第3回は植物園イチオシ、ムラサキです。
といっても、普段華やかな花壇の花を見慣れている目にはちょっと地味にも映るかも・・
でもこの揺れる白い花に、万葉の風を感じませんか?
ムラサキ(ムラサキ科ムラサキ属)は日本全国の山地の草原に分布する在来種ですが、近年非常に少なくなっているそうです。
名前の由来は花の色ではなく、根を乾燥させたら紫色になることから来ているとのこと。
生薬や染料として、古くから栽培して用いられていたそうです。
昔、紫雲膏という赤紫の臭~い軟膏を使ったことはありませんか?
強烈な匂いにへきえきとしながら、しもやけや火傷に塗るとあらあら不思議、跡形も残さず治ったことを覚えています。
今も売っているのでしょうか。
ムラサキの名前の由来は、他にも「群れ咲き」から来ているというのもあるそうです。
色は純白、形はムラサキ科特有のエンボス加工のような趣。
絶滅危惧種とはいえ、結構無造作に咲いていたので大げさだなってちょっと思いましたが、栽培は相当難しいらしいです。
西洋種の栽培は簡単なのですが、根は紫色にならず、薬効はゼロ。
見た目だけ同じでも、中身が無ければね~
ちょうどいいタイミングでいいものを見せてもらいました。
(ちょっと引いた写真です)
他にもいろいろな花があったので、ちゃちゃっと見ていただきましょう!
まず去年は気づかなかったこの花は、今あちこちで花盛りのオトギリソウの仲間、ツキヌキオトギリです。
オトギリソウ科オトギリソウ属。
花は結構小ぶり、四国と九州の林縁でのみ自生するそうです。
最大の特徴は、茎が葉を突き抜けていること!
名前の由来ともなった、その姿をご覧くださいませ~
強い日差しの下、満開だったタテヤマウツボグサ(シソ科ウツボグサ属)。
ウツボグサに比べて、花付きが良く、大柄です。初めて旬の時期に出会いました。
お馴染み、ホタルブクロもちょうど咲き始め。
地元では白しか自生しないので、赤紫が新鮮に感じます。
そして、咲いてるかな~と期待していたササユリはまだ蕾でした。
今日から毎日雨の予報。いよいよ梅雨入りのようです。
おまけに温度が高い予報ですので、皆様熱中症には十分お気を付けくださいね!
週末どこにも行けそうもないので、まだまだ京都府立植物園の特集を引っ張ります(笑)
【撮影:2020/6/5 京都府立植物園】
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ムラサキ尽くしですね(@_@)
そして、日本の在来種、へぇぇ
でも、今は、少なくなってしまったんですね。
白い花なのに、ムラサキ、言われないと、
何で?って思ってしまいます。
でも、根がムラサキになり、薬草として役に立ってきた。なるほど、勉強になりました^^
ムラサキってあったから昨日家でも撮ったムラサキシキブの白実のお花かと思ったらどうも違う・・。
成るほど!!
ムラサキというお花?
聞いたことあるようで、しっかり覚えていません。
紫雲膏??これも覚えてないけど、
シモヤケやあかぎれには黒い軟膏塗ったらすぐに治った記憶があるけど、そのこかな?
名前は憶えてません・・。
似てても中身が無い西洋種もある。ますます???です。
オトギリソウもツキヌキニなったら薬効無いのかしらね?
ウ~~ん私の中では今日の一押しは蕾でもササユリ~♡
ごめんなさい・・。
白くて小さいこの花がムラサキ?
根を乾燥させると紫になって、薬用になるとは知りませんでした。
塗り薬も知りません。
オトギリソウ、突き抜けちゃったの?
突き抜けるのはニンドウしか知りませんでした。
分かるのはホタルブクロだけです。
ササユリは咲けば分かるかも。
もうすぐ梅雨入りですね。
お互いに過去の写真を引っ張りましょう。
万葉の風、感じます~
素朴な花の色がいいねぇ~
日本の在来種ですか?
清楚で品がいい、是非とも残してほしいです。
ムラサキの花を最初に見たのは、奈良にある万葉植物園でした。
その時思ったのがまさに「ムラサキなのに白い花?」って(笑)
しかも他のムラサキ科の花は青系が多いですよね。
本家本元だけ白。
群れ咲きでムラサキという説は今回初めて知りました。
ブログにすることで私も毎回勉強になります^^v
万葉集にはムラサキを詠んだ歌が沢山あって、そんな昔から親しまれていたんだな~って思います。
明日香でも栽培されていたのかなって。
紫雲膏はとにかく臭いという印象!
一日はいた靴下にごま油を混ぜたような匂い・・・
でもこれが効くんです!!
特に火傷は跡形もなく綺麗になりますよ~
(って、私は何を宣伝してるんだか・・・笑。
子供の頃、ドーナツの揚げ油が腕の内側にかかり、3度の火傷って言われましたが、完治しました。それからファンです)
それはともかく、可愛い花だからしいちゃんのおうちにもあるかと思いました。
まあ、ササユリの方が美形ですけど・・・
梅雨入りしちゃったので、今年は咲いているところは見られなさそうですT_T
ムラサキといえば、額田王の作った有名な万葉集の歌があり、その印象も(紫雲膏とおなじくらい)強かったです。
なので、本物のムラサキの花を最初に見たとき、「え~こんなに小さな花?しかも白いやん!」
って思いました^^;
ツキヌキオトギリは今年初めて出会いました。
確かに突き抜けてましたよ!
でも今の時期クモの巣があちこちにあって、ツキヌキオトギリの花をもうちょっと綺麗に撮りたいと思っても、無理でした。
今日、近畿も梅雨入りしました。
がんばって引っ張ります(笑)
万葉の風を感じてくださって良かったです^o^
上品な花ですが、あまりに小さくて撮るのに苦労しました。
でもムラサキ科特有の花の凹凸が結構好きなんですよね~
ハナイバナのように超ミニサイズでも同じ形なのが素敵です。
ほんと、残してほしいですね!
その本家本元がこのムラサキなんですねっ!!
この時期にも確か府立に行ったような気がするのに
私は見たことないですよ~
新顔さんかしら?うらやましい!!
花から万葉の風を感じるなんて
さすが、なつみかんさんですね~
私はサッパリです!!
茜さす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る
ムラサキの花、私も見覚えがなかったので今年からかと思ったら、結構前からあったみたいです。
イチオシなので、説明板もあったようですが、気づかなかった・・・
「高貴な花」と言われているらしいですよ~
私の勘ですが、Yasuさん好みの花のような気がします。
今年はコロナで難しかったかもしれませんが、ぜひ来年はいらしてくださいませ!
それはそうとして、万葉の風を感じておられるのはYasuさんじゃないですか~
何気に額田王の歌載せてはるし。
さすがですね~