丹後の旅2日目、今日が本番です!
とはいえノンビリ旅ですから、ちゃんと朝から温泉入って、朝ごはんもたっぷりお代わり。
9時頃に出発しました。
(というか、団体さんが多くてそれ以上早い時間帯にバイキング会場に入れなかった・・・)
今日の目的地は丹後の伊根町。
まずは昨日も通った国道178号線を西の方へ。
途中、波がかかりそうな海の際を走っていると・・・
海辺にヒガンバナが咲いているのが目に入りました。
これは絵になる!と車を停めてパチリ(左)。
するとモンキアゲハが現れて、ヒガンバナで吸蜜を始めたというわけです。
モンキアゲハというのは、羽を正面から見ると白い大きな紋があるので分かります(右)。
先に進みます。ここからは伊根町のマップを見ながら一緒にお楽しみくださいね。
178号線をそのまま進むと道の駅がありますが、そちらには行かず伊根町集落の方へ。
観光船乗り場からちょうど船が出発するところだったので、車を停めて見送りました。
天橋立と同様、沢山のカモメがまとわりついて、エサをねだっています。
そして、その行き先が伊根湾、有名な舟屋のあるところです。
私も車で進み、町営の駐車場に車を停めました。
余談ですが、何か所か駐車場が整備されいずれも30分無料、その後も比較的安価に駐車できました。
その点、京都市内の青天井のコインパーキングと大違いです。
パーキングの前から見た光景。
お~まさにテレビの旅番組で以前見た光景です!
カモメがノンビリ~
逆光ですが、湾の反対側も舟屋がびっしり。遠くに屋根が光っている場所がそうです。
ここからは徒歩での散策になります。
昔ながらの舟屋の内部を見学できるところがあったので、入ってみました。
こんな感じになってるんですね~まさに船のガレージ!
舟屋が額縁になって向こうの景色が絵のように見えますよ、
というお勧めに従って撮った写真がこちら。
干物がいい味出してます。
ところで舟屋というのはそもそもどういう場所なのでしょう。
伊根町観光協会のHPによると、昔は漁船が木製だったので、漁の後引き上げて乾かしていたそうです。
二階は簡素な造りで、漁具などの置き場になっていました。
今は船が樹脂製になりサイズも大きくなったので、前に係留している家も多いとか。
こちらをご覧いただくとよく分かります。
使わなくなった舟屋はカフェになったり、デッキチェアを置いたり、物干し場にしたり色々。
それにしても、舟屋はあくまでガレージのようですが、人はどこに住んでいるのでしょうか。
下の写真をご覧ください。
集落の道なのですが、右手が舟屋、そして道を挟んだ反対側が人々が住む家なんだそうです。
なるほど~ですね。
高潮のときなど、すぐに家の中に水が入るのではと不思議に思っていました。
それでもこんな高台に蔵があるのは、大切なものを収めているのでしょうか。
興味は尽きませんが、そろそろ先に進みます。
そうそう、ご当地マンホール蓋に、ゆるキャラふなっしーならぬふなやんが書かれた溝蓋をどうぞ。
次の目的地は近畿最北端の経ヶ岬。
天気予報でいつも「経ヶ岬沖の波の高さは・・」とやっているあの経ヶ岬です。
(な~んて、関西人しか知りませんね)
大きな駐車場があり、見学は楽勝!だと思ったのですが・・・
おや、ここから灯台が見えます、という場所に行って眺めましたが、見えない??
いえいえ、左上の方をご覧ください。
小さく白い灯台が見えるのがお分かりかと。
目いっぱい望遠で・・・
この経ヶ岬灯台の初点灯は1898年、Aランク保存灯台で、「日本灯台50選」にも指定されているそうです。
石造りの雰囲気のある灯台のようですが、ここからでは分かりません。
後で知ったのですが、徒歩15分で灯台まで行けたようです。
もし次に行く機会があれば、ぜひ至近距離で見たいです!
それにしても駐車場に集まる大砲レンズの人々。
その視線の先を見ると、なんとハヤブサ!
