サツマイモ属特集、後編はアサガオっぽい花です。
ヒルガオ科サツマイモ属。
どうせなら、ヒルガオ属、あるいはアサガオ属でも良かったように思いますが、サツマイモに負けましたね。
ちなみに、サツマイモ属には世界で500種類くらいの植物が含まれているそうです。
さて、最初はヒルガオです。
今回特集している「サツマイモ属」の中で唯一在来種です。
Wikipediaによると、奈良時代には美しいという意味を表す「容」を当てて「容花」(かおばな)と呼ばれていたとか。
その後、アサガオが中国から入ってきて、昼でも咲いているアサガオという意味で「ヒルガオ」と付いたそうです。
昔は少し色の薄い小さい花が多かったように思いますが、最近はアサガオに匹敵する美しい花をよく見かけます。
よく似た植物にコヒルガオがありますが、こちらは葉の基部が横に張り出していること、花柄に翼があることから区別できます。
以前はコヒルガオも近くで見かけたのですが、最近はヒルガオばかりです。
こちらは花のアップ画像。
5本の雄蕊と1本の雌蕊があるのはアサガオと同じ。
日当たりのいい場所が好きで、巻き付くものがなければ地面を這います。
宇治川畔の岩を積んである場所に繁殖したヒルガオです。
まるで高山植物然に咲いています(笑)
お次は去年くらいから増えてきた青紫の可愛い花、アメリカアサガオです。
その名の通り、熱帯アメリカ原産の帰化植物で、温暖化に伴い増えてきたのではないかと思います。
花も葉も園芸植物のアサガオにそっくりですが、花のサイズがずっと小さいです。
優し気に見えますが、アサガオやヒルガオと違って萼が尖って反り返り、毛が沢山生えています。
こういうのは偏見かもしれませんが、外来種は花が可愛くても毛や棘など荒々しいものが多い気がします。
(2019/8 宇治市)
アメリカアサガオと花はそっくりなのに、葉だけが三裂せず丸いのがその名もマルバアメリカアサガオ。
同じく熱帯アメリカ原産です。
今年は見ないな~と思っていたら、一昨日小雨降る中散歩していて発見!
犬も歩けば棒に当たる、なつみかんも歩けばマルバアメリカアサガオに当たる!
こんな感じで沢山咲いていました~
やっぱり鉄道沿いのフェンスです。
マルバルコウとのツーショット。マルバ仲間です。
同じく何度もご紹介しましたが、ノアサガオです。
こちら花のサイズが15㎝くらいあり、園芸種が逸出したものと思われます。
中心部が赤くなって、灯りが点ったみたいに美しいです。
クズの葉と拮抗しているノアサガオ。
今年はノアサガオの花が少ない印象ですが、ひょっとしてクズに負けてる!?
いえいえ、道草日記にも載せましたが、フェンスがだめなら電柱で!
おやおや、こちらにもクズがいますね。
さて、この勝負どちらが勝利するのでしょうか。
おそらく、草刈りにあって、どちらも一網打尽になるんでしょうね~
最後は、撮るタイミングを逃したアサガオです!
今でも小学一年生の夏休みの宿題にアサガオの観察ってあるのでしょうか。
なかなか模様が美しい品種ですね~
ところでサツマイモ属というと食べられそうな感じがしますが、アサガオの種を食べると激しい下痢を起こします。
それを利用して、漢方では下剤にも使われるそうですが、素人は決して食べないように!
・・・って、普通食べないか。
ということで、長々続けたサツマイモ属特集はこれでひとまず終了。
また実や種など観察できたら投稿しますね~
【撮影:別に記載したもの以外、2021/8~9上旬 宇治市】
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そうなんですよ~
別にサツマイモが悪いわけではないですけど、サツマイモ属というとなんだかイメージが・・・
やっぱりアサガオっぽい形の花は、アサガオ属にしてほしいですね。
500種もあるって、何が一番の共通点なのでしょうね~
クズの花、先週末宇治川下流を歩いていてぽつぽつ咲いているのを見かけました。
とんがり帽子で結構可愛いのですが、せいbほうちょっと傍若無人すぎますね。
宇治川でも、エノキやセンダン。はては、毎年楽しみにしているフヨウまで覆い尽くされ、花が見られませんでした。
押し花、懐かしい思い出がよみがえりましたか?
