栄枯盛衰

「栄枯盛衰」というタイトルが相応しいとは思わないのだが、以下の事実を知った時、最初に浮かんできた言葉がこれであった。それほど８７０３にとっては衝撃的（大袈裟）なニュースであった。

昨日、札幌合唱連盟の理事会が行われた。その議題の一つとして「退会申し出団体（２月末現在）」があり、３団体名が書かれていた。長沼町立中央長沼中学校（中学校の部）　岩見沢東高等学校（高等学校の部）　北海道銀行合唱団（職場の部）の３団体であった。

３団体共に長い活動歴と実績のある団体であり、特に岩見沢東高校合唱部と北海道銀行合唱団は、それぞれが北海道を代表する団体として活動してきた実績を有している。その団体が合唱連盟を退会するということは、廃部、もしくは休部状態になったと判断すべきなのかもしれない。しかし、現段階では実情を正確に把握ししていないので断定は出来ない。あるいは、一時的に部員（団員）が減少したので一旦退会ということなのかもしれない。ぜひそうであって欲しいと願っている。そして、この３団体が出来るだけ早く戻ってきて欲しいとも思っている。

「栄枯盛衰は世の常」とも言えるのだが、８７０３は思う。先人が長い時間と多くの労苦を重ねて創り上げてきた合唱部（団）は、貴重な無形文化財の一つである。しかし、無形であるだけに崩壊するのは速い。活動を継続しようとする人、守ろうとする人がいなくなると、たちまち崩壊の路を辿る。守り育て続ける労苦をいとわない人々に心からのエールを贈りたい！