昨日に引き続き元伊勢です。
今回、元伊勢に行きたかったと昨日書きましたが、その中でもどうしても見たかったのが錐形の山。
え、山って大抵△じゃないの?と思われるかもしれません。
でもこの山の姿をネットで見たとき、あまりに端正な姿に驚きました。
しかも、この山は完全な神域で誰一人上ることは許されていません。
そう聞くと、ますます神秘的・・・
その山の名は岩戸山、別名日室ヶ嶽、城山。
山には登れませんが、遥拝所は皇大神社から3分ほど先に行ったところにあります。
聞きしに勝る神々しい姿に思わず頭を垂れていました。
パワーがどんどん流れ込んでくるみたいです。
・・・それにしても、この山にこっそり登ったりしたらどんな神罰が下るのでしょう。
そしてさらにもう一か所、皇大神社の奥の院である、天岩戸神社。
こちらも写真でみた瞬間、「行ってみたい!」と思いました。
遥拝所からさらに山道を進みます。道は整備され、車も何とか通れるようです。
途中にあった龍灯明神と、天岩戸神社への看板。
神社の道標に従って石段を下りると、神社の遥拝所が。え?ここ?
いえいえ、そこから鳥居をくぐると、さらに先に石段が続いています。
ずんずんずんずん降りていきます。帰りが辛そう・・・
そしてそこで見た光景は・・・
なんと大きな岩の上に神社が!
これが天岩戸神社の社殿です。
見ての通り、鎖を上らないと前まで行って参拝することができません。
私の膝では無理なので、下からしっかりと拝みました。
それはそうとして、この神社の前には川が流れており、そこに大きな岩がゴロゴロ。
膝の骨を折る前は、こんな岩をぴょんぴょん渡ったりするのがだいすきだったなつみかん。
今は這いつくばって向こう岸の方まで渡りました。
その理由は・・・
この光景がみたかったから!
そう、天岩戸神社のご神体は、左側の水を遮っている大きな石、「御座石」なのです。
ここまできたら、もう身体に気が満ち満ちて・・・
なのですが、実際は足ががくがく、元の場所に戻れるかどうかドキドキでした。
社殿を裏から見たところ。
何とか両手、両足を使って戻れました~
「お帰りなさい。パワーもらって咲いたのよ」
この寒さの中、タツナミソウ(ホクリクタツナミソウ?)が返り咲いていました。
今は咲いていませんが、ダイモンジソウやチャルメルソウらしい葉があちこちに・・・
他の季節にもぜひ来てみたいと思いました。
ふうふうと同じ石段を登り、今度は車道(といっても狭い林道ですが)を通って帰路につきます。
紅葉も終わってしまい、何の花も実もありませんでしたが、唯一青々した木が。
こ、これは!
京都府立植物園で見慣れたオニシバリではありませんか!
鬼退治で有名な大江にオニシバリ・・・
なんだか出来すぎですね~
夏に落葉して冬に萌えるオニシバリ、もう小さい蕾がついていました。
しっかり育って鬼を縛ってくださいませ。
え~イヤダ~
アホなことを考えていたら、ついに雨が降ってきました。
雪でなくて幸いでしたが、雨脚はどんどん強まり・・・
残念ながら、時間があったら行ってみたいと思っていた大江山はあきらめました。
これで今回の福知山(&綾部)弾丸ワンデイトリップ3連発のレポートはおしまい。
森の京都の魅力を再発見しましたので、次はぜひ春に行ってみたいと思います。
読んでくださった皆さん、ながながと有難うございました!
明日からはいつもの投稿に戻ります。
【撮影:2020/12中旬 福知山市】