仕事で東京に行く機会があり、最終日は午前中で終了。
すぐに帰るのは勿体ないので、久しぶり(ん十年ぶり)に上野公園に行くことにしました。
公園の正式名称は上野恩賜公園、日本初の都市公園なんだそうですね。
なんと開園は明治6年だというのですから!
(ちなみに、京都御苑が整備されたのは明治ですが、国民公園に指定されたのは昭和24年だそうです)
上野公園といえば西郷どんの像ですね。
思えば何度か上野公園を訪れていますが、この像を見るのは初めてかも。
先走りました。
仕事帰りで荷物が多かったので、東京駅で預けて・・と思っていたのですが、人の多いこと!
何とか昼食は待たずに食べられましたが、コインロッカーはどこも使用中。
(余談ですが、東京駅のコインロッカー、スマホで空き場所を探したり、予約もできるそうです。)
仕方なく上野まで荷物抱えて行き、上野駅構内のロッカーに預けました。
上野駅の公園口から上野公園に入り、木々を見ながら歩いていると西郷どんに行きついたという次第。
(木々については最終回にクイズにしますね~)
意外と歩いている人は少ない感じ。
公園はとても広いので人が分散するのか、平日だからか・・・
どこに行こうかと思いましたが、何やらお寺のような建物があったので行ってみました。
朱塗りの建物がなかなか華やかです。残念ながら紅葉はもう終盤でした。
お堂の手前に看板があり、ここは「東叡山寛永寺 清水観音堂」とのこと。
なるほど、前にブロ友さんのブログで拝見したことを思い出しました。
公園の中にお寺?とその時思ったのですが、確かにありました。
しかも、寛永寺といえば徳川家ゆかりのお寺として、時代小説などにも度々登場しているお寺。
比叡山が京都御所の鬼門を守ったのと同じく、江戸城の鬼門を守るお寺として天台宗天海僧正が開山。
広大な上野のお山に、比叡山や京都の有名寺院になぞらえた堂宇を建立したそうです。
清水観音堂もその一つで、その名の通り清水寺に見立てて舞台造りで建てられました。
創建は1631年(寛永8年)、本堂は重要文化財に指定されています。
へえ!です。
今年は比叡山を2回も訪れたこともあり、とても親近感を覚えました。
まずは手水で手を浄めます。
それにしても、この網は何なのでしょう。
石段を登ると朱塗りの本堂。平日ということもあり、来訪者はほぼ外国人観光客でした。
私も参拝し、御朱印もいただきました。
舞台といってもそれほど広いわけではありません。
見下ろした景色はこんな感じ。
松に雪吊り? 雪なんて降るのかしら。
舞台を横切って向こう側の石段から下に降ります。
紅葉もわずかに残っていました。
ナンテンの実が鮮やかです。
そして、先ほど見下ろしていた舞台を今度は見上げてみます。
おや、あのレンズのように丸いものは何でしょう。
かわらけ投げの的? まさかね~
「月の松」という看板がありました。
なんと、松の幹がぐるっと一周回っています。その様子を月に例えたのですね。
ちなみにこの月の松は、浮世絵師歌川広重の「名所江戸百景」にも描かれています。
それもすごい!
この後、不忍池弁天堂に向かいました。その様子は明日・・・
【撮影:2024/12中旬 上野恩賜公園】