今回上野に行ってみようと思った理由のひとつは、国立科学博物館で開催されている特別展「鳥」。
一生分の鳥が見られるとのことで、すごく惹かれました。
ところが滞在できる時間は3時間ほど、不忍池で実際の水鳥も見たい、ということで今回は断念。
2月24日までなので、また機会があればその時に行ってみることにしました。
(それより、関西に来ないかなあ)
ということで、不忍池を目指します。
まずは弁天さんにご挨拶・・・と不忍池辨天堂に参拝。
知ったように書いていますが、人々がぞろぞろと向かう姿を見て「何、あれ?」
と思ったのが正直なところ。
こちらも東叡山寛永寺のお堂のひとつ。
昨日も書きましたが、寛永寺は比叡山延暦寺に見立てて作られたお寺です。
では、この辨天堂はどこに見立てて建てられたのでしょうか?
ヒントは、この辨天堂が建てられている場所は、昔は不忍池の中の島だったということ。
ということで、答えは「不忍池=琵琶湖」、「辨天堂=竹生島にある宝厳寺」なんだそうです。
東京の方々には常識なのかもですが、私は初めて知ったので感動。
まずは手水舎で手を浄めるのですが、ここの龍はなかなか端正。
さらに目を引いたのが、横にあった満開の桜!
冬桜の一種だと思うのですが、ここまで沢山咲いているのはめったに見られません。
一重で結構花が大きめですね。ということはザ・フユザクラかも。
ちなみに、上野公園桜マップというのが公開されていますが、残念ながらこちらは載っていませんでした。
この階段の上がお堂なのですが、手前にいらしたこの顔が人で体が蛇の像。
どこかで見たようなお姿は・・・地元三室戸寺にもいらっしゃる宇賀神様でしょうか。
ググってAIの説明を見ると、
「古くから信仰されていた福の神の総称で、食物神や農業神ともされる。
幸福や利益、知恵、財力の神とされている弁財天と同一視されることが多い。」
なんだそうで、あの琵琶もった美人の弁天さんと、この異形のオジサマが同じなんてちょっと不思議。
ということで、お参りを済ませ、御朱印もいただき辨天堂をあとにしました。
宇賀神の後ろ姿です。
こちら参道。何軒かの屋台もありました。
そして、先ほどの桜の木の反対側にも桜の木が!
こちらの方が花の数は少ないですが、なかなか綺麗でした。
ジュウガツザクラかな?
可愛いです~
ということで、辨天堂を出たあと、不忍池の周りを歩いて見ることにしました。
【撮影:2024/12中旬 上野恩賜公園】