本当は昨日でアジサイ科のウツギは全部出してしまうつもりだったのですが、意外と多くて・・・
ということで、ウツギ属以外のアジサイ科のウツギをまずはご覧くださいませ。
最初はこちらです。
こんな雰囲気の花、見たことありますよね。
ちょっとガクアジサイに似てますよね。
それもそのはず、同じくアジサイ科アジサイ属、白い装飾化はご存じのとおり萼が変化したものです。
でもガクアジサイやツルアジサイの装飾花は4枚、イワガラミは1枚だけ。
それに対して、ガクウツギは大きさが不ぞろいな3枚です。
ちょうど花の時期だったので、園内のあちこちで見かけました。
ちなみに、「ウツギ」と付いた理由は樹形がウツギに似ているからなんだそうで・・・
確かにパッと見、葉の感じはちょっとウツギに似てるかも。
お次のウツギはご存じバイカウツギです。
本州以南に自生するそうですが、自生の花は見たことがないです。
生態園で見た花はそれほどの花付きではなく、森に調和していました。
一方、温室方向から四季彩の丘に向かう園路脇で咲いていたこちら。
びっしりと白い花を付けていました。
こちらはセイヨウバイカウツギ。
葉が見えないほど咲いていました。
ヨーロッパのバイカウツギは日本のバイカウツギを持ち込んで品種改良したものだそうです。
今ではベルエトワールなど種々の品種が作り出され、日本でも盛んに栽培されています。
(むしろ、そちらの方が多いかも)
ということで、昨日と今日でアジサイ科のウツギはおしまいなのですが、こちらをご覧ください。
遠目にピンクの花は「タニウツギ?」と一瞬思いましたが・・・
フイリウツギ?と一瞬思いましたが、葉に斑がありません。
こちらはどうもショウキウツギの花のようです。
中国原産スイカズラ科ショウキウツギ属。
綺麗で育てやすいことから。少しずつ日本でも栽培が進んでいるそうです。
スイカズラ科のウツギにはタニウツギやツクバネウツギなどがありますが、どれも似たような花の形ですね。
残りは、植物生態園で目立っていた花をどうぞ。
まず、池の向こうをご覧ください。
向こうの上の方に黄色い花が見えますよね。
もうちょっとズームで見てみると・・・こ、これは!
急いで木の近くまで移動。
思った通りでした。比較的低い場所で咲いていた花のアップはこちら。
そう、あの鋭い棘がありまくりのジャケツイバラ(マメ科ジャケツイバラ属)。
今は木や花が覆っていて見えないので、うっかり藪に入ってしまうと棘のせいで身動きが取れなくなります。
(経験済み)
6年前の3月に撮った同じ場所のジャケツイバラの幹。こんな風に硬い棘が沢山・・・
それにしてもこんなに沢山の花が咲くなんて全く知りませんでした。
東北以南に自生するそうで、やんたんの工事現場でも一昨年までは咲いていました。
今はこの辺り一帯の植物が完全に撤去されたのでなくなりましたが・・
(身動き取れなくなったのは、やんたんでの出来事です)
ツル性なので、這い上るのは分かりますが、ここまで広がったのは珍しいですね。
最後は。新緑で目を休めてくださいませ~
中央の木、見事に放射状に広がっていますがなんでしょうか。
ズーーーム!
あ~、あのミノムシのサワシバでした!
ますます繁栄していますが、ちょっと多すぎかも。
ということで、ウツギとその他の目立つ木特集はここまでです。
明日は、植物生態園のその他の花をご覧いただきますね~
【撮影:2023/5/6 京都府立植物園】
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あらためて昨日の分から拝見しました。
ガクウツギは数少ない名前が分かるウツギの名前が付く植物です。
ガクアジサイやツルアジサイとは葉の形もずいぶん違いますね。
庭木に使われるバイカウツギは、セイヨウバイカウツギだったのですね。
初めて聞く名前でした。元々は日本のバイカウツギだったので、バイカウツギと言っても間違いはなさそうに思いました。
ジャケツイバラはマメ科ですよね。ハリエンジュによく似た葉です。
それにしてもすごい棘ですね。
サワシバとクマシデ、もう一度確認しておこうと思いました。
装飾花の枚数が、ガクアジサイと違うんですね
へぇぇぇ、勉強になります^^
バイカウツギ
やはり、綺麗なウツギの代表、ヨーロッパにも、
行って、育てられているとは、
桜もですが、世界中で、日本の花たちが役に立っているんですね^^
ショウキウツギ
これはまた見たことウツギ、可愛いウツギですね
私の1番好きなウツギは、サラサウツギなんです
似てはいるようないないような、
でも、可愛いのは一緒ですね^^
ジャケツイバラの幹
うわぁ、何か映画に出てきそうな蛇のよう(@_@)
これは、痛くて、触れないですね^^;
新緑の季節、と言いつつ熱中症がニュースになるとは、
季節感をこれからは、徐々に変えないとですね
ガクウツギは覚えられそうです。
バイカウツギはヨーロッパで改良されて花付きが良くなりましたね。
うちのベルエトワールもセイヨウバイカウツギの改良種だったんですね。
ショウキウツギ、美しいですね。
ジャケツイバラの花、花序が上向きについて見事ですね。
でも物凄いトゲで怖いです。
なつみかんさん、近寄らないでね。
サワシデって初めて見せて頂きました。
本当に実の虫のような花、これは雄花でしょうか?雌花でしょうか?
