昨日に続き、鳥さんブログです。
宇治川沿いの道を車で走るとき、水道橋で羽を休めるカワウが気になっていました。
そこで、この日は歩いて見に行ってみることに。
いつものスーパーからは、至近距離です。
います!います!
暑い間はほとんど見かけなかったのに、寒くなってから急に数が増えました。
やっぱりお腹を付けて休んでいる鳥がいますね。
ハトでもそうですが、とことんくつろいでいる姿に癒されます。
反対側から見てみました。
なんとも密!羽を少し動かすだけでもぶつかっています。
数えようと思いましたが諦めました。50羽は軽く超えていたと思います。
これだけのカワウが餌をとったら、魚が減りそう!
上流の方に少し歩いてみることにしました。
中洲に沢山白いサギたちが休んでいます。
遠くには宇治川橋梁を渡るJRの221系列車です。
ここから先、驚いたことに大砲を持った鳥撮り人たちがびっくりするほど沢山。
何か変わった鳥がいるのでしょうか?
その時、近くにジョビタくんがいたので、とりあえずパチリ。
すぐに逃げてしまいました。
その沢山の鳥撮りさんたち、だれもカメラを構えていません。
どうも私が通りかかったときはちょうどお目当ての鳥がいなかったようです。
近くにいた人に「何か珍しい鳥が来ているのですか?」と聞いてみると、「はい」。
それだけかーい!
気が弱いので、それ以上つっ込むことがことができませんでした。
黄色い花が咲いていました。
特定外来生物のナルトサワギクでした。
さすが、こんなに寒くなっても咲いてるとは生命力が強い!
でもそんなに増えないんですよね~助かります。
そろそろUターンして帰る場所に来ました。
でもあの集団の間を通っていくのはなんとなく気が引けて、堤防上の道を歩くことに。
すると、皆さん大砲を構えているではありませんか!
その先に目をやると、水鳥が二羽、泳いでいました。
何か分かりませんが、とりあえずパチリ。
カワアイサのようにも見えますが・・・
トリミングしてみました。
後ろの方の鳥、お腹に網目模様があります。
さらにトリミング。・・・ボケボケですが、間違いなくカワアイサではありません。
アイサの仲間、で検索した結果、「コウライアイサ」と判明!
宇治川には時々迷鳥としてやってくるようで、直近では今年1月にしばらく滞在していたそうです。
なんと、珍しい鳥を見ることができました!
それにしてもあの鳥撮りの方たちはすごいネットワークですね。
この後、見失ってしまい、そのまま戻りました。
途中で見た花たち。スイセン。
オギの綿毛。まといのように垂れ下がっている姿がちょっと面白くて。
最後はセンニンソウのお鬚です。今年初めて見つけました!
宇治川散歩、これで30分足らずです。お手軽でしょう。
【撮影:2022/12上旬 宇治市】
ついこの間までナンキンハゼが真っ赤に色づいて綺麗だった池の畔も、すっかり落葉。
今はポップコーンの実だけが残っています。
その代わり、今年大豊作のカラスウリが目立ってきました。
この間、地面に沢山の葉が落ちていたセンダン。
当然のように、見上げると実だけに・・・
鳥さんを期待しましたが、今日は無人・・・もとい、無鳥。
北池の水面をみると・・・
見上げると、当然のようにいわし雲。
全体はこんな感じで・・・
全然透明感のない水ですが、いい感じ。
南池には多くの水鳥たちがスイスイ
マガモご夫婦や・・・
急に姿が増えたカイツブリ。
姿が見えなくて心配していましたが、ぼっちのオオバン。健在でした。
お仲間は来ないのでしょうか・・・
その時、頭上を何か飛んで行きました。トビ?いえ、ちょっとシルエットが違います。
あ~いっちゃった。
と思ったら、戻ってきました。無理やり撮って色を調整したら・・・
これは前に魚を捕まえて飛んで行ったあの猛禽、ミサゴではないでしょうか。
あ~、また行っちゃった。桃山御陵の山の方まで行ってしまいました。
・・・と思ったら、また戻ってきて。
なんとかパチリ。これが私のコンデジでは限界ですが、ミサゴですよね!
