大阪公立大附属植物園2回目の今日は、園内で見た草木の花や実や葉をクイズ仕立てでご紹介。
といっても、本格的なものではなく、写真、解説の順番で載せただけなので、お気楽にご覧くださいませ。
最初は園内、特にサクラ山あたりに沢山咲いていた花です。
見慣れたこの黄色い姿はアキノキリンソウです。
キク科アキノキリンソウ属。
今の時期はキク科の花が多く、チョウたちが吸蜜に忙し気に飛び交っていました。
ベニシジミですね。
お次は、同じくサクラ山で見たこちら。
え、チョウの写真じゃないのって。
まあ、撮ったきっかけは沢山のチョウが集まっていたからなのですが。
こちらはヨメナ(多分)です。
野菊の仲間は区別が難しく、こちらは花が落ちた後冠毛がないことからヨメナとしました。
訪れているチョウは、ベニシジミの他、アブやヤマトシジミなどです。
別の場所でも野菊の仲間が沢山咲いていました。
遠いし、近づけないし、こりゃわからん。
望遠で撮ってもこの程度・・・
おっと、大きなヒントがありました。
散った後が綿毛になっています。こちらはノコンギクですね!
ヨメナと同じくキク科シオン属ですが、冠毛があり綿毛になります。
次は絶対分からないと思いますが、サクラ山でたった一輪咲いていた花です。
樹名板には「北円桜」とありました。
冬の桜ではなく、八重桜の迷い咲きのようでした。何輪か咲いていました。
この辺りは少し高台になっており、下の景色がよく見えます。あ、クイズじゃないですよ。
ここから下の方に下りて行きます。
途中で咲き残りの花を見かけました。
こんな写真で分るかい!だと思いますが、こちらはヒヨドリバナ(キク科ヒヨドリバナ属)です。
葉を見ると、フジバカマではないことが分かります。
ススキといいコラボです。
下に降りると、コスモスはもう終わっており、赤い花の咲いた木がありました。
ベニバナトキワマンサク(マンサク科トキワマンサク属)です。
開花期は春なのですが、いつでも咲いている印象があります。
次は、希少種が大切に育てられているエリアで唯一咲いていた花です。
ウメバチソウ(ニシキギ科ウメバチソウ属)です!
山に咲く可愛い花で、ブロ友さん方のブログで見せていただくことが多いです。
いつも羨ましく思っていたので、初めて実物が見られて満足です。
ここからは、花以外です。
この木、分かりますでしょうか。こんな写真で分かるわけないですよね。
少し紅葉(黄葉)し始めた葉がこちらですが、どうでしょうか。
この独特の葉の形をご記憶でしょうか。
ユリノキ(モクレン科ユリノキ属)です。
この時期、黒くなった実が残っていることも多いです。
お次は実です。写真は一枚だけ。
今年何かと話題の紫式部、もといムラサキシキブの実が綺麗に色づいていました。
園芸種のコムラサキと違い、実がややまばらに付いています。
注意深く見ていると、里山でも(宇治の山でも)結構見られます。
それと、槍が突き出したような冬芽がもう付いていました。裸芽で、ここから次の葉が出てきます。
次も実です。
ガマズミ(ガマズミ科ガマズミ属)の実のようでした。
まだ鳥に食べられずに残っているということは、他にも食べられるものが多いのでしょう。
あと少ししたら、ガマズミも、先ほどご紹介したムラサキシキブにも小鳥が群がります。
ラストはこちら。
なんじゃこれ、の写真ですが・・・
大阪公立大附属植物園には沢山の鳥がいます。
冬になると冬鳥もみられます。今回それも期待していたのですが、見つけたのはメジロのみ。
無理やり撮って写っていたのがこの一枚だけと言う・・・
ちょっと残念な結果でしたが、今年は冬鳥が遅れているので仕方ないですね。
【撮影:2024/11上旬 大阪公立大附属植物園】