「スジを通す」というフレーズは、自分にとって最も重んじるワードである。
少し前も、手相(自己流・無料)で見た結果のひとつに、
「義理堅い手相が(オレに)ある」
義理と人情について大事にしていることが手相にも現れているのかなと、自分の手のひらを見ながら、ちょっと嬉しくなったことを思い出した。
-----ある日のこと。
職場の先輩の仕事のひとつを、助けてあげていたときのことだった。
時間は、定時を過ぎた18:00ぐらいだったかな。
まあ正直、仕事がデキる先輩ではなく、やる気も焦りも見せない人なので普段は絶対に放って置くべき展開だったんだけど、自分が早く帰りたかったこともあって、手伝っちゃったんだよね。
時間にして2時間弱くらいで片付いた内容だったんだけど、先輩自身が手がければ、おそらく6時間以上かかる仕事だった。
勿論無料奉仕って扱いだけど、
そんな彼の事務処理を黙って手伝って、黙って帰ろうとしたら、
「nobizouさん、助かったよ。今度オゴるからさ、殿重食べに行こう!」
まあお金持ちの先輩だけど、ケチでも有名でね。
そんな言葉を全く当てにせず逃げるように、この日は帰ったのよ。
ぶっちゃけ深く関わりたくないのもあるんだけどさ。
そんなある日、 「今度の土曜日nobizouさん空いている??」
・・・まさかのお誘い発生!!
「いやー、こないだはホント助けてもらっちゃったからさ、マジでウナギご馳走するよ~」
解説すると、殿重とは「千葉では老舗で超有名鰻屋の2段重ねの鰻重(3800円)」ということなんだけど、そんな超高級ウナギを食べるために聞けばわざわざ予約までしたとのこと。
その心意気にオレも断る理由がないので、ノコノコ同行したんだけど・・・・
ちなみにこのウナギを食べた感想については本編ブログを参照されたい。
でね、ブログのネタとするぐらいだから、勿論オチがあるワケで。
食べる前に20分くらい待たされたんだけど、手持ちぶさただったから、ビールでも頼んだのよ。
なんかケチの先輩は、ビール代を渋ってた感じがあったから、
「オレがビール代ぐらいは出しますから飲みましょうよ~、せっかくのウナギを食べるんですから~」
それで吹っ切れたのか、二人で大ビン1本だけ飲んだあと、ウナギを食べたんだけどさ。
で、いざお会計ってタイミングになったらさ、
「じゃーnobizouさん、ここは3000円でいいよ」
へっ??オゴりじゃないの先輩??
お口あんぐりのオレ、茫然自失とも言うのが正しいのか・・・・
たしかに殿重が3800円だし、ビール代を考えても多少はオゴってもらった勘定になるけど・・・・スジが違うでしょ??
ここは、仕事を手伝った御礼にウナギ代は全部オゴるのがスジなんじゃないの?
たしかに、このあと飲みに行くことになってはいたけど・・・
その後、県庁付近から、京成千葉方面にテクテク・・・・とある居酒屋に飛び込んで2時間ぐらいダラダラ飲んだんだけど・・・
さすがにココは先輩が全部出してくれるだろうと思ったら、なぜかココのお会計もオレの全ダシ!!
どっちが仕事の御礼でオゴりたいのかワカランわ。
このままじゃ「あまりつきあいたくない先輩と、わざわざ土曜日に落ち合って、ウナギを食べて酒飲んだ」って話になっちゃうよね。
でも当然、最後の最後にラスオチがあるんだけど
「いやーお腹も満腹、気分もお酒でいい感じになってきたから、キャバクラ行こうっ!キャバクラっ!」
どうも先輩の本当の目的は、ここにあったということが、この時点で理解したのだ。
ちなみに先輩はオレがキャバクラ嫌いなのは知っているくせに、お腹をパンパンにさせたうえで引き込みにかかったワケだ。
先輩にもう一銭も払わないことと、2時間で帰ることを承知させた上でキャバクラへ帯同。
びっくりしたのが、すでに予約済みだったってこと。
(いつのまに・・・・)
仕事ができない代わりに、こんなことはよく手が回ると感心したわ。
そんな腹立たしさもあって、思いっきり飲んで食べてやろうと思ったけど、すでに胃袋へは何も入らない状態。
さらに腹立たしいのが、あんなにケチな先輩が女の子には、バンバン食わせて飲ませていること。
ホントに徹底しているし、このしたたかさには頭が下がる思いだった。
2時間たった頃かな、ボーイが延長するか尋ねてきたので
「先輩、オレはもう電車がなくなるので、ここで帰ります」
と、引き立てピエロは、お役ご免の意思表示。
すると先輩も
「そうかじゃーオレも今日は帰るとするかな、またくるよ、ガハハ~~~」
すっかり上機嫌、お会計もいくらか不明だが、バーンと払っていた。
(小銭まできっかり揃えて払ったみたいなところは面白かったのだが)
さすがにここでの支払いは請求されなかったが、食べ疲れて飲み疲れてタイコ持ち疲れてヘロヘロ・・・
今日、わざわざ土曜日に都合付けたこの日は何だったんだろうと、帰りの電車で思い返していた。
これって、仕事を手伝った御礼だったのかしら??
<通すべきスジも通さない先輩との珍道中?せっかくのウナギも後味最悪だったわ>
あれこれ、自問自答を繰り返すオレであった。
オレの考えがセコイのかな~~?
