なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

河原には蝶がいっぱい!(オマケ付き)

2018-06-02 07:29:52 | 植物
宇治川上流の植物をご紹介してきましたが、下流のほうにも見所が沢山。
特に目を引いたのがチョウの多さです。

個体数が一番多そうだったモンシロチョウ。
アレチハナガサにとまっています。
子供の頃、キャベツについた青虫をよくみかけましたが、最近はめっきり見なくなりました。
自然界でちゃんと繁殖していたのですね。




次によく見かけたベニシジミ。
こちらもアレチハナガサがお気に入り。




去年の秋、オオスズメバチを見かけたノブドウエリア。
おっかなびっくり行ってみると・・・
ノブドウに蕾がついていました!



よく見るとクモが巣を張っています。



そんなノブドウの葉で休んでいた2匹のチョウ。

ひとつは、紫色が美しいコムラサキ。
植物好きとしては、ムラサキシキブの仲間のコムラサキを思い浮かべますが、こちらはタテハチョウ科。
幼虫はヤナギ類を食草とするそうで、河川域でよく見られるそうです。
確かに!




もうひとつは、同じく羽を広げて休んでいたテングチョウ(タテハチョウ科)。
頭部が長く伸びているのでこの名が付いたそうです。



堤防のコンクリートや、木を覆いつくさんばかりのノブドウは、なぜか虫たちに大人気。
この日も、一匹だけですが、スズメバチを目撃しました><




林の下で見つけたタマムシの羽。
羽の一枚でも綺麗です。




さて、ここからオマケ。
久しぶりにイシミカワ(タデ科)を見つけました!



これまでは草ぼうぼうで近づけなかったエリアが整備され、戻ってきてくれたようです。
エリザベスカラーのような苞葉に守られ、蕾がついていました。
花は目立たないけれど、青から紫のグラデーションの実は楽しみです。


で、その近くでみかけたこの細いラーメンのような植物は?



茎に巻きついて登っていきます。



その正体はネナシカズラ(ヒルガオ科ネナシカズラ属)。
完全寄生植物で葉緑体を持ちません。
植物の茎に吸盤のようなもので這い登り、寄生根を出して宿主の養分を吸い取るそうです。
その名の通り根もなくて、この黄色い紐をひっぱるとシューっと抜けてしまいました。

イシミカワにも結構沢山取り付いていたので、枯れてしまわないか心配です。
といいつつ、夏から秋にかけて咲く花を見るのがちょっと楽しみ^^;



コメント (10)
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