先週末、早起きして伊吹山に行ってきました。
伊吹山は滋賀県と岐阜県にまたがる標高1,377mの山です。
こちらは、名神高速伊吹PAから見た伊吹山の光景です。
9合目まで伊吹山ドライブウェイで行けるので、手軽に山頂まで登ることができます。
伊吹山は神話の昔から霊峰として知られており、日本武尊が東征の帰りに立ち寄ったことでも有名。
修験道の山でもあり、今も山頂に伊吹山寺があります。
まあ、そんな雑な説明よりなつみかん的に重要なのはこの山が日帰りで行ける花の山であること。
日本では高尾山に続いて2番目に植物が多い山という調査結果もあるそうです。
私も毎年1回は季節を変えて訪れ、季節の花を楽しんでいます。
さて今回は何が見られたでしょうか。
もっともポピュラーな登り道が西登山道です。
緩やかな登りなので、短パンサンダル履きの人も多数・・・
私もこちらから登ります。
(ほかに中央登山道がありますが、階段状の道を一気に登る道なので、行きにはお勧めできません)
すぐに表れたのがこちら。
テンニンソウ!と思いましたが、こちらはフジテンニンソウ(シソ科テンニンソウ属)。
あっちもこっちも沢山咲いていました。
以前9月に行った時はもう咲き終わっていたように思いますが、今年は早いのでしょうか。
しかも、いつ見ても葉が虫に食われてぼろぼろのイメージがあるのに、とても綺麗!
ところで、登り口付近の秋のお花といえばサラシナショウマが有名ですが・・・
上の方の黒っぽく枯れた草がサラシナショウマ。
時期が遅かったようで、わずかに残る花もこんな感じでお疲れ気味。
実になっているものも・・・
これはまだましな方ですが、終盤であることは間違いありません。
その点、フジテンニンソウはまだまだこれからのようです。
下から咲き上るので、最初に咲いた花は落ちてしまっていますが、蕾も沢山あります。
こんな石灰岩むき出しの登山道を行きます。
手前がフジテンニンソウの群落、奥がサラシナショウマです。
歩きやすい登山道をゆるゆると登ります。
ますますフジテンニンソウが増えてきました。
中にところどころサラシナショウマの花が混じります。
遠くに琵琶湖と山の中を通る道が見えます。
突き当りまで行き、折り返しの道になります。左手にはやはりフジテンニンソウ。
上まで登ると、先ほど見上げていたお花畑が眼下に見えます。
どこまで行ってもフジテンニンソウだらけですね。
代り映えしない写真ばかりですみません。
他の花も咲いていたのですが、それは明日まとめて出しますね。
さらに登ってもまだ咲いています。
ゴロゴロと石灰岩、その隙間にフジテンニンソウ。
ほぼ山頂です。
それにしてもなぜこんなにたくさんのフジテンニンソウが生えているのでしょう。
葉の裏の主脈に毛が生えていることがテンニンソウとの違いなんだそうですが、写真撮ってません・・・
ネットで調べてみると、伊吹山の写真ばかり。
富士と名前がついていますが、伊吹天人草でもいいくらいです。
穂状の花ではよくありますが、下から上に小さい花が咲き上ります。
左が咲き始め、右が咲き終わりです。
一番いい時期に見られたのでラッキーでした。
できればもう少しちゃんと撮りたかった・・・
明日は山頂までに見たその他の花です。
【撮影:2023/9/16 伊吹山】
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日本武尊が東征の帰りに立ち寄ったことでも有名なんですね。
そう聞くと、なにか厳かさが伝わってきます。
程よいドライブも楽しまれたのでは?
フジテンニンソウ、サラシナショウマ、
この群生は、凄い(@_@)
何か伊吹山を覆い尽くしているかのよう
そして、地図で見るとまさに、岐阜と滋賀の堺、
こんなに標高があると、景色が良いですねぇ
青空とともに、気持ち良いハイキングだったのも
伝わってきましたよ^^
9合目まで車で行かれたのですね。それはちょっとだけ残念でしたね。
山頂付近で長い時間を過ごすには、それもいいかもしれませんが、下から登るのもいいものですよ。
上野登山口とスタートする伊吹山の表登山道を使うと、山頂まで3時間半ほどで登れます。
途中、登山道脇にたくさんのお花を見ることができます。特に3合目付近はお花の種類も多かったように思います。
季節が違いますが、私が登ったときの記事です。
https://blog.goo.ne.jp/shu2702/e/006b1f2c2ec9718d1733dd9e46f436a1
さて、フジテンニンソウですが、テンニンソウとの違いを教えていただきました。
遠目で見たら違いが分からないので、これまではテンニンソウだと思っていたかもしれません。
それにしても恐ろしいくらいの大群落ですね。
今度テンニンソウを観たときには、葉の裏の主脈に注意して観たいと思います。
おはようございます。
伊吹山は車で山頂直下まで行ける手ごろな山で以前は毎年行っていました。
shuさんがおっしゃられるように下から夜間登山も一度だけ経験があります。
植物の宝庫と言った山ですね。
イブキジャコウソウやイブキトラノオに代表されるようにイブキと名前の付いた植物も多いですね!
フジテンニンソウも見たことがあります。
行く時期がいつも早かったので、こんなに花が咲いていなかったと思います。
フジと言う名前は富士山からでしょうか?