聞くと、この断崖絶壁にハヤブサは営巣しているのだそうです。
飛び立つところをとろうと待っているそうですが、全然動きませんでした。
そうそう、経ヶ岬という名前は、この断崖が柱状節理になっているのを経典に見立てて付けられたとか。
ここで引き返すつもりでしたが、地図を眺めていると「袖志の千枚田」というのを発見。
もう稲刈りは終わっているでしょうけど、どんなところか興味があって行ってみることにしました。
ところが・・・
ズームで見てみると・・・
なんか、波が高い・・・
上の写真で奥の方に見える集落の上あたりが袖志のはず。
風が強くなり、お天気も少し怪しくなってきました。
波がすごいので、ちょっと休憩して見学。
冬ではありませんが、まさにイメージ通りの日本海。
伊根湾や宮津湾などの内海とはそれこそ雲泥の差。
このくらいの波はここでは普通なのかもしれませんが、私が見たのは初めてです。
あ、安全な場所から見ているのでご安心くださいね。
それにしても、道路を挟んですぐに民家があるのですが、大丈夫なのでしょうか。
それで袖志の千枚田ですが、結局道が分からず行けなかったというオチ。
この近くの山側にあることは確かなのですが・・・
それほど遠い場所ではないので、また機会があれば経ヶ岬灯台とセットで行ってみます。
ここで元の道を引き返します。
山の中にも道はありますが、せっかくなので、もう一度海を見ながら帰ろうと。
途中、伊根の浦嶋神社に立ち寄りました。
ご祭神は浦嶋子、かの浦島太郎です。
創建は825年、延喜式にも載っている由緒正しい式内社です。
興味のある方は、こちらのご由緒をご覧くださいね。
⇒
そろそろ旅の終わりです。
この神社に立ち寄った理由のひとつが、行くときに見かけたソバ畑。
美山かやぶきの里で見たばかりですが、ちょっと歩いてみたくなりました。
かやぶきの家はありませんが、ソバの花自体は美山より綺麗でした。
稲刈りが未だの田んぼもあり、京都最北部なのに不思議です。
他にも、田んぼの花が色々。
珍しいものではありませんが、旅の終わりに癒されました~
この時点で時刻は14時過ぎ。
今回は天橋立を散策する予定はなかったのですが、道路沿いの海鮮お土産屋さんに立ち寄り、お土産購入。
さすがは日本三景のひとつ、天橋立はすごい人混みでした。
また冬鳥が来る頃に来ましょうかね~
ということで、何とか日没までに帰宅できました。
(暗いと高速運転できないヘタレです)
車を見ると、あちこち白く粉が吹いたように・・・波を浴びたところが乾いて白くなっていました。
先に帰宅していた星夫が洗ってくれて、感謝、感謝です!
滋賀・福井経由 丹後半島の一泊旅。
これでおしまいです。
長々読んでくださってありがとうございました~
【撮影:2023/10/7 京都府伊根町、京丹後市】
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伊根の舟屋は見ての通りすごく風情があっていい所です。
多少改修はされているものの、集落自体はほとんど昔と変わらないまま残されているようでした。
きっと夕顔さんのお気に入りになりそうな場所です。
機会を作ってぜひいらしてくださいね!
息子さんはお魚お好きですか?
すごく美味しい日本海の海の幸が食べられますよ~
(と友人が言ってました・・・笑)
天橋立は縦貫道ができて私の家から1時間半で行けるようになりました。
なので、こんどは雪が降る前に冬鳥みたいな~なんて思ってます。
コハクチョウが来るそうなので・・・
夕顔さんも昔は一人旅よくされていたのですね。
私は昔は誰かと一緒だったけど、植物にハマってから一人旅です^^;;
今日は朝からとても寒く風が強かったので、ちょっと出かけただけであとは家でブログを見たりしています。
丹後の旅の二日目、おっしゃる通り巡礼のご利益でしょうか、朝からとてもいいお天気でした。
気温もちょうどいい感じで、上着もいらないほど。
海の色がとても青くて綺麗です。
舟屋はすごく不思議な光景に思えました。
海面ひたひたに「ガレージ」があるので、潮の満ち引きだけでも相当水が入ってくるのではと思いました。
海のない場所に住んでいるので、私には絶対住むのは無理~
冬の荒波の時期に一人で行くのはかなり無理っぽいです。
でも美味しいお魚は食べたい(笑)
伊根の舟屋はずっと行きたいと思っている場所です。調べたこともあるけど…「なつみかんガイドブック」がいちばん見やすくわかりやすいです♪
どの山でもお寺でも植物園でも詳細はなつみかんさんのブログを見に伺ってガイドブック📕にしてます☺️
京丹後は魅力的なところがおおいですよね!天橋立は大学の時行ったきりで、袖志の棚田や和久傳の森も行きたいです♪
若い頃は一人旅よくしたけど今は一人で宿に泊まるのが怖くなって…いつも息子か妹に一緒に行ってもらってます(笑)なつみかんさんの優雅な一人旅に後ろから着いて行って憧れの伊根の舟屋に行った様な不思議な感覚になりました*(〃∇〃)*
初日は雨にたたられましたが八十八所巡礼の効果があったようですね。
やっぱり旅行はお天気にならなくっちゃね。
トップのヒガンバナにモンキアゲハ 絵になりますねぇ。
舟屋 テレビで見るだけですがここは沢山並んでいますね。
日本海の荒波 冬になったらもっともっと荒々しくなるのでしょうね。
美味しいものを食べのんびりとひとり長距離旅の運転 お疲れさまでした。
毎度丁寧に読んでくださってありがとうございます。
今日の記事はちょっとくらい観光案内になるのではと思いながらまとめていました。
伊根の舟屋、こんな風に近くから見られるとは思っておらず、なかなか感動的でしたよ~
地図を見てから読むか、見てから地図を見るか・・・ですが、そもそも地図をみないことが多いです(笑)
でもしいて言えば、最初にチラ見してから、最後にじっくり見るタイプでしょうか。
(shuさんの山行きの投稿ではいつもそうします)
場所が分かってみると、イメージがつかみやすいですね!
