私はこの家に嫁いできてからもう○年になる。
色んなことがあった。
嫌なことも楽しいこともあった。
ずっとお舅お姑と一緒に暮らして来た。
ある時から、台所を二階に作り、少しは2世帯住宅のようにはなったけど、お風呂は一緒だった。
そんなこんな色々あったけど、月日は流れるもので、お姑が亡くなり、後を追うようにお舅も亡くなった。
お姑は施設で亡くなったので、あまり気にならないが、お舅は、私と旦那が買い物から帰ってきたら、部屋で亡くなっていたのだ。
お舅が生きている時も、私は一度もお舅の部屋には入ったことがない。
ましてや亡くなってからは絶対にお舅の部屋には入りたくないのだ。
まだお舅の臭いもお舅の気も立ち込めている部屋だ。
旦那は平気でお舅の部屋に入り、片付けたり、いらないものを押し入れに入れたりしているけれど、私はお舅の部屋には入りたくない。
お舅の気が漂っているような気がするからだ。
同じようにお舅が使っていたトイレにも入れない。
ここも、お舅の気が漂っているように感じる。
ある時、赤ちゃんを連れた方が家に遊びに来た時、赤ちゃんがママについて行って
、そのトイレに入ったら、嫌だ嫌だって大泣きしていた。
赤ちゃんも何かを察知したらしい。
あとは、仏間もできるだけ入りたくない。
ここもお姑とお舅の気が漂っているみたいで、1人ではできるだけ入らないようにしている。
なんか、我が家なのに入らない部屋があるなんて、おかしいかも知れないけど、私は敏感なので入らないようにしている。
もし、どうしても入らなければならない時は、気持ちをできるだけ強く持ち、その場の気を変える力を持つ音楽をかけたり、ガヤトリーマントラを唱えたりしながら入るようにしている。