ベルのきもち

日常のささやかな幸福感を書いていきたいと思います。

イギリスミステリー『さよなら、ブラックハウス』

2015-07-13 14:43:54 | 本の紹介
byピーター・メイ。青木創訳。ハヤカワ文庫。

 エディンバラ市警の警部、フィンは故郷、ルイス島で起こった殺人事件の捜査のため、
帰省した。被害者はフィンもよく知っている、島内で一番の嫌われ者、アンガス・マクリッチ。
アンガスは船小屋の梁から首を吊られ、腹から内臓が出ていた。
フィンは8歳の時、両親を自動車事故で亡くしてから叔母に育てられ、18歳で大学に進学のため
逃げるように島を出た。叔母の葬式に1度島に帰ったきりで、それ以後、足を運んでない。実に18年ぶりの
帰省だった。アン・スケールと呼ばれる島での伝統行事、鳥殺し、その過酷な体験。
過去と現在が交差しながら、フィンの中に封印された忌まわしい記憶が少しずつ蘇ってくる・・・

ルイス島は実在しているのこと。インターネットで見ると、風光明媚な島の画像が見られて興味深かった。
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