私が京都府立植物園の中で一番好きな場所は植物生態園・・・というのは再三ここでも書いています。
ところが、12月になると普通の野山同様、植物生態園も枯草と落ち葉ばかりの場所になってしまいます。
私が行ったのはまだ12月初めでしたが、生態園入り口の「今見られる植物」の案内板にはたった5種類。
しかもそこには花の名前が1つしかありませんでした。
じゃあ、何もないのか?
チッチッチ、入り口の写真だけで諦めてしまうのは素人です。
探せば、色々と出てくるのが植物生態園の面白いところ。
今回も、結構な数の見どころがありました。
その中から、今日は実を取り上げたいと思います。
ついでに、他の場所で見た「実」もご覧いただきますね~
今日は久しぶりに名前を後シリーズにします。
最初はこちら。
昨日載せたコナラの近くにありました。
全体はこんな感じで。北山門から入ってすぐのところにこの木があるのを初めて知りました。
この鈴なりになってぶら下がる赤い実はイイギリ(イイギリ科イイギリ属)。
最初は緑、次に茶色になってから、最後に赤くなる珍しい実です。
お次はみんな知ってるこちらの実。
この木はすごく沢山の実が付いていました。
背は低く、常緑の小低木です。
こちらはマンリョウ(サクラソウ科ヤブコウジ属)。
お正月近くに赤くなり、万両という縁起のいい名前であることから、好まれます。
お次はこちら。すぐにお分かりですよね。
万と言えば千でしょう。
こちらはセンリョウ(センリョウ科センリョウ属)。
こんなに綺麗に咲く場所があるとは知りませんでした。
お次はこちらです。
万両、千両ときたら、百両と行きたいところですが、あいにく京都府立植物園では見つけられず。
一つ飛ばして十両、すなわちヤブコウジ(サクラソウ科ヤブコウジ属)を載せようと思ったのですが・・・
上手く写真が撮れなかったので、代わりに今盛んに実を付けているツルコウジをどうぞ。
少し毛深く、葉の雰囲気も違います。
おつぎはこちらのトゲのある植物の実です。
こちらは一両ことアリドオシ(アカネ科アリドオシ属)です。
いいことが有り通しという意味で縁起物として使われるそうです。
でもこのトゲはとてもきつく、ちょと触りたくはありません。
来年はぜひ百両も植えていただきたいです。
さて、京都府立植物園にはそれ以外にも赤い実が見られます。
植物生態園でも結構よく見られるのがこちらの実。
実の付き方と葉のツヤツヤでおわかりでしょうか。
全体はこんな感じ(左)、常緑ですが赤くなっている葉もあります(右)
こちらの実はハクサンボク(レンプクソウ科ガマズミ属)です。
ガマズミの仲間だけあって実の付き方はよく似ていますが、常緑なのですぐに分かります。
ここらで植物生態園を離れます。アジサイ園の中のお手洗い横にある木の実です。
こちらはナギイカダ(クサスギカズラ科ナギイカダ属)。
イカダと言えば葉の真ん中に花が咲くハナイカダが有名ですが、こちらのナギイカダも葉の上に花が咲きます。
ところが、調べてみたら上の写真で先っぽが鋭く尖った「葉」は葉ではなく茎が扁平になったものなんだそうです。
葉はというと、退化して無くなってしまったのだそう。
知らなかった~
お次は一見ジューシーに見える赤い実。
でもこの実は食べられません。鳥もすぐに食べに来ないということは、よほど美味しくないのでしょう。
早春に葉に先立って黄色い花を沢山咲かせます。
こちらはサンシュユ(ミズキ科サンシュユ属)。
上の写真の左下隅にもうモスク型の花芽が付いていますね~
この写真はクスノキ並木から大芝生方面に向かうあたりで撮りましたが、森のカフェの裏手にも沢山あります。
次はまだ赤くなる途中のこちらの実。
ごてごてと付いた実も特徴的ですが、大きな葉もよく目立ちます。
郵便局の木にもなっている・・といえばお分かりでしょうか。
こちらはタラヨウ(モチノキ科モチノキ属)
葉の裏を引っかくと文字が書け、なんと切手を貼ったら送ることもできるそうです。
お次は二個だけぶら下がっていたこちらです。
簡単!カキノキ(カキノキ科カキノキ属)ですね。何かの品種なんだと思いますが、確認できませんでした。
ここまでは赤い実でしたが、お次は青紫の実。
赤く見えるのは萼です。
まだ残っているとは思いませんでした。クサギ(シソ科クサギ属)の実です。
他の場所ではほぼ実は落ちてしまい、赤い萼のみ目立っていました。
お次は最後です。
今年は益々豊作!かんきつ類ゾーンに沢山なっていたこの巨大な実は・・・
まるでナツミカンかグレープフルーツのようですが、こちらはオオミレモン(ミカン科ミカン属)です。
レモンなんだ~
京都府立植物園に行った次の日に、ご近所散歩をしていると、庭にこのオオミレモンの木を植えておられるお宅を発見。
それほど大きくない木なのに、やはり実がたわわに生っていました。
最近人気なのでしょうか。
さて、明日は木の花をご覧いただきたいと思います。
冬に咲く木の花といえば・・・そうそう、あれですよ!
