いつもお散歩する山科川の下流、宇治川との合流点近くで信じられない光景を見ました。
まずは堤防上の歩道から見たところ。
青紫の花がびっしり咲いています。
付近の草を見ると、先日の大雨で増水したときになぎ倒されたままになっていました。
でもこの青紫の花は、しゃきっと立って咲いています。
川のすぐそばの歩道に下りてみました。
こんな感じ。
かなり上流の方から途切れなく咲いています。
さてなんの花でしょう。
そうです。前に道草日記でもご紹介した、ヤナギバルイラソウ(キツネノマゴ科ルイラソウ属)でした。
この名前に聞き覚えがなくても、「ルエリア」という名前で知っている人も多いのでは。
ブラジルやメキシコなど、南米・中米原産の多年草。
日本には園芸植物として流通しています。
そして、どの園芸サイトを見ても「大変育てやすい花」と書いてあります。
育てやすい=ほったらかしでも育つということ。
この様子をみて、宇治川のノゲイトウの大繁殖を思い出しました。
キツネノマゴ科ですが、キツネノマゴというより、どちらかというと巨大なスズムシバナ、もしくはイセハナビ。
なるほど、和名は「ムラサキイセハナビ」。
温室にもこんな感じの花が結構あります。
ヤナギバルイラソウは、葉がヤナギのように細いから。
蕾もまだ沢山付いています。
どこまで行っても途切れません。ほかの花が何もなくて、単調極まりないです。
人はコスモスやネモフィラなど沢山植えてお花畑を楽しみますが、こちらは「勝手お花畑」。
なんとも手間いらずなのですが、それはそれで怖いものが・・・
ここまで熱帯の花が増えたのは温暖化のせい!?
どうも種を勢いよく弾き飛ばしてどんどん繁殖するようです。
土を選ばず、肥料も不要。水分が大好きとなると、この場所はベストですね。
ちょっと沢山雨が降ったら増水するので、そんなときに種が流れて定着したのでしょう。
コンクリートの隙間にしっかりと根を張っています。
元々の自生地でもこんな風に勢力を拡大していたのかもしれませんね。
さて、もう一種類この場所で沢山見られた花がこちらです。
ご存知、タマスダレ(ヒガンバナ科タマスダレ属)。
こちらも南米原産で、明治時代に園芸植物としてやってきましたが、今や半野生化。
今年は特にあちこちで見かけます。
ゆで卵配色の花がとても綺麗です。
わが家にもあるのですが、なぜか成長が悪く、未だ3cmくらいしか伸びていません。
あまりに日当たりが悪く、水はけも悪いので地植えにしたら、タマスダレすら育たないようです。
同じころの去年の写真がないか探しましたが、11月初めにしか行ってませんでした。
思い出しましたが、この細い葉を見てなんの植物が分からず、写真を撮っていました。
ヤナギバルイラソウ、去年も多分咲いていたのですね・・・
(右の写真の手前はオオオナモミ、奥に広がっているのがヤナギバルイラソウ)
前にカリガネソウの群生の投稿をしましたが、同じ群生でもこちらはちょっと微妙な感じです。
今のところなんの規制もかかっていないようですが・・・
【撮影:2021/9/12 山科川】
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おはようございます。
まるで公園の花壇かなんかと見間違えますね。
人の管理から逃げ出して、ここまで広がっているとは驚きです。
と言うのも大阪の散歩道の人様の花壇にこの花が植えられているからです。
最近名前を覚えた花です。
人のお宅の花ですので、詳しくはのぞけていません。
種子散布は自力散布何ですか?
大阪に帰ったらお願いして写真を撮らせてもらうことにしましょう。
fukurouさんと同じように、花壇とかです。
この繁殖力があるような花って思っていなかったんですが、
凄い繁殖力ですね(@_@)
綺麗な紫の花と可愛い花なので、へぇぇです。
水辺の土地が合っているのかもですね
台風大丈夫でしたか、こちら、凄い豪雨が降りました。
でも、今日は涼しい秋の青空です^^
可愛いお花じゃないですか。
一瞬欲しい!!って思ったのですけどね。
コンクリートの隙間から出てるの見て、遠慮しとくって思いました(笑)
そもそも減らそうとしてるのに欲しいの言葉はもう使っちゃダメなのですよね(笑)
三連休の中日いいお天気なのできっとどこかへ出かけてはるんだろうな~。
「ヤナギバルイラソウ」と聞いてもピンとこなかったのですが、
「ルエリア」と聞いてわかりました。
以前、柏の葉公園で「ルエリア・マクランサ」という名前の花を
撮影して、私のライブラリーに残っています。
花壇の中で見た花と違い、山科川に大繁殖している光景を見ると
不気味さ、さえ感じてしまいます。
熱帯産の花なので、耐寒性が無いと思われますが、川のような寒い
場所でも冬を越してしまうんですね。
タマスダレもすでに野生化しているようで、公園だけでなく、道端
や河川敷などでもよく見られます。
「ルエリア」も黄色くて綺麗な花を咲かせるオオキンケイギクの
ように、特定外来生物に指定され、駆除される運命なのでしょうか。
今日は晴れて暑いです。
今ミンミンゼミが泣いています。
ヤナギバルイラソウ(ルエリア)の繁殖力は凄いですね。
綺麗だからいいじゃない、と言ってはいられないのでしょうかね。
うちのはピンクで増えて2鉢になり、今も咲き続けています。
鉢植えですから、背が低いです。
近所で青も白花も見ています。
外で冬超ししますから、川岸でも増えたんでしょうね。
周囲の植物に悪さをするのでしょうか?
