byヘニング・マンケル。柳沢由実子訳。創元推理文庫。刑事ヴァランダーシリーズ、第6作目。
詩人でバードウォッチャー、元自動車販売員の男が竹槍で串刺しにされて殺されて・・・。その後、行方不明になっていた花屋の店主がやせ衰えて絞殺されていたのが見つかった。連続殺人事件を追うヴァランダーだが。
離れて暮らす一人娘のリンダとの会話で、興味深いことを話していました。その内容を要約すると・・・昔、スウェーデンでは人々は穴のあいた靴下をかがっていました。今は誰もかがらなくなり、今の人はそうしたことすら知らない。モラル、ものの見方が変わった。何が正しいか、間違いか、他人に何をしていいか、悪いか、価値基準を変えてしまった。すべてが厳しくなった。自分の国にいながら必要とされていない。そういう人たちはどう反応するか、攻撃と破壊。わたしたちが体験しているのは、そんな時代のほんの始まり。
今の日本はどうなのかと考えてしまった。
詩人でバードウォッチャー、元自動車販売員の男が竹槍で串刺しにされて殺されて・・・。その後、行方不明になっていた花屋の店主がやせ衰えて絞殺されていたのが見つかった。連続殺人事件を追うヴァランダーだが。
離れて暮らす一人娘のリンダとの会話で、興味深いことを話していました。その内容を要約すると・・・昔、スウェーデンでは人々は穴のあいた靴下をかがっていました。今は誰もかがらなくなり、今の人はそうしたことすら知らない。モラル、ものの見方が変わった。何が正しいか、間違いか、他人に何をしていいか、悪いか、価値基準を変えてしまった。すべてが厳しくなった。自分の国にいながら必要とされていない。そういう人たちはどう反応するか、攻撃と破壊。わたしたちが体験しているのは、そんな時代のほんの始まり。
今の日本はどうなのかと考えてしまった。