なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

パワースポット!車折神社:前編~京都どすえ♪ (2)

2019-02-23 06:16:27 | お出かけ
さて、早々に嵐山散策を諦めたなつみかんは、嵐電嵐山駅に向かいます。
おっと、なんと斬新な駅!
華やかな円柱が沢山。



もう少し駅を見たかったのですが、ちょうど「まもなく四条大宮行きが発車します」のアナウンスに慌てて電車に飛び乗りました。
ちなみに、改札口はありません。
一部区間が路面電車となっているこの嵐電は、料金も降車時に車内の料金箱に支払います。

着きました。
車折神社(くるまざきじんじゃ)駅で降ります。


駅の前には鳥居。逆光で肉眼ではわかりませんでしたが、写真を見ると赤い扁額に「開運招福」の文字が・・・



こちらは神社の裏側にあたり、ここから裏参道が続きます。
実はここ、車折神社はなつみかんが幼い頃から母に連れられて何度もお参りしたところです。
幼心に、静かな気に満ちたこの神社が好きでした。
さて、ん十年ぶりに訪れるこの神社、どうなっていることでしょう。

             しずかな裏参道を進むと・・・

             

右手に「清めの社」が見えてきます。
「触らないでください 触るとご利益が受けられません」という看板が・・・これはいったい??
とにかく、二礼、二拍手、一礼でお参りです。



左手に社務所が見えてきました。
「祈念神石」と書かれた黄色い三角の紙の袋。昔いつも神棚に供えてあったのを思い出しました。
横を見ると、昔はなかった、同じく「祈念神石」と書かれた小さいお守り袋。
家には神棚がないので、こちらのほうを購入。
ご朱印もいただきました。

その前に、フユザクラが少しだけ残っていました。




           

おっと、本殿にお参り前に手水舎で手を清めなくては・・・

         


本殿の方に進みます。そのとき気付いた看板。「祈念神石 願い事をかなえる手順」とあります。
                    → 

なるほど! 
祈念神石のお守りはただ持っておくだけではなく、まずパワーを充電しなければならないようです。
手順によると、まず清めの社に参拝し(参拝しましたね)、石をいただき(さっきいただきました)、
本殿前で手に石を挟んで願い事を心の中で念じる・・・
さあ、念じに行きましょう!

            


(つづく)


〔車折神社について〕
 (神社ホームページの情報を一部改変。興味ない方は飛ばしてくださいね~)      

創建は1189年、ご祭神は平安時代後期の儒学者、清原頼業(きよはら よりなり)公。
公は朝廷の「大外記」という職を長く務め、和漢の学識と実務の手腕で「その才、神というべく尊ぶべし」と称えられたそうです。
公が生前、桜を愛されたことから、建立当初より境内には桜が沢山植えられ「桜の宮」と呼ばれていました。
その後、後嵯峨天皇が嵐山の大堰川に御遊幸の際、この社前において牛車の轅(ながえ)が折れたので、「車折大明神」の御神号を賜り、「正一位」を贈られました。これ以後、「車折神社」と称することになったそうです。


神社には「金」の気が溜まっており、中でも清めの社と、本殿付近に多いそうです。
なので、この神社はパワースポットとしても有名で、写真を携帯の待ち受けにしてもいいらしいです。
大きな看板があるくらいですから、清めの社の円錐状の立砂を触ろうとする人も多いのでしょうね。

パワースポットであることに加え、後編で紹介する芸能神社があることもあって、今は若い参拝客が多く華やいだ雰囲気です。
昔の面影は、参道と本殿に少し残るだけでした・・・
桜餅屋さんはいずこに・・・
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嵐山、それでも木を探す~京都どすえ♪ (1)

2019-02-22 05:12:00 | お出かけ
先週末、たまたま嵐山まで行くことになり、そのついでにほんの少しだけ付近を散策しました。
JR嵯峨嵐山駅のコインロッカーに荷物を預け、いざ出発!
行く先も決めず、地図も持たず、なんとなく人について歩いて行くと・・・

竹林に着きました。
まず目に付いたのがヤブツバキの鮮やかな赤。



そして柴垣と竹林。

            


おお、人もいないし最高じゃないですか!
と思われた方は甘い、甘い。
この竹林は立ち入り禁止になっており、この写真は入口から手を伸ばして撮りました。
人が通れる道はこんな感じでさほど風情は感じません。この付近は竹よりヤブツバキが綺麗でした。
(両側の照葉樹っぽい木がヤブツバキです)

            


ほどなく、野々宮神社に到着!