水面では全然気にせずスイスイ水鳥たちが他にも。
お馴染みさんばかりですが、ハシビロガモのご夫婦に
「なんかくれ~」とおねだり中のキンクロハジロ。
おっと、私が写真を撮っていると、アオサギが飛び立ちました。
大きな体で、瞬時によく飛び立てるもんやな~って、感心しました。
(この後飛んで行くところも撮ったのですが、大失敗・・・)
こちら、小柄に見えますが、ダイサギです。
闊歩しています。
ということで、この日も楽しい池散歩でした~
最後はオマケ。家に帰る途中で見かけたシジュウカラのおちり
と、メジロのおちり(笑)
【撮影:2022/12上旬 宇治市】
久しぶりに行った京都府立植物園特集。
最終回は、バラ特集です。
12月になっても咲いているバラを秋薔薇と呼んでいいのか、それとも冬薔薇と呼ぶべきか。
そんなことはどうでもいいです。
どのバラも突然の冬の寒さに、少しずつ花弁が傷んでいます。
それでも健気に咲き続ける姿を、どうぞ頭をからっぽにしてご覧くださいませ。
今日は蘊蓄なし、名前と作出国だけ書いていきますね。
(手抜きと言う噂もちらほら・・・)
フリュイテ(フランス)
リリベット(アメリカ)
うらら(日本)
スヴェニール・ドゥ・ルイ・アマード(フランス)
リパブリック・ドゥ・モンマルトル(フランス)
ジンジャー(アメリカ)
エドガー・ドガ(フランス)
ゴールドマリー '84(ドイツ)
チンチン(フランス)
アイスバーグ(ドイツ)
バラ園と比叡山
比叡山
アンネのバラ(ベルギー)
王朝(日本)
ラベンダードリーム(オランダ)
モナリザ(ドイツ)
ジャルダン・ドゥ・フランス(フランス)
トロピカルシャーベット(日本)
ジュビレ・デゥ・プリンス・ドゥ・モナコ(フランス)長っ!
サプライズ(ドイツ)
ルスティカーナ(フランス)
以上です。
みなさん、どのバラが一番お好きですか?
【撮影:2022/12/3 京都府立植物園】
京都府立植物園で見た草本、後編は四季彩の丘からスタートです。
遠目にも目立つあのピンク。
はい、お分かりですよね、皇帝ダリアこと、コダチダリア(キク科ダリア属)です。
左手前の木がアーモンドの木で、実にその2倍以上の背の高さがあります。
花付きも見事です。
こちら大きさにびっくりしましたが、自生地の中南米では8~10mにもなるそうです。
典型的な短日性植物(日が短くなると咲く)で、秋に霜が下りるころ開花します。
初めてみたのはもう12年くらい前になると思います。
実家に行く途中、田んぼの隅で咲いた花をみて感動したのを今でも覚えています。
その後家に植えたいと思ったのですが、木を一本切り倒さないと場所がないので諦めました。
私が行ったときはもう終盤でしたが、青空が最高に似合う花です。
さて、皇帝ダリアの花をせっせと撮っているときに目に留まったもう一つの花。
下の写真で、左の方に写っている黄色い花、何でしょうか。
見た感じ、皇帝ダリアと遜色ないほど大きい草丈。
ズームでみると、超巨大ヒマワリという感じです。
花の大きさは小さく見えますが、それは植物全体が大きいから。
キクイモみたいな花ですが、結構大振りの花です。
さて、この花はと言うと、ニトベギク(キク科ニトベギク属)
中南米原産で、新渡戸稲造がもってきたことから、新渡戸菊と名付けられたそうです。
別名は皇帝ヒマワリ。
皇帝ダリアと皇帝ヒマワリ!
どちらも同じようなエリアに咲く花で、実にダイナミック!
