なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

憂さを忘れる~ノカンゾウの仲間

2018-06-21 05:47:59 | 植物
今日は大阪市大理学部附属植物園で見た草本です。

入り口横の芝生広場の奥の斜面にノカンゾウが咲いていました。





ユリ科ワスレグサ属。
漢字では萱草と書き、細い葉を持つ植物によく使われる字ですが、面白いのは属名にもなっている別名、「ワスレグサ」。
ミョウガを食べると物忘れをする・・・というのは昔母がよく話していましたが、まさかこのカンゾウも?

いえいえ、そうではありません。
花が美しすぎて憂さを「忘れる」とか、新芽が美味しすぎて心配事を「忘れる」とかが由来といわれています。
物忘れがさらにひどくなる・・・とかじゃなくて良かったです^^;

トップにあげた花は濃い赤ですが、一般には黄色の単色。
もっと一般的なヤブカンゾウはオレンジで八重咲きなので、花の時期であれば区別は容易です。
(こちらは堤防などにも結構自生しています)
ノもヤブも若い芽が食用になるのは同じ。
私も昔、若芽を摘んで、湯がいて、からし酢味噌で食べたことがあります。

この場所にも、黄色い花がちゃんと咲いていました。





                あれ、こちらの花は良く見るとクモが2匹、一匹は虫(ハチ?)を抱え込んでいます。

                


赤とオレンジのツートンも・・・





結構背が高く、咲いている花、蕾、枯れた後などが共存しています。




この辺りはひと気がなく、鳥たちがちょこちょこ周りを動き回っていました。


セグロセキレイ



                    スズメ。幼い顔。
                    


入り口に出来ていた木の汽車。このあと、親子連れが楽しそうにまたがってはしゃいでいました。




おしまい。



コメント (15)
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