舟屋はここだけではなく、お隣の宮津(天橋立があるところです)にも残っているそうです。
人々のくらしに漁業が根付いているところなんですね。
海辺の街並みは車では通らない方が良さそうです。
そぞろ歩くのが風情あっていいですね~
朝ご飯をホテルで食べすぎて、昼ご飯を食べ損ねました。
後で職場の後輩が「魚料理が超美味しいのに~」と言ってたので、惜しいことしました・・・
2日間にわたる、詰め込み投稿を丁寧に読んでくださってありがとうございました。
明日からは通常投稿です~
最初に載せたような遊覧船に乗られたのでしょうか。
カモメはいましたか?
景色もさることながら、こういう船に乗ると、カモメの餌やりに夢中になりそうです^^;
道を挟んで舟屋と母屋があるのは、家に帰って調べて知りました。
分からないなりに沢山写真を撮っていて良かったです。
灯台は「ここから見えます」の看板が大きかったので、実際の灯台を見てえ~!となりました。
でも海が綺麗だったので許せます(笑)
浦島太郎の本名(?)が浦嶋子だというのを初めて知りました。
長閑な田園地帯にある神社でした。
この辺りは結構観光客も多かったですね~
この位のゆとりのある一泊旅行だったらまた行きたいです。
もう少ししたら水鳥が沢山やってくるはず・・・
なんどか12月にも行ったことがありますが、雪が降らなければもう一度くらい行ってみたいです!
(ただし日帰りで)
ブラタモリでもやっていたことがあるのですか?
天橋立もそうですが、北近畿には見所がいっぱいです。
舟屋を改造してお店になっているところもありましたが、まだまだ昔ながらの集落が多く残っていました。
後継者問題とか大変だと思いますが、この光景をぜひ残してほしいです。
経ヶ岬灯台は名前だけは嫌というほど聞いていますが、見たのはもちろん初めて。
近くに航空自衛隊の基地もあって、なかなかに面白そうなところです。
ハヤブサが住む崖、このロケーションだけでも見られて良かったです。
おまけに2日間でこれだけ回って、家に17時に帰れたのですから、本当にお得なミニ旅行でしたよ~
お生まれは日本海ですか~
てっきり町か山のお生まれかと思っていました。
shuさんも加賀なので、日本海に馴染みのある方々意外に多いですね。
若狭湾のリアス式海岸、私も何度も行きました。
海のある奈良のお寺も大好きで、先日行ったときはとても懐かしくなりました。
私は海にほぼ縁がないので、たまに行くと結構緊張します。
池や湖は果てがあるのでいいですが、海は果てしない気がして、見ていると吸い込まれそうです。
それにしても車が塩ふきになりましたが、住んでいる方は大丈夫なのでしょうか・・・
今日の記事は自分で言うのもなんですが、結構お気に入りです。
というのも、どの光景もすごく印象的で素敵だったから、並べているだけでも思い出してテンションが上がります。
お天気が良かったので海の色が最高ですね!
お天気が悪かったらあの波の高さに近寄るのも怖かったと思います。
瓜割の滝は四季を通じて色々な貴重な花が咲くので、必見です。
さちさんのように植物を見るのも歩くのも好きな方が近くにいらしたらいいのに~といつも思います。
機会があったらぜひ遊びにいらしてくださいね!
ひとりで長距離運転する一人旅、よく考えたら初めてでした。
結構大丈夫だったので、また気まま一人旅に出かけてみたいと思います^^
見てくださってありがとうございました!!
