サテライト・セミナー

「Ｔｏｋｙｏ　Ｃａｎｔａｔ　２０１２　サテライト・セミナー　ｉｎ　岩見沢」が28日（土）に開催される。「Ｔｏｋｙｏ　Ｃａｎｔａｔ」に招聘された外国人講師によるサテライト・セミナーが岩見沢市で開催されるのは、今回が6度目である。そして、講師のカール・ホグセット氏（ノルウエー）は、2004年、2007年に続く3度目の来岩となる。

セミナーの内容は大きく2部構成になっていて、午前中は受講者全員を対象にしたレッスンで「コーラス・アンサンブルのための発声法」である。客席の受講者全員にホグセット先生が指導する。著書「シンギングテクニック」に基づき、特に合唱に適したハーモニーしやすい発声法を中・高生から大人まで実践的でわかりやすく指導する。後半はＡｖｅ　ｖｅｒｕｍ　ｃｏｒｐｕｓ（モーツアルト）を使い、声作りと合唱作りの基礎を体験する。

午後は「特設合唱団レッスン」である。この日のために公募して集まった61名の特設合唱団への指導を通して合唱曲への具体的なアプローチの仕方を学ぶ。今回はホグセット氏自身が選曲したルネサンス期を代表するＰａｌｅｓｔｒｉｎａの名曲Ｓｕｐｅｒ　ｆｌｕｍｉｎａ　Ｂａｂｙｌｏｎｉｓと、現代ノルウエーの若手作曲家Ａｎｄｒｅｗ　ＳｍｉｔｈのＣｈｒｉｓｔｉ　ｔｒａｃｔｕｓ　ｉｎ　ｏｄｏｒｅの作品を取り上げる。そして、本日午後、特設合唱団2回目の事前練習が行われる。