                       

こちらはメインストリートからも近いからでしょうか、外国人観光客の団体さんが大挙して訪れていました。
集合を促す声や、英語で説明する声など、相当の喧騒・・・
撮った写真はこれ一枚。



イロハモミジのある光景ということで、一応行った証拠写真に・・・


竹林の小径はまだ先に続いていましたが、諦めて渡月橋方面に向かうことにしました。
桂川沿いの道に大きな木があるのが気になっていたからです。



エノキですよね!
ほら、この象の足のような根元。
渡月橋を臨む光景、気に入りました。



お決まりの、「見上げる」



落葉を見ると、ちゃんと葉柄付近から放射状の葉脈が・・・
エノキで間違いないです。

        


すっかり気分がよくなったので、渡月橋を対岸まで渡ってみることにしました。
上流の嵐山公園付近を臨む。



この辺で、川の名前の呼び方の薀蓄を・・・
渡月橋の下を流れる川は、上流から下流まで、一級河川「桂川」です。
でも、上流の亀岡付近から嵐山あたりまでを通称「保津川」、嵐山付近を通称「大堰川」と呼ぶそうです。
有名な保津峡下りを行うあたりが、まさに「保津川」ですね。

渡月橋を渡った辺りには船着場があります。そこから上流を眺める光景は・・・



なかなか風情がありますね!
ほら、橋に「大堰川」と書いてあります(左)。
お馴染み、オオバンもうろうろ(右)

 

公園には今何も花がありません。
たった一本見かけた梅の花。



そうこうしている間にも、どんどん人が増えてきました。
早々に退散することとし、次の目的地に向かいます。


(つづく)




       




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寒くても咲いてるよ!名残のバラ~京都府立植物園2月 (7)

2019-02-21 05:15:57 | 植物
今日は真冬のバラ園の様子です。
少し前までは、まだ秋のバラが咲いていたようですが、この時期はさすがに端境期。
見渡してもほとんど色がありません。
お手入れシーズンらしく、薬剤散布や剪定など、あちこちで作業が行われていました。

それでも頑張ってさいている花たちが!!
昨日に引き続き、咲いている花をさら~っと眺めて楽しんでくださいね。

有名なアンネのバラ



解説はこちら → 


うらら



        


ゴールドマリー


        


サプライズ




フリュイテ




モナリザ




ルスティカーナ




花房




いかがでしたでしょうか。
この時期、最盛期とは少し姿や色が違うものが多いかもしれませんね。


最後にオマケ。
温室に咲いていた、カリアンドラの白花。
いろいろな段階の花が集まって面白い光景に・・・
さしずめ、蕾の赤ちゃん、少し雄蕊が噴き出した思春期のお姉ちゃん、まん丸真っ白の若奥さん、
少し蕊が垂れてきたおばちゃん、茶色くなったおばあちゃん・・・
三世代同居みたいですね~








       
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椿の園の美人たち~京都府立植物園2月 (6)

2019-02-20 05:24:32 | 植物
今の時期に京都府立植物園に行くのなら、椿を見ておいで。
というささやきに乗せられ、普段あまり行かない椿園に足を運びました。
(ちなみに、1月末にも通ってみましたが、ほとんど咲いていませんでした)

たった2週間後だというのに、そこそこ美しい花がみられ、うっとり^ω^
昨日私にしては頑張って解説したので、今日はスライドショーのように並べるだけでご勘弁を~

トップはみんなが大好き(私も大好き)、乙女椿です。



こんなドレスが似合う乙女に戻りたい!
(だれですか、イメージに合わないって言ってる人は)


お次は「菊冬至」。
少し前から咲いているのでしょう、花弁に少し傷みがみられましたが、まだまだ綺麗です。




数年前、まさに雪の降る日に見つけて喜んだピンクの花。
「桃色雪中花」です。なんだか色っぽい名前ですね。




こちらもピンク色。まさに最盛期の「有楽」です。
美しい桃色の花にうっとり。



        


白とピンクの綺麗な絞り柄。「京唐子」です。




こちらはたった一輪残っていた「覆輪燭光」。
少し傷んでいましたが、名前も姿も豪華なので撮りました。




こちらは珍しい姿の白い椿。「五台山白」です。




そして、一番好きな「侘助」です。
こちらは「紅侘助」。もっとステキな姿があるのに、撮ってあげられなくてごめんなさい。



        


