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なつみかんの木々を見上げて

野草大好きなつみかんです。
植物園や身近な場所の植物を紹介します。

お帰りなさい!ハシビロちゃん

2020-12-26 05:18:35 | 鳥さん

毎週、暇さえあれば池の様子を見に行っていました。
11月の初めにやってきたキンクロハジロはどんどんその数を増し、一大勢力になっています。
でもキンクロとマガモ以外のカモやオオバンの姿は見られませんでした。
去年来ていたハシビロガモやオカヨシガモ、今年は来ないのでしょうか。

この日もいつもと同じと思っていたら・・・


おお!マガモの雌かと思っていたら、このひらべったい嘴はハシビロガモ!


ちょっと派手な色彩の雄もいました。
雌の方はどのカモも似たような色彩ですが、お顔は明らかに違いますよね。
ちょっと、おばちゃんぽい?(失礼!)


雄を先頭に、雌が三羽続いています。帰ってきたのが嬉しくて・・・


あちらはマガモのご夫婦・・・


奥さんのアップ。ちょっと上品でしょう。


ご主人は、ザ・カモ。


あそこにいるのはホシハジロですね。キンクロハジロの群れに少しだけ混じっています。


この日は日差しの明るい日でした。今年初見のニホンズイセンです。


名残の紅葉も・・・


池の楽しみが増えました。
ちなみに、同じ日の夕方、池の横を車で通ると、びっしりとカモたちがお休みの支度をしていました。
今年は多いです!

【撮影:2020/12/19  宇治市】

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今頃?コウゾリナにメマツヨイグサ~宇治川Weekly散歩2020年12月中旬(3)

2020-12-25 05:35:01 | 植物

2回にわたって、宇治川で見かけたちょっと珍しい&面白い植物をご覧いただきました。
今日は宇治川の今の様子と、その他に見かけた花などご紹介しますね~

お散歩を始めると、いきなりコウゾリナがお出迎え。
毎年お正月に見かけるので、そんな季節なのね~って。
ちゃうちゃう!コウゾリナは本来は5~10月に咲く花。
ここ最近、冬にも咲いている姿をよく見かける、在来種には珍しい元気ものです。


花のアップ。
コウゾリナは遠目にも総苞片が黒っぽく、とげとげ(痛くない)があるので区別が付きやすいです。


最近雨が全然降らないので河川敷が広くなっています。こんな道を歩いて下流方向へ。
暗く見えますが、時間は15時半頃。
冬の日は、15時過ぎたらもう夕方ですね。


ここのコセンダングサの小径でネナシカズラを、オギの小径でカッコウアザミを見かけたのはすでにお話ししました。
どんどん下流に向かって歩くにつれてお散歩の人影もまばらになります。
オギがそろそろ途切れ、エノコログサの名残の群落のある場所に黄色い花発見!



なんと、この時期にメマツヨイグサの花が!?
こちらも花期が6~10月。
すでに実になっている部分も多いですが、しっかりと花も咲いています。



これ一本だけだったら迷い咲きかと思いましたが、他の株にも沢山咲いていました。
集団で迷った!?


いやあ、ビックリしましたね。
今回、10月頃まで咲くと言われている花がまだ沢山残っていました。
やはり、つい最近まで暖かい日が多かったからでしょうか。
一気に寒くなったので、今は例年どおりの枯野になっているのでしょうね~
お散歩で確かめるにも、ちょっと寒すぎです。

こちらは12月頃まで咲くと言われているので普通でしょうか。
シロバナセンダングサです。・・・暗くてピンボケ。


他にも綺麗な草紅葉・・・
オヘビイチゴのような葉ですね。


こちらは何でしょうか?


そうこうしているうちに、ようやく終点の山科川との合流地点に到着です。
冬の4時台はもう夕暮れ時。



結構遠くまで来てしまったので、この後、急いで電車で帰りましたとさ。

【撮影:2020/12/13  宇治市・京都市】

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ラーメン!?いえいえネナシカズラです~宇治川Weekly散歩2020年12月中旬(2)

2020-12-24 05:31:47 | 植物

宇治川下流散歩、カッコウアザミに癒されましたが、こちらには驚かされました。



そう、このオレンジ色の紐みたいなのは、ネナシカズラ(ヒルガオ科ネナシカズラ属)。
有名な寄生植物です。
葉緑素を持たず自力では栄養を生み出せません。
なのでこのように宿主となる植物に巻き付いて「寄生根」を宿主の維管束に突き刺して栄養分を奪ってしまいます。
きゃー、こわい!



葉緑素を持たない茎は、太さの感じがまるでインスタントの長崎皿うどんの麺のよう。
ラーメンと例えられることも・・・


結構可愛い花が咲いて、そのあと種子で繁殖します。
種子を見ると、ヒルガオ科というのが何となく分かりますね。


種子は普通に発芽し、最初のうちだけ根がありますが、数日のうちに宿主にたどり着けないと枯れるそうです。
そして、宿主にたどり着いたあと、根はなくなり、まさに「ネナシカズラ」となります。
こちらも花期は8~10月のはずですが、年々遅くまで繁殖しています。
下の写真は去年の11月にもう少し下流で撮ったネナシカズラの写真。
クズやカナムグラを覆い尽くして繁殖するとは、恐ろしいやつ!



今回は、この辺り一面にコセンダングサがウニのようなトゲトゲの実になっていました。
つまり、宿主となっていたのはコセンダングサといういことですね。
次の写真ではコセンダングサの実も写っています。



というわけで、今後このネナシカズラどうなっていくのでしょうか。
そうそうこの爆発的繁殖力は外来種っぽいですが、れっきとした国産です。
→と書きましたが、本名アメリカネナシカズラ、外来種でした。やっぱり!