ヒガンバナが海のそばに咲いていただけでもラッキーだったのに、そこにモンキアゲハが飛んできたのでテンション爆上がりでした^^
風も波も強かったのですが、気持ちの良い日でした。
舟屋が並ぶ光景は、何度かテレビで見たことがありますが、至近距離で見たのは初めてです。
家に帰って調べるまではてっきり二階が家なのかと思っていたら、物置になっていました。
(中には改造して隠居夫婦が住んでるおうちもあるようです)
最後は植物で締められて良かったです。
そば畑が綺麗でしたよ~
最初、地図を見ずに読み進めましたが、伊根町の舟屋、経ヶ岬、天橋立、浦嶋
神社の位置関係がよくわかないながらも、何とか読み終わりました。後で伊根
町のマップのリンクを開けたら、位置関係が理解でき、イメージがクリアーに
なりました。(^.^)
「先に地図を見てから物語を読むか、物語を読んでから地図を見るか」何かの
コマーシャルの受け売りですが、私は後者の方が良いような気がします。地図
のイメージを持たずに読むと、自分なりに位置関係を想像しながら読む楽しみ
があるからです。
伊根町の舟屋、私は舟屋というものを初めて知り、初めて見ました。船のガレー
ジトいうなつみかんさん流の解説がとても分かり易く納得です。道を挟んで舟
屋と住家が並ぶ海辺の町並みもドラマなどでよく見る光景ですね。
モンキアゲハとヒガンバナのコラボ写真、観光船にまとわりつくカモメの写真、
舟屋が額縁になった海の景色写真、経ヶ岬の灯台写真、ハヤブサの写真等々、
私が見る事の出来ない素敵な写真を堪能させていただきました。
このような素晴らしい旅行記、楽しく読ませていただきありがとうございまし
た。紀行文作家としての、なつみかんさんの才能を改めて認識できました。(^.^)
私もツアーで伊根に行って遊覧船に乗りましたが、海側からしか舟屋を見ていないのです。
住居が道を挟んであるのを、興味深く拝見しました。
舟屋も今は使われていないところもあるんですね。
灯台が半分見えているのも面白い。
海は荒海ですね。
浦島太郎ゆかりの神社がこんな所に!
蕎麦も栽培されていて小さな花も見られて、目いっぱい楽しまれましたね。
明るいうちに帰宅で来て良かったです。
初めての道を 夜走るのは怖いです。
お疲れ様でした。
ご一緒に楽しませて頂きました。
海辺の彼岸花なんて、絵になりますねぇ
こういうことも、運が良くないと出会えないですよ
船のガレージ
ブラタモリだったか、なにかで見たことあります。
そのお宅のご主人は、漁師を継いでいないそうで、
ガレージだけ残っている方でしたが^^;
小さく白い灯台
こちらもまさに絵になる景色、海と言えば灯台なんですが、あるところお無いところありますもんね
そしてハヤブサまで出会えるなんて、
日本海の荒波とともに、景色をたくさん楽しませていただきました。
暗い時間の運転なんて、怖いですよ。
ゆっくり安全運転が、基本ですよ^^
と言いつつ若い頃は、夜中の高速は、空いていると
飛ばしていた私です^^;
おはようございます。
伊根の舟屋から経ヶ岬まで一緒に旅を楽しませてもらいました。
もう何年前になるのでしょう?
最後にこのあたりを旅したのは?!
日本海生まれですので、何となく若狭湾周辺が好きでよく行っていました。
最近はもっぱら木曽ばかりになっていますが。
灯台など大体のところは分かるのですが、浦嶋神社や袖志の千枚田は知りませんでした。
次回行くときの候補地としておきます。
経ヶ岬の海の色、なんともいいです。
ただこちらの天気予報で見たことはないですよ(^.^)
伊根の舟屋に一度だけほんの短時間寄ったことがあり、閑な佇まいと海に感激したのを覚えています。
瓜割の滝のユキミバナの群生、未だ見ぬ花に思いが募ります。
おまけに蕎麦の花、田んぼのイボクサ、ミゾカクシもみられ良かったですね。
車の一人旅、お気に入りの場所でゆっくりできて最高、観光バスではできない素敵な場所を楽しませてもらいました。ありがとう。
ヒガンバナにモンキアゲハが止まり、背景が海。きれいですね。
光線から朝の爽やかさも感じられます。
舟屋が並ぶ光景は学生時代に見たのを覚えています。
よいお天気でよかったですね。観光客が多いのも頷けます。
最後にたくさんの草花が出てきました。
無事にお帰りでほっとしました。