なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

アトリウムの逆さスイレン~水生植物公園みずの森2024/8下旬(3)

2024-09-08 05:51:11 | 植物

みずの森の見どころはこれだけではありません。
この日はとても暑かったので、早々にロータス館に移動。
ロータス館というのは宇治市植物公園でいうと緑の館のようなところで、種々の展示や温室があります。
見逃せないのは、ロータス(蓮)の魅力を種々の角度から紹介した常設展示室。
もう何度も行ってるので、私はしっかり見逃しましたが(笑)

ちょっと目を引いたのが、エントランスホールの龍。


よく見ると、うろこは金に彩色した松ぼっくりのようでした。
すごくリアルで、すごいセンス!


ここからお目当てのアトリウムに移動します。
あ~涼しいのはここまでか・・・
アトリウムというこじゃれた名前の施設、要するに温室です。
といっても、他の温室とは一味違います。

   

   



って、何が違うねん!ですが。
(上はアンスリウムの仲間、中左はカラテア、中右はイワタバコ科エピスシア属、下はブーゲンビレア)
もちろん温室なので、これらの熱帯原産の植物も少しは咲いているのですが、真打はこちらです。



スイレンです!首が長~く伸びたこちらのスイレンは熱帯スイレン。
アトリウムのイチオシは何といってもこの池。
加温しているので冬でもスイレンが見られます。(今は暑い・・・)



こんな感じの池に点々と咲いていました。
そして何と言ってもこの池の名物といえばこちら。


水面を鏡にしてくっきり映ったスイレン。
そう、逆さスイレンです。





名物と書いたのは、ここでは逆さスイレンを見やすく(撮りやすく)するための場所まであるのです。
おじさんカメラマンたちがそこで立ち止まって熱心に撮影されていました。



とはいえ、葉が多いので、なかなか鏡となる水面が見つかりません。
さらに、背が高いとどこにピントを合わせていいかわからない・・・
へたっぴいの根気なしのなつみかんは、こんな感じの中途半端写真で満足することに。

水鏡にならなくても綺麗なスイレンはほかにも沢山!




   

アトリウムのスイレンにもイトトンボ




これでもかとスイレンを撮り倒しましたが、ここで見られるのはスイレンだけではありません。
こんな花も・・・

ミズオオバコ(トチカガミ科ミズオオバコ属)です。水鏡になっています。
「水田雑草の女王」と呼ばれるほど美しい姿ですが、自生を見ることはありません。
絶滅危惧種になっているようです。

そしてこちらは・・・


逆さガガブタです。
普段見慣れたガガブタより背が高くて元気いっぱいですね。



こちらは、いわゆるガガブタではなく、ガガブタの仲間(ミツガシワ科アサザ属)だそうです。
見た目の違いはよく分かりません。
地下茎を伸ばして成長する抽水植物です。
茎の先っぽの方から根、芽、葉、花が出てくるそうで、ここだけで独立した植物体になるそう。
そう聞くと、どんどん増えそうなものですが、個体数は減少しており、準絶滅危惧種となっています。



みずの森のアトリウム、いかがでしたでしょうか?
この後、早い昼食をロータス館にあるレストランでいただき、帰路につくことに。
その前に、ちょこっと琵琶湖の方に立ち寄ることにしました。
その様子は明日・・・

【撮影:2024/8/25  滋賀県草津市】


コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 睡蓮と枝垂れエンジュハウス... | トップ | 烏丸半島から見た琵琶湖~水... »
最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ぜひ一度は・・・ (なつみかん)
2024-09-08 21:08:31
>takan32 さんへ
>水生植物公園... への返信
こんばんは~
みずの森は結構見所満載なので、ぜひスイレンの季節に行ってみてくださいませ。

