【巡り巡ったご縁のつながり】
友達ゼロの状態にほぼ等しい自分にとって、人と人とのつながりが「いかに大事なことか」と一人旅をするようになって痛感している昨今、旅を通じて縁が様々つながっていることが嬉しくて仕方がない。
ここで記事にしていることも不思議なネットワークでつながったことなのだけど、もしかしたらこの湧き出る気持ちって一種のトラベラーズハイなのかもしれない(笑)
【岐阜の名物料理は数あれど】
たとえば「噂のケンミンショー」的な番組でしか、それまで岐阜の名物料理を知らなかったオレ。
たまたま行った高山で観光客として、特段の興味もなく当時は「鶏ちゃん」や「漬物ステーキ」などを実際に食すだけだし。
そして行った先の高山でオレの地元千葉県内にある、その高山にゆかりのあるお店を紹介され、その千葉県内にあるお店から今回の岐阜市内にある「鶏ちゃん専門店」を紹介してもらったという今回の経緯なのだが。
【岐阜飛騨料理の印象】
正直、観光客向けに作っているかもしくは地元のままの味付けで提供されるそれらの料理は、「こんなものだよな」としか評価していなかったし、正直、郷土料理だからという位置づけでウマイマズいの評価をしてこなかった。
ところが、千葉県でのそのお店で食べた岐阜飛騨の料理とは、千葉県人の口に合うよう工夫された料理であるためか、なるほど・・・それはそれでおいしく頂けるということを知ったんだよね。
【前置きが長くなったが・・・】
だったら、せっかく「鶏ちゃん専門店」を紹介してもらったからには、今回の一人旅で岐阜は思いっきり通る街だから、ランチタイムに是非ということで予定に組み込んで、なおかつ予約までして現地へ向かうこととなったワケ。
【岐阜駅周辺は免疫あり】
JR岐阜駅と名鉄岐阜駅間くらいしか前回来たときは動いていないが、一度来ているというメリットはやっぱり大きい。
(護国神社に来るためだったけれどね)
ほぼ目的地近くまでノーマップで来られたし、グーグルマップに頼ったのもわずかばかりだった。
(徹明町バス停の交差点までは、駅から一本道だしな。そこからちょっと中に入ったところにそのお店はある。)
(注意深く気にしていないと案外通り過ぎてしまうかもしれないぞ!)
【訪れる前までの印象とだいぶ違う?】
自分は、フェイスブックもツイッターもやっていないので(多分今後もやらないだろうけど)、PC経由で何となくその更新記録を眺めていたことと、当店を紹介してくれた千葉でお世話になっているお店のママさんからの情報、そして予約した際に電話対応してくれた時の情報と印象しかオレにはない。
しかし、いざ実際に行ってみると店内のスペースはどれくらいだろうか6~7坪くらいあるかないかの広さであって、おかみさんと呼ぶにはだいぶ若い美人系のお姉さんが迎えてくださったことに、自分も大きくのけぞった。
店内には、ボトルキープされたウイスキー等が各種並んでいることからも、すでに多くの常連さんもいることが伺えたし、お酒も各種楽しめそうだということも瞬時に理解できた。
【まずはともあれ・・・】
まずは鶏ちゃんしかほとんどメニューがないということもあって、おすすめされるままにしょうゆ味の鶏ちゃんをオーダー。
待っている間も、とても気さくでハキハキ対応してくださるおかみさんは、千葉から来た“だいぶ”太っちょなオジサンからの質問などにも丁寧に答えてくださることに深く感心しきりな当方。
聞けば、詳細は省くけれど様々な活動もされているようで、また、とっても様々な才能がある方であることも分かった。
なるほど、こんなきれいなお姉さんがこの才能を持って飲食店を経営するとなれば、鶏ちゃん専門店でなくてもきっと人気店になっているように気がした。
(あのボトルキープの量も納得だよ)
【鶏ちゃん2人前はペロリ】
色々お話ししているうちに、出された醤油味の鶏ちゃん2人前を速攻で食べてしまった当方。