少し前も、手相(自己流・無料)で見た結果のひとつに、
「義理堅い手相が(オレに)ある」
義理と人情について大事にしていることが手相にも現れているのかなと、自分の手のひらを見ながら、ちょっと嬉しくなったことを思い出した。
-----ある日のこと。
職場の先輩の仕事のひとつを、助けてあげていたときのことだった。
時間は、定時を過ぎた18:00ぐらいだったかな。
まあ正直、仕事がデキる先輩ではなく、やる気も焦りも見せない人なので普段は絶対に放って置くべき展開だったんだけど、自分が早く帰りたかったこともあって、手伝っちゃったんだよね。
時間にして2時間弱くらいで片付いた内容だったんだけど、先輩自身が手がければ、おそらく6時間以上かかる仕事だった。
勿論無料奉仕って扱いだけど、
そんな彼の事務処理を黙って手伝って、黙って帰ろうとしたら、
「nobizouさん、助かったよ。今度オゴるからさ、殿重食べに行こう!」
まあお金持ちの先輩だけど、ケチでも有名でね。
そんな言葉を全く当てにせず逃げるように、この日は帰ったのよ。
ぶっちゃけ深く関わりたくないのもあるんだけどさ。
そんなある日、 「今度の土曜日nobizouさん空いている??」
・・・まさかのお誘い発生!!
「いやー、こないだはホント助けてもらっちゃったからさ、マジでウナギご馳走するよ~」
解説すると、殿重とは「千葉では老舗で超有名鰻屋の2段重ねの鰻重(3800円)」ということなんだけど、そんな超高級ウナギを食べるために聞けばわざわざ予約までしたとのこと。
その心意気にオレも断る理由がないので、ノコノコ同行したんだけど・・・・
ちなみにこのウナギを食べた感想については本編ブログを参照されたい。
でね、ブログのネタとするぐらいだから、勿論オチがあるワケで。
食べる前に20分くらい待たされたんだけど、手持ちぶさただったから、ビールでも頼んだのよ。
なんかケチの先輩は、ビール代を渋ってた感じがあったから、
「オレがビール代ぐらいは出しますから飲みましょうよ~、せっかくのウナギを食べるんですから~」
それで吹っ切れたのか、二人で大ビン1本だけ飲んだあと、ウナギを食べたんだけどさ。
で、いざお会計ってタイミングになったらさ、
「じゃーnobizouさん、ここは3000円でいいよ」
へっ??オゴりじゃないの先輩??
お口あんぐりのオレ、茫然自失とも言うのが正しいのか・・・・
たしかに殿重が3800円だし、ビール代を考えても多少はオゴってもらった勘定になるけど・・・・スジが違うでしょ??
ここは、仕事を手伝った御礼にウナギ代は全部オゴるのがスジなんじゃないの?
たしかに、このあと飲みに行くことになってはいたけど・・・
その後、県庁付近から、京成千葉方面にテクテク・・・・とある居酒屋に飛び込んで2時間ぐらいダラダラ飲んだんだけど・・・
さすがにココは先輩が全部出してくれるだろうと思ったら、なぜかココのお会計もオレの全ダシ!!
どっちが仕事の御礼でオゴりたいのかワカランわ。
このままじゃ「あまりつきあいたくない先輩と、わざわざ土曜日に落ち合って、ウナギを食べて酒飲んだ」って話になっちゃうよね。
でも当然、最後の最後にラスオチがあるんだけど
「いやーお腹も満腹、気分もお酒でいい感じになってきたから、キャバクラ行こうっ!キャバクラっ!」
どうも先輩の本当の目的は、ここにあったということが、この時点で理解したのだ。
ちなみに先輩はオレがキャバクラ嫌いなのは知っているくせに、お腹をパンパンにさせたうえで引き込みにかかったワケだ。
先輩にもう一銭も払わないことと、2時間で帰ることを承知させた上でキャバクラへ帯同。
びっくりしたのが、すでに予約済みだったってこと。
(いつのまに・・・・)
仕事ができない代わりに、こんなことはよく手が回ると感心したわ。
そんな腹立たしさもあって、思いっきり飲んで食べてやろうと思ったけど、すでに胃袋へは何も入らない状態。
さらに腹立たしいのが、あんなにケチな先輩が女の子には、バンバン食わせて飲ませていること。
ホントに徹底しているし、このしたたかさには頭が下がる思いだった。
2時間たった頃かな、ボーイが延長するか尋ねてきたので
「先輩、オレはもう電車がなくなるので、ここで帰ります」
と、引き立てピエロは、お役ご免の意思表示。
すると先輩も
「そうかじゃーオレも今日は帰るとするかな、またくるよ、ガハハ~~~」
すっかり上機嫌、お会計もいくらか不明だが、バーンと払っていた。
(小銭まできっかり揃えて払ったみたいなところは面白かったのだが)
さすがにここでの支払いは請求されなかったが、食べ疲れて飲み疲れてタイコ持ち疲れてヘロヘロ・・・
今日、わざわざ土曜日に都合付けたこの日は何だったんだろうと、帰りの電車で思い返していた。
これって、仕事を手伝った御礼だったのかしら??
<通すべきスジも通さない先輩との珍道中?せっかくのウナギも後味最悪だったわ>
あれこれ、自問自答を繰り返すオレであった。
オレの考えがセコイのかな~~?