ほんと、ここが公園だったら植えたものだと思いますよね。
でも山科川沿いのこの場所は、ちょっと大雨が降ったら水没するところ・・・
そんな場所に植える人はいませんよね。
だとすると、何らかの理由でここに生えたとしか思えません。
写真も載せましたが、この川の水が流れている水路の縁はブロックで出来ていて、隙間が少し開いています。
おそらくその隙間に土が入り込み、そこに種が入り、芽を出し、根を張ったのではないかと・・・
このようなブロックの隙間はほかの草が入り込まず、適度な湿度もあって、案外植物にとっては好環境と聞いたことがあります。
すごく育てやすい草、ということでしたので、伸び伸び増えたのでしょうね~
大阪に帰られたら、どんな生え方をしているか確認してくださいませ。
先月の道草日記にも載せたと思いますが、家の近くの水路にも1本生えています。
今思うと、その生えている場所の近くのマンションのベランダでヤナギバルイラソウを育てている人がいました。
きっとその種が飛んで雨の日にでも水路まで流れ込んだのでしょうね。
何年か後には、結構広い範囲で野生化するかもですね。
別に他の植物を追い出したりしないのなら、沢山咲くこと自体は綺麗な花なのでいいと思います。
これからも観察してみますね!
台風、こちらはほぼ影響なしでした。
雨も少し強い雨という程度でしたし、風は全然でした。
天ヶ瀬ダム、放流やめちゃいましたよ(笑)
お庭の中で育てている分にはいいみたいですね。
いったん外に逃げ出して、そこの環境が気に入ったらこんなことになるみたいです。
元々この山科川は珍しい外来種が咲く不思議な場所で、ちょっと場所が違いますが、セイヨウミヤコグサの群落で堤防がまっ黄色になったり、シロバナマンテマで埋め尽くされたりします。
だからといって、家に持って帰っても全然増えないんですけど(笑)
しょっちゅう、環境がかき乱されるので、強い種だけが残るのかもしれませんね~
今日はまた宇治のお茶どころを散策していました。
久しぶりに2万歩以上歩いて疲れたよ~
とても綺麗な花なので、お庭で育てておられる方も多いようですね。
プランターや鉢で育てる分には大丈夫みたいです。
熱帯や亜熱帯に育つ花、最近日本にもどんどん帰化しているようで、温暖化を肌で感じています。
タマスダレもどこにでも勝手に生えていますね。
今はこの場所にはルエリアしか咲いていませんが、多分花が終わってもう少ししたらほかの植物も生えてくるのではと思います。
もしルエリアだけに占領されたら・・・
ninbuさんが心配されるように、オオキンケイギクみたいに特定外来生物に指定される可能性もゼロではありませんね。
オオキンケイギクはその繁殖力の強さで、付近の植生を変化させてしまったため、指定されたと聞きました。
そうならないことを祈っています・・・
多分庭で鉢植えにされている分には全く問題ないのではと思います。
色々な色があって綺麗ですよね。
他の植物に悪さをしないのなら、別に生えていて全然問題ないのではと個人的には思います。
ここではないのですが、外来種と在来種が仲良く共存している場所はいくらでもあります。
でも今回ちょっと背筋が寒くなったのは、ヤナギバルイラソウが生えている場所には、それ以外の植物が全く、一本もなかったんです。
人間が植えたのならいいのですが、もし自然にこうなったのならちょっと怖いと思いました。
なので、これからしばらくこの場所の観察を続けたいと思います。
(去年は少なくとも11月初めには同じ場所に色々な種類の植物が生えていました。)
見ている分には本当に綺麗なんですけどね~