こちらは「白侘助」。こちらも清楚でステキです。



        


解説はこちらをご覧くださいね~ → 
(クリックしてごらんください)


最後は、ちょっとお里の違う椿を。
観覧温室で見た、ハイドゥンツバキ(ベトナム原産)です。



厚いロウのような質感の花弁が独特です。
練りきりのお菓子に例えたページもありました。

        


いかがでしたか?
自分自身、ツバキは綺麗なだけ~と思っていましたが、色々楽しかったです。
来年載せるときは、ちゃんと勉強して解説しますね。
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冬の桜、色々~京都府立植物園2月 (5)

2019-02-19 04:43:56 | 植物
この日は時間がたっぷりあったので、カワヅザクラの様子を見に、久しぶりに桜ゾーンまで足を伸ばしました。
カワヅザクラの蕾はまだまだ硬かったのですが、その辺り一帯の冬の桜がまだまだ元気に花を付けていました。

以前にも見分け方など載せたことがあったようですが(本人忘れてる・・・)、今回はかなりいろんな種類を見ることができたので、
まとめてご紹介したいと思います。
出典は主に樹名板ですが、Wikipediaなどの情報も参考にしています。

まずは一重系から。

その名の通り、フユザクラ(冬桜)。
オオシマザクラとマメザクラとの交雑種と考えられているそうです。
冬に咲き始め、3月頃まで咲いています。



冬の桜はポツポツさく印象。
遠めには、ふんわり牡丹雪が付いているようにも見えます。
  
                        

次のシキザクラとそっくりですが、萼筒の下側がつぼ型になっていないことで見分けられるそうです。
あまりいい写真ではありませんが、確かに膨らんでいないといえばいない・・・

        


そのシキザクラ(四季桜)、少しだけですが咲いていました。
こちらはエドヒガンとマメザクラの交雑種だそう。
四季というものの、秋と春の2回咲き、今年は2月から咲いています。



確かに萼筒の下側がとっくり型。

        


カンザクラ(寒桜)も一重の品種です。
カンヒザクラとオオシマザクラの交雑種だそうで、少しピンク色がかっています。
確かに、ぶら下がって咲く感じは、少しカンヒザクラに似ていますね。



花のアップ。中央部の赤みが強いです。

        


さらに今回初見のサクラも。
フダンザクラ(不断桜)です。
9月頃から翌3月頃まで途切れずに咲くことからこの名前が付けられたそう。
結構背の高い木の上の方にちらほら咲いているだけだったので、どうにも様にならない写真ですが、ご参考までに。



少し黄色みを帯びた萼、白っぽい花弁が特徴です。
滋賀県西明寺の不断桜は樹齢250年で、県の天然記念物に指定されているそうです。

木自体はこんな感じ。

         


ここから八重です。
といっても、八重は有名どころの2種類のみ。

一番知られているのがこちらでしょうか。
ジュウガツザクラ(十月桜)。
「エドヒガンの系列でコヒガンの園芸品種」とWikipediaにはありましたが、そもそもコヒガンって・・・
ネットで調べても色々な記事がでてきて、桜の世界は複雑です。

秋と春の2回咲くといわれていますが、こちらも続けて咲いている印象が強いです。
植物園のジュウガツザクラ、これまで見た中で一番赤みが強いです。
雌蕊が長く突き出しているのが特徴だそう。確かに・・・



         


もう一つは、コブクザクラ(子福桜)です。
なになに、シナミザクラとジュウガツザクラの雑種??
ますますわけが分からなくなってきました。

もう終わったと思っていましたが、少しだけまた咲いていました!
こちらも秋、春年二回派なので、春の開花が始まったのかもしれません。
小さくて白みがかった花です。
京都府立植物園では、正門から、四季彩の丘に向かう途中のトイレ脇にカンザクラとともに植えられています。




さて、冬の桜特集、いかがだったでしょうか。
最後に、「あれ?今頃咲いてる?」のお花をもう一つ。
アカバナトキワマンサクです!



昨年はずいぶん秋にも返り咲きしていました。
本来のシーズンに近づいてきてるのでしょうか。
鮮やかで綺麗です。

        

これらの冬の桜は、春の桜が咲く頃には静かに姿を消してしまうのでしょうか。
華やかなお花見の頃、どうなっているのか今年は確認してみたいと思います。  




















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