先ほど、合唱仲間のM氏から「カザルスホールを守る会趣意書」等一式が届いた。8703は早速、賛同のメールを送った。趣意書および発起人名を下記するので、賛同される方は準備会宛、E-mailもしくはfaxにて送信していただきたい。
カザルスホールを守る会趣意書
「毎夜のようにすばらしいクラシックを聴かせるホールになるならば、カザルスの名前をつけてくださることをうれしく思います。」というパブロ・カザルス未亡人(現マルタ・カザルス・イストミン夫人)に26年前に許可されたカザルスホールのオープニングコンサートの日々を思い出します。見事な建築・豊かな彫刻入り大理石・空間を響く見事な音響と温もりのある本ものの音楽ホール。10年後に設置されたパイプオルガンとともに内外の音楽家たちが演奏してきたホール。日本でのリサイタルは絶対にカザルスでと希望して演奏されたバイオリニスト ウト・ウーギさんはじめ、どんなに多くの演奏家が愛して止まなかったホール。そのホールが閉館、そして継続が危ぶまれているという状況を耳にして、いてもたってもいられない気持ちで、カザルスホールを守る会を作ろうと思いました。
カザルス氏89歳の時、当時ジュリアード音楽院に留学中であった弟のチェリスト洸とプエルトリコのカザルスマスタークラスに招かれて、1ヶ月マエストロのレッスンを受けた貴重な日々とマルタ夫人との交流のひとときを想い出します。カザルスホールでの演奏は、音楽の勉強をしてきたよろこびを現す場の一つであったことはまちがいありません。どんな理由であれ、日本のほこる国際的文化財の一つとして、ホールを残していかなければならないと思います。
これはカザルス未亡人の気持ちでもあります。大変残念がられ「本当にすばらしいホールです。続けて使えるように祈っています。」と話してくださいました。
カザルスホールの所有者や関係者の皆さまのご理解と善処を切望いたします。
2010年4月1日
ピアニスト 岩崎 淑
その他、発起人になる方々
マルタ・カザルス・イストミン夫人 青柳 晋(ピアニスト) 池辺 晋一郎(作曲家) 岩崎 洸(チェリスト)
加賀 乙彦(作家) 木野 雅之(バイオリニスト) 倉田 澄子(チェリスト) 三枝 成彰(作曲家) 堤 俊作(指揮者)
堤 剛(チェリスト) 遠山 慶子(ピアニスト) 中島 良史(作曲家・指揮者) 二宮 和子(クラリネット)
野田 弘志(画家) 浜中 浩一(クラリネット) 原田 幸一郎(バイオリニスト) 毛利 伯郎(チェリスト)
宛先:カザルスホールを守る会準備会
fax:03-3333-1837
E-mail:casalsmamorukai@gmail.com
本文:カザルスホールを守る会の趣旨に賛同し、活動に参加いたします。
平成22年 月 日
氏名:
住所:
℡:
fax:
E-mail:
上記のような書式で送付ください。