皇帝ヒマワリの方は広く熱帯・亜熱帯に帰化しているようなので、そのうち日本にも来るかもですね。
それにしてもこの間のサザンカもそうでしたが、南の方の植物が冬に咲くのは何故なんでしょう・・・
さて、大きい花だけではありません。
満開のこちらの花、前に宇治市植物公園で蝶がたむろしていたコウギク(キク科キク属)。
最盛期は過ぎていましたが、まだまだ元気です。
あとは、原種シクラメンが咲いているかと思ったのですが、まだちょっと早かったようです。
ススキ(イネ科ススキ属)の穂が風に揺れていました。
この辺りから四季彩の丘全体をみたところ。
さすがの「彩の丘」も今の時期は地味ですね~
お隣の希少種エリアの方に移動。
途中、ツワブキが咲いてる!と思いましたが、ちょっと花のサイズが大きい?
こちらには「オオツワブキ(キク科ツワブキ属)」の花名板が・・・
その隣にさいていたのが薄紫のこのノギク。
華奢な感じに見えるのは、葉が細いから。
その名も、ヤナギノギク(キク科シオン属)、高知・愛媛・静岡に自生すると書いてありました。
葉が写っていませんが・・・
最後は前に沢山の釣鐘型の花を付けていた和風クレマチス、タカネハンショウヅルの綿毛。
こんな風にふわっふわになるんですね~
キンポウゲ科センニンソウ属だけあって、センニンソウにもよく似ています。
ということで、京都府立植物園草本はこれでおしまい。
前後編合わせて15種類紹介した中で、実に9種類がキク科!
冬の始まりの時期、今なお粘り強く咲き続けるキク科たち、頑張ってほしいです。
【撮影:2022/12/3 京都府立植物園】
約束通り、今日は京都府立植物園で見た草本です。
当然のように花は少ないのですが、花が終わった後の姿も面白い。
では最初はいつもの植物生態園から。
可愛い白い小菊のような花は、アシズリノギク(キク科キク属)
日本固有種でその名の通り高知県の足摺岬など、四国九州の沿岸部で見られます。
残念ながら、私は野生のアシズリノジギクを見たことがありません。
写真でみるととても素敵な光景。いつか行ってみたいです。
寒くなってもう虫はいないと思っていましたが、アブがやってきていました。
ヒラタアブの仲間?頑張ってますね~
続いて見つけたのはこちらの綿毛。
何かと思ったら、ヒヨドリバナ(キク科ヒヨドリバナ属)の綿毛でした。
もう一つ綿毛発見!
このまっすぐに伸びた茎の先に真ん丸綿毛はセンボンヤリ(キク科センボンヤリ属)ですね。
センボンヤリはこの姿になったのは時々みかけますが、春の花や秋の閉鎖花はなかなか見つけられません。
特に春の薄紫の小さい花を見てみたいです。
お隣にまた小菊のような花が咲いていました。
ちょっと撮りにくい場所だったのですが、こちらサンインギク(キク科キク属)。
普通に検索すると黄色い花が出てくるのですが、白い花もあるそうです。
その名の通り山陰地方に分布しますが、瀬戸内海側にもあるそうで・・・
地名が付いた仲間が多いですね~
このすぐ隣にはくるんくるん巻いたゲンノショウコ(フウロソウ科フウロソウ属)の花後・・
もとい種飛ばし後。
こうやってバネのように弾けて種を飛ばすなんて、やりますね~
そうそう、この辺りにあったはず・・・
今だったら実が弾けて特徴的な姿を見せてくれているでしょう。
あった!トキリマメ(マメ科タンキリマメ属)です。
鞘の赤みが例年よりすこし少なく、オレンジがかっていました。
前には一面広がっていたツルソバ(タデ科イヌタデ属)、すっかり実になっているかと思ったのですが、
まだわずかに花が残っていました。
黒い実も出来ていましたよ!
何かないかと探してウロウロしていたら、またウグイスが出てきました。
今度は撮りにくくて、こんな写真しか・・・
生態園の花、ラストです。
ザクザク落ち葉を踏んで歩いているときに見つけました。
宝石のように綺麗な青。ジャノヒゲ(キジカクシ科ジャノヒゲ属)の実ですね!
明日は草本の後編です。
【撮影:2022/12/3 京都府立植物園】