旅行にいかれていたのですね。
ブログ、拝見しました。
バイカモは有名な醒ヶ井で何度かみたことがありますが、ミシマバイカモというのがあるのですね。
見た目はよく似ていて区別がわかりません。
富士の湧水だったら、水が冷たくてよく育ちそうですね!
三島も伊豆も一度も行ったことがありません。
いつかは行ってみたい場所です。
返信する
干支です (なつみかん)
2024-09-08 21:04:21
>ran1005 さんへ
>エントランスに竜?... への返信
こんばんは~
龍は今年の干支なので展示されているのだと思います。
毎年干支の展示があるのかもですね。
(記憶にはないのですが・・・)

ハスの展示室も結構面白いのですが、何度か行ったので今回はパスしました。スミマセン
首の長いスイレンは熱帯スイレンの特徴のようです。
逆さスイレンになると、より面白いのですが、写真に撮るのは至難の業です・・・
葉が広がりすぎて、映っている場所を探すのも難しいです。
ガガブタが昔は諏訪湖にもあったのですね。
調べてみると、特に絶滅危惧種になっているわけではないので、あるところにはあるのでしょうね。
でも地元では絶対見られません。
植物園のお楽しみのひとつです!
返信する
毎年あるのかも (なつみかん)
2024-09-08 21:01:14
>チー子 さんへ
>暑いなかご苦労様... への返信
こんばんは~
今日も暑かったですね!
行った日もすごく暑かったので、ロータス館の涼しさがありがたかったです。
こんな干支の像ができているのには驚きました。
毎年あるのなら、見てみたいです。

逆さスイレンも見所のひとつです。
年に一度は行きたくなります。
返信する
私もびっくりしました (なつみかん)
2024-09-08 20:56:29
>attsu1 さんへ
>おはようございます^^... への返信
こんばんは~
松ぼっくりの龍、迫力満点ですよね!
まさにうろこのように見えて、考えた人、作った人ともにすごいと思いました。

逆さスイレンはなかなか見ようと思っても見られないのですが、名物になっているのでここでは見放題です!

ガガブタは水生植物なので、通常は池などで見られます。
白くて可愛いですよね~
返信する
水生植物公園 (takan32)
2024-09-08 20:45:22
なつみかんさんへ、この公園は行ってみようかな、と思ってウェブサイトは見たことありますが、まだ一度も行っていません。スイレンが美しいですね。
9月6、7日と静岡県三島市、東京、伊豆と一泊二日で行ってきました。三島市ではミシマバイカモが見られました。ここは水がきれいな町です。
返信する
エントランスに竜? (ran1005)
2024-09-08 16:35:30
ロータス館のエントランスに竜?
マツボックリを金で塗って竜が展示されて居るのは何か意味が在るのですか?
『(蓮)の魅力を種々の角度から紹介した常設展示室』と伺えば、
急いで先を拝見したくなります!
お馴染みの熱帯植物の次の首の長~いスイレンは熱帯植物のスイレンなのですか?
確かに普段見られるスイレンの逆さスイレンを写すのは至難の業ですネ。
これだけ背高のっぽだと、水面が見えている場所でしたら撮影可能ですネ。
葉に黒い斑入りのスイレン・初見です。
その昔、ガガプタは諏訪湖に流入する河川でも見られたのですが・・・
多分、水質汚染か水温の上昇(?)で久しく目にして居ません。
返信する
暑いなかご苦労様 (チー子)
2024-09-08 09:49:22
金に彩色した松ぼっくりノ龍
凄く迫力有ります

逆さスイレン お見事 最高 綺麗に撮れてます

ガガブタ真っ白で清楚 珍しい
返信する
おはようございます^^ (attsu1)
2024-09-08 06:59:46
この松ぼっくりの龍は、凄い!!!
どうやったら、作れるんだろうと感心しきりです(@_@)
ブーゲンビレア、
この蕊と花で、私でもすぐに分かります。
生まれは南国なのをいつも感じます。

逆さスイレン
見事ぉ~、こんなのが見られるなんで、素敵な場所ですね

逆さガガブタ
驚いたのが、ガガブタと言うと地面で、咲くのをさり気なくみるんですが、
水面に浮かんでいる咲き方もあるんですね
驚きました(@_@)
返信する

コメントを投稿