8703の部屋

「ハナマルサンの部屋」です。音楽、スポーツ 世相 等々 気ままに綴ります

岩見沢駅

2009-11-24 18:27:03 | インポート

北海道新聞の夕刊第一面に「今日の話題」というコラム欄がある。そこに本日、岩見沢総局長加藤利器氏が『岩見沢駅』というタイトルで次のようなコラムを載せている。岩見沢ゆかりの人には感慨深い内容であろう。

 出会いと別れが交錯する駅には人それぞれ、胸に秘めた思い出が刻まれている。

 岩見沢駅に降り立つと24年前がよみがえる。1985年3月31日。国鉄万字線が廃止となるこの日、最終列車に同乗した駆け出し時代の記憶である。

 激しい吹雪の中、4両のディーゼル列車が万字炭山駅を出発した。車内を覆う異様な熱気。それは鉄路に寄せる沿線住民の愛情の証しだったのだと思う。

 岩見沢駅に到着したのは日付が変わる直前。雑踏をかき分けて公衆電話を探し、同乗記を本社に送り終えた時、駅舎を覆う深い悲しみに心が砕かれそうになったことを今も忘れない。

 久し振りに改札をくぐった岩見沢駅は、その記憶を払拭するかのようにれんがとガラスが調和した駅舎に変わっていた。

 公共施設を併設した美しい建物は先日、本年度のグッドデザイン大賞に輝いた。

 明治以来、鉄道と運命を共にしてきた岩見沢。市民の思いが設計者のデザインと重なり合って新駅が誕生したと聞き、熱いものがこみ上げてきた。

 心浮き立つぴかぴかの駅舎。だが、駅前通りに目を転じると、そこに広がるのは人影少ない商店街。駅舎とのアンバランスが過酷な現実を物語る。

 その印象を渡辺孝一市長に話すと、「にぎわいを取り戻ために先頭に立ってアイデアを絞る」と心強い答えが返ってきた。

 市長だけではあるまい。駅舎建設に注いだ市民の知恵をもう一度結集し、日本一の駅に輝きを与えたい。 (加藤 利器)

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全国大会を終えて②

2009-11-24 14:31:10 | 合唱

大学部門で印象に残っているのが、わずか9名で歌って銀賞を得た東京純心女子大学音楽部の演奏である。参加条件は8名以上ではあるが、コンクール全国大会で8703が聴く最小人数団体であった。

さすがに東京都代表であるだけに、、誠に立派な演奏であった。一人ひとりが自覚と責任を持って表現しているので、員数の少なさを感じさせない見事な合唱であった。

近年、北海道の大学合唱団の多くが団員不足で悩んでいる。運営面等を考えると一人でも多いほうが良いことであろう。しかし、演奏の面では、少人数でも良い合唱は出来るということを実証してくれるものであった。

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