細かい作業がお得意なんですね。
うらやましいです。
なにをおっしゃいますやら~
ご自身の投稿をよく見返してくださいませ。
もっと学術的な説明、沢山書かれていますよ!
私も、記事にするときに初めて知ることが多いので、自分自身があとから見返すことができるようにしています。
なので、じっくり読んでいただく必要は全くナシ。
お散歩で見つけたときに、ひょっとして前になつみかんが書いてた花かな?って思い出してもらったら十分です。
明日はよくご存じの場所ですよ~
よかったら横目で眺めてくださいね!
なんだか無理にお勉強してもらったようですみません。
最近ほとんど地元でしか歩いていないのですが、似たようなツル植物を沢山見つけ、調べてみたらどれもこれもサツマイモ属!
なので、自分の頭の整理もかねて、記事にしてみました。
アメリカアサガオも最近勢力をうんと拡大しています。
以前はマルバの方しかなかったのに、最近はむしろただのアメリカアサガオがあちこちで咲いています。
色が綺麗なので、結構好きですよ~
花の大きさは、アメリカアサガオとノアサガオを足して2で割ったのが普通のアサガオかなっていう感じです。
ほかにも、ソライロアサガオとかあるみたいですけど、さすがに野生化はしていませんね~
ninbuさんには申し訳ありませんが、私も甘~いサツマイモが大好きです。
おかずにしてもいいのですが、私としてはやっぱりおやつ!
ふかし芋、焼き芋、おいもの和菓子、おいものケーキ、スイートポテトに大学芋。
もう何でもござれです。
(お好きじゃないのに、並べ立ててスミマセン)
なので、アサガオやヒルガオがサツマイモ属と聞いたときも、この仲間だったのね~と思いました。
命名方法に関する「グチ」、面白く拝見しました。
確かに、昔の容花という素敵な花の名前を無視して、外来種の名前を優先したり、安易な名前を付けたり・・・
確かに、どの植物の名前も非常に単純な命名法ですね。
かといって、どれも風情のある名前を付けるのも大変そうです。
私もセンスが全然ないので、私には命名権はいらないです(笑)
fukurouさんにそう言っていただいたら、作った甲斐がありました。
昨日のマメアサガオとマルバルコウも、葉の形が微妙に違うので、生え始めでも大抵区別できます。
ヒルガオとコヒルガオですが、結構違いが沢山あるようで、すぐに分かるポイントが少ないです。
葉の形は変異が大きいので、花茎のひれが一番いいかもしれないですね。
またコヒルガオを探してみたいです。
私も全く同感です。
てっきりヒルガオ属かアサガオ属だとおもってたら、まさかのサツマイモ属。
サツマイモにの花は滅多に見られないのですから、アサガオ属にしておく方が覚えやすかったと思いますよ~
まあ、今回まとめたのでもう忘れないと思います。
(サツマイモを連呼していたら、甘い焼きいもが食べたくなりました^^;)
実は部屋でサツマイモの水栽培をしているときに、部屋の中は暖かいのであわよくば花が咲かないかな~と期待していました。
でもつるが伸びるのが早すぎたので、観察断念。
部屋で咲いたらきっと画期的でしょうね~
イヤイヤ、アサガオがサツマイモ属とは、
アサガオ属ではなかったんですね、それにしても
500種類も有るんですね、ビックリしましたよ。
クズ負けていますね、これから葛の花も見られますね
春のクズのツルって食べられの知っていますか?
