byカーリン・イェルハルドセン。木村由利子訳。創元推理文庫。
『お菓子の家』に続くハンマルビー署、ショーベリ警視シリーズ第2弾。
ハンマルビー署の女性刑事、ペトラは早朝、ジョギング中、ひき逃げされたらしい女性の遺体を見つける。
近くの繁みにベビーベットが。中には低体温症で瀕死の赤ん坊がいた。
一方、フィンランド行きのフェリーの船内で16歳の少女の絞殺死体が発見された。
やがて少女の身元は判明、しかしすぐわかると思われた女性の身元は中々判明しない。
『ママ、パパ、あたし』という原題はスウェーデンの平均的な家庭を意味するが。
スウェーデンでも日本でもそんな理想の家庭などどこにもない。
何日も一人取り残された3歳の幼女、ハンナが3歳児なりに知恵をしぼって奮闘する様子がけなげでたくましい。
ここに出てくるショーベリをはじめ、部下のペトラ、サンディーン刑事もみんな問題を抱えている。
とくにペトラは女性刑事というだけで署内でセクハラにあったり、上司や同僚からも足を引っ張られている。
虐待、ネグレクト、レイプ。物語が進むにつれて、今の社会の病巣があらわになり・・・
ストーリー展開が速くて、ついついページをめくってしまう。
次作が待ち遠しい。
『お菓子の家』に続くハンマルビー署、ショーベリ警視シリーズ第2弾。
ハンマルビー署の女性刑事、ペトラは早朝、ジョギング中、ひき逃げされたらしい女性の遺体を見つける。
近くの繁みにベビーベットが。中には低体温症で瀕死の赤ん坊がいた。
一方、フィンランド行きのフェリーの船内で16歳の少女の絞殺死体が発見された。
やがて少女の身元は判明、しかしすぐわかると思われた女性の身元は中々判明しない。
『ママ、パパ、あたし』という原題はスウェーデンの平均的な家庭を意味するが。
スウェーデンでも日本でもそんな理想の家庭などどこにもない。
何日も一人取り残された3歳の幼女、ハンナが3歳児なりに知恵をしぼって奮闘する様子がけなげでたくましい。
ここに出てくるショーベリをはじめ、部下のペトラ、サンディーン刑事もみんな問題を抱えている。
とくにペトラは女性刑事というだけで署内でセクハラにあったり、上司や同僚からも足を引っ張られている。
虐待、ネグレクト、レイプ。物語が進むにつれて、今の社会の病巣があらわになり・・・
ストーリー展開が速くて、ついついページをめくってしまう。
次作が待ち遠しい。