9合目まで車で行かれるなんて、楽でいいですね。
登山をされる方には物足りないでしょうが。
山は一面、フジテンニンソウに覆われている感じですね。
富士山とその周辺に多いそうですが、これではイブキテンニンソウと呼びたいくらいですね。
おっと、なつみかんさんもそう書いておられました。
シソ科ですから種がいっぱいこぼれて、こんなに増えるんでしょうか。
珍しいお花を見せて頂きました。
その他のお花を楽しみにしています。
久しぶりの伊吹山だったので、改めてWikipediaを見てみたのですが、あまりに色々書いてあってまとめきれませんでした。
そうそう、織田信長の薬草園でもあったのですね。
すごく広い薬草園!
伊吹山ドライブウェイは全長17㎞、そんな伊吹山を一気に9合目まで登れる快適な道です。
毎年8月か9月に行ってたはずなんですが、なぜかこれまではフジテンニンソウの時期を外していたみたいです。
今年はバッチリ!
これほど沢山あるとは全然知りませんでした。
お天気も良く、本当に気持ち良かったですよ~
shuさんだったら、当然下から登られるでしょうね~
私も一度だけですが、4合目から登ったことがありますが、真夏だったので木がほとんどない伊吹山で(私はともかく)星夫が脱水症寸前になった嫌な思い出があります。
まあそれはともかく、今年7月の豪雨のせいで、今は麓からの登山のための入山が禁止されており、歩いて登る人の姿はありませんでした。
https://www.city.maibara.lg.jp/kinkyu/19739.html
この期間中に、増えすぎているシカの駆除をするそうです。
とにかく山頂はシカの糞だらけで、植物もずいぶん減った感じでした。
フジテンニンソウは、富士山のふもとに多く自生することから名付けられたそうですが、伊吹山のテンニンソウもフジの方なんだそうです。
見分け方を知らなかったので、葉の裏を見なかったのが残念。
来年はちゃんと見てきます!!
夜間登山されたことがあるのですね。
今も星空観察会が開催され、山頂からの星空は見事なようですね。
もちろんご来光も素敵なのでしょう。
(fukurouさんの場合は、ホームグラウンドの開田高原があるので、そちらの方に軍配があがるかもですが)
伊吹という名前の付いた植物、やはり気になります。
これまで見たのは挙げていただいた花の他、イブキフウロ、イブキアザミ、イブキトリカブトなどです。
今はシカの食害でめっきり花が減ってしまったと聞きました。
それを知らなくても、山頂のお花畑が草原のようになり、奈良公園のような香り(=シカの〇〇)があたりに漂っていました。
駆除するらしいですが、仕方ないのかもですね・・・
どうして増えちゃったのでしょうね。
フジテンニンソウは富士山からだそうですよ!
久しぶりの伊吹山でしたが今回はフジテンニンソウが沢山咲いていたので良かったです。
派手は花ではありませんが、こんなに一面に咲いていると見事です。
それにしても、ここは9合目まで車で行けるので、軽装の人が沢山登っていました。
いくらなんでも素足にサンダル履き、ノースリーブのワンピースというのは大胆でしょう^^;
きっと家に帰ったら日焼けした上、足が傷だらけになっているのでは。
石灰岩が露出した道はそこそこ歩きにくいです。
伊吹山はなつみかんさんのブログに度々登場するので、名前はよく知っていま
す。でも、今日改めて標高1,377mと知り、そんなに高い山だったと知りません
でした。
私の一番身近にある高い山と言えば、茨城県にある日本百名山の一つ「筑波山」
ですが、ここは標高877mなので、伊吹山は随分高い山だと再認識しました。な
つみかんさんは年1回は登っているそうですが、私は25年以上前に筑波山に登
って以来ご無沙汰です。(^^ゞ
両山ともロープウェイや登山道・ハイキングコースなどで気軽の登山が楽しめ
る点、また、季節の花を楽しめることや、伊吹山寺や筑波山神社がある点も共
通していますね。筑波山より遙かに標高の高い山を無理やり一緒にしてすみま
せん。(笑)
今日はフジテンニンソウ(富士天人草)をたっぷり見せてもらえたので、どん
な花かをしっかり覚えました。ネットで調べて見ると、以下のように書いてあ
りました。
「山地の沢沿いなど林内の湿った場所でみられ、しばしば大群落となる多年草。
本州中部の太平洋側を中心に、特に富士山周辺に多くみられます」
と言うことは山に行かないと見る事のできない花ということですね。私がこれか
ら先に見る事ができる可能性は非常に低いということもよくわかりました。
主婦業を卒業してもう10年以上になりますが、付属した主婦業が未だ残って居り・・・(笑)
時々、拘束されます。
伊吹山のテンニンソウ・懐かしいです!
山頂付近がテンニンソウ一色になる時期を見計らって、
伊吹山の山野草観察ツアーに参加しました。
天人草一色の高原と聞けば、勝手にとても美しい風景を思い描いて居ましたが、地味でビックリ!
伊吹山は9合目までバスで連れて行ってくれますので、とても楽な観察会です。
それ故、季節毎に何度も参加しました。
しかし・・・
テンニンソウと思って居たのはフジテンニンソウだったのですネ。
葉を裏返して見た記憶がありませんでした。
チャント、インストラクターが指導して下さりながらの観察会ですから
私が記憶していないだけですかも・・・
テンニンソウは毒草なのに、扁桃腺炎に利用されたとか・・・
私は幼少期、扁桃腺炎を何度も経験しているので、特に印象深く覚えています。
織田信長が数々の薬草を伊吹山に植えた事は良く知られて居ますネ。
私は伊吹山の薬草ガイドツアーにも参加した事が在りますヨ。
主には植物を乾燥して煎じて飲用する例が多いですが,湿布で利用された植物もかなり在るのですネ。
薬の無い時代、生活の知恵で植物の有効利用をして、植物と共存して居たのですね。
信州には今でも、薬効のある色々な野草を食べる文化が他府県よりは多少多く残って居ます。