キャベツと鶏肉が相まり、さらにジンギスカン鍋でじっくり焼くことで味が適度に絡まった鶏ちゃんは、ムチャクチャ後を引くおいしさだった。
正直、鶏ちゃんがこんなにも味があって印象のある料理だと思っていなかった自分としては、驚きでしかなかった。
(残ったスープにうどんを入れてシメることもできるらしいが、それは次回。)
【間髪入れずに味噌味もオーダー】
こちらのお店では、キャベツベースのしょうゆ味のほかに、玉ねぎベースの味噌味もあるという。
次回来た時の楽しみに残しておくという手段もあったが、流れ的にオーダーする方向となった。
(もうだいぶ仕上がっちゃった味噌味仕立ての鶏ちゃん2人前。とにかく箸が止まらなくなる。醤油味の写真は次回に。)
すっかり食べるのとおしゃべりに夢中で、写真を撮ることさえ忘れていたオレ。
上の写真が味噌味2人前を食べごろまで焼いてしまったもの。
黒帯クラスになると、紙が一切焦げずに食べ終わるというから、やはり上には上がいるというか奥が深い料理でもあるのが、この鶏ちゃんだ。
【なんだかんだで4人前】
実は、次の電車の都合があるため入店後1時間過ぎには退店する必要があった。
そのため、飲み食いしながらの楽しく過ごした時間はあっという間に経ってしまい、「また必ず来ます」といいながらササっと店を出ることになってしまった。
次回来るときは、時間に余裕も持ってくることにしなければ、色々な意味でもったいない気しかしなかった。
(4人前を速攻で食したわけだからな。次回は、すでに時間があるように偶然日程を組んでいたのだけど、まあそれが幸いしそうで何より。)
【とにかく関東人でも唸る美味しさ】
最初のうちは、店のシステムがよくわからないままに鶏ちゃんをオーダーしていたのだけど、いつの間にか2人前+2人前を頼んでいたことに途中で気が付いたオレ。
でも、普通の人でも2人前ならペロリと行けると思うし、ちょっと食べる人なら4人前でも楽勝だと思う。
それぐらい味に飽きないし、後を引くおいしさだったということをここで伝えられたら。
ほかのメニューもじっくり眺めたかったし、まだまだいっぱい食べて岐阜の郷土料理を満喫したいとしか思わなかった。
なお、気になるニンニクは、食べているときは一切気にならないし、いいコクを演出しているが1時間後くらいから胃袋からニンニクらしさが溢れてくるのはご愛敬まで。
絶対にニンニクはあったほうがうまいはずだ。
【日本酒もおいしい】
日本酒は、グイ飲みで提供してくれるのだけど、自分がおススメを聞いてお願いした2杯目は、もう一杯お願いしたほどコメらしさがありながら爽やかでしっかり舌にも甘みが残る美味しさだった。
それは下呂にある奥飛騨酒造さんの蔵開き限定品で、おかみさん自身が瓶詰めしたものらしい。
(おそらく非売品だと思うけれど、雑味がないのに米らしさが味わえる一級品を頂けたのは、ちょっと感激した。)
ほかにも各種ありそうだったので、お酒だけでも様々楽しめそうだぞ。
【その他、あとがき】
こちらのおかみさんは、この鶏ちゃん(のおいしさ)を全国に広めたいという。
差し詰め彼女は鶏ちゃんの伝道師といったところだろうか。
だったら、自分も理由なく何度も何度も岐阜や高山を旅するオレに向かって「高山(岐阜)なんか何もないじゃんか」という知人らへ、岐阜の魅力を伝える役目を微力ながらも買って出ないといけないなぁと思った次第。
色々な意味で、こちらのお店に来た意味は大きかった気がする。
もちろん、また行きます。
今度行ったときは、お酒と共にほかのおつまみでも食べながら「2人前+うどん」くらいがちょうどいいのかもな(笑)
【今回訪れたお店】
「けいちゃん ほそ江」
岐阜県岐阜市二番町4番地
[JR岐阜駅から徒歩15分ほど]
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