byアリス・ラプラント。玉木亨訳。創元推理文庫。
元整形外科医のジェニファーはアルツハイマーを患い、退職した。
夫はとうに亡くなり、娘、息子は自立して家を出ていき、現在は介護人、マグダレーナと暮らしている。
ある日、ジェニファーの友人、アマンダが右手の指4本を切られた状態で遺体となって発見された。
誰がなんのために? ジェニファーは重要参考人として取り調べを受けるが、彼女には記憶がなかった。
ジェニファーには古い記憶も比較的新しい記憶もとぎれとぎれで・・・
あるいはそれらが脈絡もなくどっと蘇ってきたりして、時間の感覚も定かではない。
ジェニファーの視点で物語は進んでいき、最後にあきらかになったのは・・・
さて、別の日のベル。
朝の公園で、猫を追いかけてそのまま帰るのかと思いきや、また公園に戻ってくるベルでした。