なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

おすすめコースの秋~大阪公立大附属植物園2024/11上旬(1)

2024-11-12 05:21:12 | 植物

植物園シリーズ第二弾は、大阪府交野市にある大阪公立大附属植物園です。
今回は久しぶりに車ではなく京阪電車で出かけました。



最寄り駅は、京阪電車交野線の終点、私市(きさいち)駅です。
駅に付くと、トーマス君花機関車がお出迎え。
歓声を上げる子どもたちを差し置いて、まずはパチリ(笑)

ここから大阪公立大附属植物園は徒歩で5分ほどです。
入口で今咲いている花のちらしをいただき、おすすめコースの日本産樹木林に向かいます。



ちょっと暗めのこちらは、常緑広葉樹林です。
シイ、カシを中心として、モチノキ科やモクレン科など、日本に自生する常緑樹が植えられています。
手前の方が海岸近く、奥に行くほど標高が高くなってくるよう配置されているそうです。
今回は、一番手前にあった木をご紹介。



手前ということは、海岸に近い場所に育つ木ということ。
よく見ると、特徴的な実が沢山できていました。何かご存知でしょうか。



コブシの実に似てると思われた方、いい線いってます。
同じモクレン科モクレン属のオガタマノキ(招霊木)です。
その昔、天照大神が天岩戸に籠ってしまわれたとき、アマノウズメがこの木の枝を持って舞ったとのこと。
ご神木として、神社などに植えられていることも多いそうです。



木の下にツワブキが満開になっていました。



ツワブキも海岸沿いに咲く花ですよね。なるほど~



木の根元にキノコ。このところ雨がよく降ったので、園内あちこちでキノコを見かけました。



名前は分かりません。



先に進むと、落葉広葉樹林帯に移ります。
逆光でシルエットのようになっていますが、左手前は大きなクヌギ。
ムクノキ、エノキ、ケヤキとゴールデントリオ(勝手に決めた)が続きます。



街路樹のように並ぶ落葉樹の左手はサザンカ林になっています。
早くも花が咲き始めていました。



オオハナアブが必死に花粉をぱくぱく

ここから直進すると、外国産樹木林になるのですが、おすすめコースはユリノキのあたりで左折。
カエデ山方面に向かいます。
当然のことながら、紅葉はまだまだ。でも、ちらしにはある花が咲いているという情報が・・・



おっと、こちらはカエデ山を登る途中に返り咲いていたモチツツジです。
例年、モチツツジは返り咲きが多いので、これからも楽しめるでしょう。

そして、目的の花は・・・ありました!



薄暗い樹林下に咲いていたのはコウヤボウキ。
ざわざわと沢山!



何度見ても不思議な形ですね。
キク科なので、多くの花が集まってひとつの花のように見えています。
花の根元にはピンクの冠毛が沢山。カールした花弁に突き出しているのが蕊です。
枯れた後の綿毛がピンク色なのは、この冠毛のおかげなのですね。

これで見たい花は全部見た・・と言うわけではないのですが、かなり満足。
カエデの紅葉はありませんでしたが、こんな紅葉が。



ハゼノキです。実も残っていますね。
下を見ると、ここにもキノコ。白くて表面にトゲトゲがあります。名前はやっぱり分かりません。



こちらには、点々と丸いキノコ。
なんだか、オーブンに入れた焼く前のパン生地のようです。



ほらね



な~んて楽しんでいる場所はこんな感じです。
気持ちいいです。



ススキがお日様にキラキラ光っていました。



ということで、メインコースはこれでおしまい。
明日は、歩いていて見つけた草木などクイズ形式でご紹介しますね~

【撮影:2024/11上旬 大阪公立大附属植物園】

コメント (6)
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