業で利益が出ないことなど初めから分かっていた。企業としての収益性が求められれば、運営すればするほど赤字が膨らむ鉄道以外の駅ビルなどの事業を拡大せざるを得ない。そうすればますます本業が疎かになる。これでは八方塞だ。
米の偽装をした三瀧商事は廃業した。こんな企業は跡形も無く消え失せても構わないがJR北海道はそうではない。北海道に電車が無くなって困るのは地元住民と国民だ。我々は中国人とは違って「思いやり」や「労わり」の心を持つべきではないだろうか。JR北海道に対してすべきことは非難ではなく支援だろう。攻撃すべき対象は100%出資者の政府であって政府に対して改善を求めるべきだ。政府に株主責任を果たさせるべきだ。JR北海道をトカゲの尻尾にさせてはならない。
痛感するようになったのはJR北海道の報道からだ。そのあと島民を避難させなかった伊豆大島町長、そして食品偽装へと続く。悪の権化を攻撃してマスコミは正義の味方気取りだが弱い者いじめでしかない。反論できない弱い立場の者を寄って集っていたぶっているだけだ。その余りの醜さに反発して世論とは逆の記事を何度か書いてしまった。
特に目に余ったのはJR北海道の時だ。勿論、人命を預かる鉄道会社が安全性を蔑ろにして良い訳ではない。しかし金も人材も施設も乏しく経営環境が劣悪な企業を袋叩きにしてどんなメリットがあるのだろうか。経営陣を総入れ替えしても全く無駄だ。金と人を何とかしない限り会社を潰す以外に選択肢は無かろう。それともこんなポンコツ企業を再生できるスーパー経営者が現れるとでも思っているのだろうか。そんな「プロジェクトX」のような夢物語などあり得ない。
泥棒にも三分の道理と言われているが、不祥事を起こした側にも事情がある。元々、北海道での鉄道事業で利益が出ないことなど初めから分かっていた。企業としての収益性が求められれば、運営すればするほど赤字が膨らむ鉄道以外の駅ビルなどの事業を拡大せざるを得ない。そうすればますます本業が疎かになる。これでは八方塞だ。
米の偽装をした三瀧商事は廃業した。こんな企業は跡形も無く消え失せても構わないがJR北海道はそうではない。北海道に電車が無くなって困るのは地元住民と国民だ。我々は中国人とは違って「思いやり」や「労わり」の心を持つべきではないだろうか。JR北海道に対してすべきことは非難ではなく支援だろう。攻撃すべき対象は100%出資者の政府であって政府に対して改善を求めるべきだ。政府に株主責任を果たさせるべきだ。JR北海道をトカゲの尻尾にさせてはならない。