【撮影:2022/12/3 京都府立植物園】
今回も楽しくお勉強させていただきました(^^)♫
植物の観察は楽しいてますよね!
実が赤いっていうだけでとっても可愛いです💕
川沿いにもサンシュユの実が赤くなってとっても綺麗でした。
写真が読み込めなくてまだアップ出来ていないのですが、今日はちゃんと読み込めたら良いな🐰
私は百両とか十両とか --センリョウとマンリョウはさすがにわかりますが-- お金に全く関心が無いのでそういうのが出ると全滅です。
あと、凡ミスで、タラヨウが出ませんでした。
柑橘類も弱いので、最後も全く分かりませんでした。
マンダリンと温州ミカンの区別もできません。できる人いますかね?!(^^)!
サンシュユ、被って失礼 または光栄です(^^♪
あ!!!まさに、素人のワタシだ^^;
クイズ版、
分かりますよねって書かれていると
プレッシャーのかかる私です(T_T)
何となくは分かるんですが、実際、当たらないのが、多数です(T_T)
さざんかさん、なつみかんさん、
例えばNinbuさんのところで、ほとんど当てるじゃないですか、
私なんて、基本名前を読んで、理解していますよ^^;
と言う中、
サンシュユ、クサギぐらいは、一目で分かるので、
楽しませていただきました^^
クイズ形式で観ていって、楽しかったですよ。
マンリョウ、センリョウは我が家にもありますので、すぐに分かりました。
今年はマンリョウの実が豊作なのに対し、センリョウは僅かしか実が生らず、しかも小鳥が食べたので、木に残っているのは少なくなっています。
アリドオシは、答えを見て(なるほど)と思いました。
ハクレンボクは知っていたのに、自信がありませんでした。サンシュユは分かりましたよ。
タラヨウは分かりませんでしたが、モチノキ科モチノキ属と聞いて納得です。
カキノキは、大きさに騙されました。クサギは、もちろん正解でしたよ。
という訳で、半分以上は正解だったと思います。
最後のオオミレモンですが、しっかりトゲがありますね。
レモンのトゲは、大きくて硬いので、実を採る際には十分気をつけましょう。
私は、今年の剪定の際に、着ていたジャンパーを引っかけて、しばし身動きできなくなりました(笑)
さて、冬に咲く木の花・・。ヤツデでしょうか? それとも、私のブログでも特集中のあの花でしょうか?
マンリョウ、センリョウと来たら、ヤブコウジ!と思ったらツルコウジ!
ハクサンボク、ナギイカダ、タラヨウも分かりませんでした。
オオミレモンも。
7勝5敗で、やはりチッチッチでした。(泣)
ハナイカダの実は黒でしたっけ?
葉の感じ(葉ではないそうですが)が違いますね。
博士のクイズは難しかったです。
またしても初めて聞く言葉 郵便局の木になっているタラヨウ
文字を書いて送ってみたいですね。でも乾いてカサカサになってしまわないのかしら?
真っ赤な実が大好き! 今回は沢山の赤い実を見せて貰って o(*^ー ^*)oにこっ♪
オオミレモンも初めて丸いんですね。
実が付きやすい木なんですね。
名前を後シリーズと聞いて、暫し私の心の中で不安が過りました。(笑)
今日も全滅かと、覚悟をして臨みましたが、何と4問正解でした~。!(^^)!