ビロード色した葉もツルも押し花に欠かせない
画材でした、好きな画材でもありました。
鳥ばかり撮っている私には懐かしいです。
ホシアサガオをうっかり育てて、大変なことになったんですね。
サツマイモ属に限らず、ツル植物はしぶといですね。
(日本のクズもそうですね)
こぼれ種や、少し残った根などから、いくらでも生えてきますもんね。
要注意外来生物になっても、ある意味仕方ないのかもしれませんが、あまり花が咲かない線路わきのフェンス一面に咲くのは結構綺麗なのでいいと思います。
ガッチガチの金属塀にされて、ガッカリです・・
解説がどんどん博士ちゃんになってきて、読んでても頭に入りません。
元々読書苦手なので読解力文章力にかけてる事もあるのでしょうが。
こうなってくると、
みん花からブログへ移行したときに悩んだのを思い出します。
高山植物みたいに咲いてるヒルガオ・・ここだけほんまや~でした
コヒルガオは見たこと無いかも。
いわばみたいなところに咲いていて、shuさんの登山を思い出しました。
アメリカアサガオってこんなに小さい花なの?
マルバルコウと並んでこれだけとは。
ノアサガオは琉球アサガオとも呼ばれる、宿根アサガオですね。
繁殖力旺盛なので、緑のカーテンに良いとか。
この辺でも木にまで絡みついています。
色んなアサガオを見せて頂きました。
今朝はサツマイモ属特集でも、アサガオっぽい花の話題
なので、安心して見ることができました。(^.^)
ヒルガオがどうしてサツマイモ属になったのか知りませんが、
どう見てもサツマイモ属という分類は似合いません。
どうして日本人はこんなにサツマイモが好きなのでしょう。(笑)
ヒルガオは当初「容花」(かおばな)と呼ばれていたのに、
「ヒルガオ」なんてありふれた名前にしたのでしょう。
「容花」のほうが趣があってよさそうなのに・・・。
コヒルガオ、アメリカアサガオ、マルバアメリカアサガオも
同様です。
ヒルガオより小さいから?「コヒルガオ」
アメリカから来たから・「アメリカアサガオ」
葉が丸いから?「マルバアサガオ」
小学生でも考えつくような名前ばかりです。
もう少し趣のある気の利いた名前を付けられないものかと・・・。
すみません、朝から愚痴っぽいコメントばかりになりました。(≧◇≦)
サツマイモ属の学名 Ipomoeaは、ギリシャ語の ips(芋虫)+ homoios(似た)が語源だそうです。
日本語のサツマイモ属も、それを踏襲したと思いますが、なつみかん博士だったら、違う名前をお付けになったでしょうね。
Wikipediaによると、サツマイモ属はヒルガオ科の中で最も多くの種を持つ属で、種の数は600を超えているとありました。
https://en.wikipedia.org/wiki/Ipomoea
ヒルガオの学名は、Calystegia japonica ですが、japonicaと名がつく植物を観ると、ちょっと嬉しくなりますね。
大陸からアサガオが入って来る前は、容花(かおばな)と呼ばれていたようですから、容姿端麗の花の代表だったかもしれません。
宇治川にも岩がゴロゴロしているところがあるのかと思いました。どうやら人が運んで置いてあるようですね。
仰るとおり、まるで高山の風景のようです。
素敵なお写真になりましたね。
おはようございます。
サツマイモ属勉強になります。
花の違いや葉の違いもよく分かりました。
こちらでもコヒルガオかヒルガがオススキに巻き付いて咲いていますが、注意して見たことがありませんでした。
次の散歩の時、どちらのか立ち止まって見てくることにしましょう。
なつみかんさんに刺激されて。(笑)
なんで、サツマイモ属って感じです。
朝顔が、メインに感じます。
逆に、サツマイモが朝顔属なら、なるほどぉ~
って私だと感じてしまいます。
って言いつつ、そう決めた歴史があるんでしょうから、これを覚えればいいんですよね^^;
朝顔、昼顔、ルコウソウ、毎年律儀に咲き、
夏を楽しませてくれています。
今度、サツマイモの花も、見てみたい^^;
朝顔の仲間は強健が心情ですから、とにかく繁茂が早い
一度だけ遊びでホシアサガオを育てたことがあり、こぼれ種から増え続けて大量になりました
切り取って焼却しましたが、その後幾年も残り種から芽生えて困りました
マルバルコウ・ホシアサガオ・マメアサガオetc.
帰化アサガオのいずれもがとても可愛らしいのに要注意外来生物になっているとか 残念!