個人的には、コセンダングサの実の方がお近づきになりたくないです。
(服にくっついたらえらいことになりますしね~)



【撮影:2020/12/13  宇治市・京都市】

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初めましてのカッコウアザミ~宇治川Weekly散歩2020年12月中旬(1)

2020-12-23 05:32:43 | 植物

もう10日ほど前になりますが、思いついて宇治川の下流を歩いてみました。
普段歩く場所より、さらに下流です。
延々と続くオギの道、その足元で見たものは・・・



ん?アゲラタム? まさか、こんな時期に咲かないでしょう。
まてよ、この花の雰囲気はどこかで見たような・・・
そう、これこそカッコウアザミ!



カッコウアザミはキク科カッコウアザミ属、南米原産の帰化植物です。
アゲラタムと似ていると思ったのも当然、カッコウアザミ属=アゲラタム属。
花壇のアゲラタムは近縁のムラサキカッコウアザミの園芸品種なんだそうです。
花期は5~10月だそうですが、例によって今年は12月まで咲き残っていました。
(この一週間の寒波でさすがに枯れてしまったと思いますが・・・)
上からひっきりなしにオギの綿毛が降ってくるので、花にいくつもくっついています。



かなり背が高くなり、こんな感じで生えています。


群生という感じではありませんが、歩いていると、あ、ここに、あ、あそこにも!
と次々と現れます。ウォーキングなのにちっとも先に進めません。
少し蛍光色がかった薄紫が魅力のお花です。


こんな感じの道を歩いていました。




この道には他にも色々な発見が・・・
明日に続く。

【撮影:2020/12/13  宇治市~京都市】

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天岩戸神社でパワー満タン~福知山紀行 最終回

2020-12-22 05:20:43 | 植物

昨日に引き続き元伊勢です。
今回、元伊勢に行きたかったと昨日書きましたが、その中でもどうしても見たかったのが錐形の山。
え、山って大抵△じゃないの?と思われるかもしれません。
でもこの山の姿をネットで見たとき、あまりに端正な姿に驚きました。
しかも、この山は完全な神域で誰一人上ることは許されていません。
そう聞くと、ますます神秘的・・・

その山の名は岩戸山、別名日室ヶ嶽、城山。
山には登れませんが、遥拝所は皇大神社から3分ほど先に行ったところにあります。
聞きしに勝る神々しい姿に思わず頭を垂れていました。
パワーがどんどん流れ込んでくるみたいです。
・・・それにしても、この山にこっそり登ったりしたらどんな神罰が下るのでしょう。


そしてさらにもう一か所、皇大神社の奥の院である、天岩戸神社。
こちらも写真でみた瞬間、「行ってみたい!」と思いました。
遥拝所からさらに山道を進みます。道は整備され、車も何とか通れるようです。
途中にあった龍灯明神と、天岩戸神社への看板。


神社の道標に従って石段を下りると、神社の遥拝所が。え?ここ?
いえいえ、そこから鳥居をくぐると、さらに先に石段が続いています。


ずんずんずんずん降りていきます。帰りが辛そう・・・


そしてそこで見た光景は・・・


なんと大きな岩の上に神社が!
これが天岩戸神社の社殿です。
見ての通り、鎖を上らないと前まで行って参拝することができません。
私の膝では無理なので、下からしっかりと拝みました。

それはそうとして、この神社の前には川が流れており、そこに大きな岩がゴロゴロ。
膝の骨を折る前は、こんな岩をぴょんぴょん渡ったりするのがだいすきだったなつみかん。
今は這いつくばって向こう岸の方まで渡りました。
その理由は・・・


この光景がみたかったから!
そう、天岩戸神社のご神体は、左側の水を遮っている大きな石、「御座石」なのです。


ここまできたら、もう身体に気が満ち満ちて・・・
なのですが、実際は足ががくがく、元の場所に戻れるかどうかドキドキでした。

社殿を裏から見たところ。


何とか両手、両足を使って戻れました~
「お帰りなさい。パワーもらって咲いたのよ」
この寒さの中、タツナミソウ(ホクリクタツナミソウ?)が返り咲いていました。


今は咲いていませんが、ダイモンジソウやチャルメルソウらしい葉があちこちに・・・
他の季節にもぜひ来てみたいと思いました。

ふうふうと同じ石段を登り、今度は車道(といっても狭い林道ですが)を通って帰路につきます。
紅葉も終わってしまい、何の花も実もありませんでしたが、唯一青々した木が。


こ、これは!
京都府立植物園で見慣れたオニシバリではありませんか!
鬼退治で有名な大江にオニシバリ・・・
なんだか出来すぎですね~
夏に落葉して冬に萌えるオニシバリ、もう小さい蕾がついていました。


しっかり育って鬼を縛ってくださいませ。
え~イヤダ~


アホなことを考えていたら、ついに雨が降ってきました。
雪でなくて幸いでしたが、雨脚はどんどん強まり・・・
残念ながら、時間があったら行ってみたいと思っていた大江山はあきらめました。

これで今回の福知山(&綾部)弾丸ワンデイトリップ3連発のレポートはおしまい。
森の京都の魅力を再発見しましたので、次はぜひ春に行ってみたいと思います。

読んでくださった皆さん、ながながと有難うございました!
明日からはいつもの投稿に戻ります。

【撮影:2020/12中旬 福知山市】

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