マンリョウは文句なしでわかりました。
センリョウは「万と言えば千でしょう」のヒントに助けられました。
サンシュユは私の「11月の花のアルバム」に登場するのでわかりました。
カキノキは果物の柿の木ですよね。そうであれば正解です。
「お手洗い横にある木の実」というヒントで迷わず「金木犀」と解答しました。
何故なら、昔はトイレの側に金木犀をよく植えていたからです・・。
でも、これは昭和の時代の話ですよね。(^-^;
巨大な実、これはもう夏みかんしかないと、確信して解答しました~。(笑)
残念ながら、見たことも聞いたこともないオオミレモンでした。
冬に咲く木の花と言えば、山茶花、椿、冬桜が思いつきますが・・。
明日のブログを見るまで正解はお預けですね。(^.^)
朝早くからコメントありがとうございます。
私もたいがいですが、早起きですね!
お散歩しながら植物をみるのはとっても楽しいです。
今の時期、花は少ないですが、まだまだ実はついていて、鳥さんの餌になっていますね。
サンシュユはいかにも美味しそうなのに、鳥はあまり食べに来ていません。
先日、わが家のハナミズキの実をメジロがバリバリ食べていましたが、あれより美味しくないの?って思っちゃいました。
寒い日が続きそうです。
体調管理に注意して、楽しくお散歩続けたいですね~^^♪
マンリョウ、センリョウの次はヒャクリョウ!
のはずですよね。
京都府立植物園には、百両を植えてもらうようにお願いしておきます。
(何年か前にはヤブコウジと同じ場所にあったんですよ~)
タラヨウは私も結構度忘れします。
柑橘系、今日のが分かったら天才でしょう。
オオミレモン、私もそんな柑橘があることすら知りませんでした・・・
クイズ形式なだけで、クイズではないのでご安心を~
その証拠に、全問正解でも何の商品も出ません(笑)
私もクイズはすごく苦手で、頭の体操系の問題も全く思いつきません。
多分すごく頭が固いのだと思います。
なので、毎週整体でほぐしてもらうのですが、全く追い付きません。
Ninbuさんの記事の中で、正解・不正解は極端です。
園芸種や横文字名前はほぼ全滅ですよ!
その点、さざんかさんはさすがですね。
サンシュユは今の時期に実が沢山見られますが、クサギに実が付いていたので驚きました。
今年は紅葉も実も遅いです。
赤い実、今の時期によく見られる実が多かったのではないでしょうか。
家に帰ってつらつら撮った写真を眺めていると、
「あれ、万両、千両・・・十両みたいなのもある。一両も!」
と気づいて、今日の投稿をクイズにすると決めました。
あと、サンシュユが綺麗でしたね~
イイギリはこの時期、植物園に行く度「発見」するので、結構何本も生えているようです。
毎年、冬が近づくにつれて「毎年何を投稿してたかな~」と思うのですが、実際に外に出てみるといろんなネタが転がっていて面白いです^^
しばらく京都府立植物園が続くので投稿は先になりますが、今日行った宇治の山で嬉しいことがありました。
病みつきになりそうです^^;
確かにオオミレモンにも棘が沢山ありますね。
「経過観察中に付き、触れないでください」
という大きな看板があるので、遠巻きに見ていました。
剪定は確かに危ないですね。
気を付けてくださいね~
さすがによくお散歩やお庭で観察されているだけあって、よくご存じですね!
自分がクイズ仕立てにするときは偉そうに書いていますが、実際に野山で見ると結構悩みます。
京都府立植物園は庭みたいなものなので、生っている場所で大体分かります(笑)
ハナイカダの実は黒ですね。
ナギイカダの花はとても地味みたいです。
葉のような茎の先がとてもとがっていて、うっかり近づくとすごく痛いですよ。
前に一度タラヨウの葉が落ちていたので、裏に爪で字を書いてみたら本当にちゃんと黒くなって読めました。
昔はここに伝えたいことを書いて届けたことから、ハガキ(葉書き)という言葉が生まれたそうです。
「タラヨウ 郵便」で検索したら、沢山切手を貼ったタラヨウの写真が出てきますよ~
近場の林などにも生えているので、一度試してみたいです。
赤い実は冬は特に目立ちますね。
雪うさぎに赤い実の目を付けたら可愛らしそうです。
楽しんでいただけたようで良かったです!
今日も分からないから、私の面白い文章を探すとおっしゃったらどうしようかと思っていました。
というのも、解説ばかりでちっとも面白くないから。
元大阪人でもアホな冗談ばかり言ってるわけではありませんよ~(笑)
トイレの横の木からキンモクセイという連想がすごいです!
書いてしまってから、あまり意味のない情報だったなと思いましたが、そんな風に思い描いてくださったのがちょっと面白いというか^^;
ちなみに、日本にあるキンモクセイは雄株だけなので、実を見る機会はありません・・・
明日は平和(平凡)な投稿なので、お気楽に~