かなり高い場所まで昇っていますネ。
久しぶりに目にして懐かしいです。
西洋バイカウツギ、凄く多花性に変身したのですネ。
花数が少ない、昔からのバイカウツギの方が美しく感じますが
花の大きさは同じなのですか?
ジャケツイバラ。凄く沢山の花を付けていますネ。
名の由来になっているトゲトゲの蔓の様子・初めて見ました。
見るからに恐ろしいですネ。
ジャケツイバラの花は上向きで咲くのですネ。
同じマメ科のキングサリはフジの様にぶら下がって咲いていますが
大繁殖してもジャケツイバラほど野性的ではありませんネ。
サワシバのミノムシ!
本当にミノムシかと思ってビックリしました!(笑)
アジサイ科のガクウツギ、ウツギと名前がついていますが、私にはウツギの仲間に
は入れたくないほど、似ていません。どう見てもヤマボウシです。(笑)
樹形がウツギに似ているから付いた名前だそうですが、紛らわしいですね。
それに引き換え、バイカウツギ、セイヨウバイカウツギ、ショウキウツギはウツギ
らしい花で、許せます。もちろんどう違うのか説明を求められても、私にはとても
説明できませんので、改めて調べておきます。
いずれにしろ、昨日に続いてウツギと名の付く植物が多いということがよくわかり
ました。名前の由来は、空木と書いて、幹が中空であるからと記憶しています。
でも、いちいち幹を切って中を確かめるわけにいかないので、葉や花の構造で見分
けるしかないのでしょうね。
ジャケツイバラ、初めて知った名前の花です。漢字で書くと「蛇結茨」なのですね。
蔓性で枝が絡み合って蛇がとぐろを巻いているかのように見えることから、付いた
名前だそうです。名前の由来を調べていくと、面白いですね。(^.^)
こんばんは~
ご無沙汰しています。あれから奈良の妹が両親のお墓参りに上京、今日東京駅まで送り帰っていきましたその間にパソコン開けずにいました。やっと自由になれコロニーの様子見に行かれます。
ほっとしています(笑)
ジャケツイバラ初めて拝見、鋭いとげがあるとは
遠めでは解らない花に似合わないですね。
紫陽花かと思いましたらウツギなんですね
ガクウツギも初めてです。ウツギも色々あるのですね。最後のミノムシには驚きました。
ガクウツギとガクアジサイの区別すらまともに付いていなかったのですが、自分で投稿して装飾花が3弁ということが分かりました。
これで区別がつきそうです。
結構自生の花も見かける気がします。
バイカウツギを改良したのがセイヨウバイカウツギというのは知りませんでした。
まあ、バイカウツギの仲間ということで問題ないと思います。
ジャケツイバラ、??と思ったら間違って「バラ科」と書いていました。
マメ科ですよね。
修正いたしました。
ご指摘ありがとうございます!
装飾花の枚数にちゃんと気付いたのは今回の投稿でです。
それまではあまり意識して見ていませんでしたが、どうも過去に山道で出会ったアジサイっぽいウツギはガクウツギだったようです・・・
バイカウツギもヨーロッパに行ってるとは知りませんでした。
図鑑でセイヨウバイカウツギを調べた時、原産地がはっきり書かれていない理由が分かりました。
ショウキウツギは以前難しい学名の表示がありましたが、今は何もありません。
多分ショウキウツギちゃう?と思いながら確証が持てません・・・
ジャケツイバラはすごいトゲでしょう。
あまりお近づきにならない方が良さそうです。
細い枝は細い枝で絡まってしまって二進も三進もいきません。
ジャケツイバラ恐るべし!
そうそう、さざんかさんのお宅のベルエトワールもとても綺麗ですね!
改良されて花付きが良くなったのか、何本かあった木がどれもこんな感じで満開でした。
ショウキウツギ、花の大きさも色も綺麗です。
ハナゾノツクバネウツギなどと親戚なのかなと思いますが、まだお散歩道では見られませんね~
ジャケツイバラの花は結構大きくて、とても目立ちます。
でも綺麗な花には棘がある・・・どころではないすごいトゲがありますので要注意です。
山に黄色い花があるな~くらいでいいと思います。
そうそう、イワガラミもツルアジサイも、スギなど太くてまっすぐの木に巻き付いているイメージです。
最近見かけていないので、見たいな~
セイヨウバイカウツギは見ての通りすごい花付き。
こんな風に品種改良されたのでしょうね。
昔からのバイカウツギはここまでの花はないように思います。
ジャケツイバラの黄色い花はとても目立ちます。
以前伊吹山ドライブウェイを走った時に、路肩に沢山咲いており驚きました。
多分それが私が見た最初です。
それ以来時々見ますが、あまり近づかず遠目に見ているのが良さそうね。