Junky Monologue

   ひとりよがりな趣味のお話し。

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意外とイケる密閉式

2018年05月21日 19時18分45秒 | スピーカー
この間の土日の昼間、CDをとっ替えひっ替えいろんなソースで鳴らしてみた(許される範囲の大き目音量で)。
バックロードホーンに慣れ過ぎた耳には最初?な違和感があったけど、少し耳が慣れてくると・・・オオッ!、みたいな・・・。
事前の期待値があまり大きくなかったせいもあるけど、意外な?健闘ぶりにちょっとびっくり。
今まで作ってきたちょっと変なスピーカー達は良くも悪しくも予想を裏切ることばかりだったけど、
今回は方程式が最も確立された方式であるが故なんでしょうか、事前の「SPED」によるシミュレーションの通りではないかと・・・
測定器の類を何も持ってないので正確なところはわからないけど、聴感上は60hzくらいまではほぼフラットではないかと思わせてくれる。
低域の音圧レベルが少し下がっても、音に滲みのようなものが少ないので音像がクッキリしてくるせいでしょうかね。
↓以前行ったSPEDのシミュレーションをもう一度載せときます。


比較的小口径な類のフルレンジ一発で密閉式と聞くと、貧相な低域を想像してしまうけど、意外にイケるもんです。
密閉式のメリットがよくわかったという次第であり、ParcAudioの13cmウッドコーンがよく出来てるってことでもある(高いユニットだから当然か?)。
心配だったダイナミックレンジもバックロードと比較すると弱く感じる面もあるがピアノや打楽器類のアタック感も思ったよりはうんといい。
しかしながらソースによってはハイハット、シンバルなどが沈み込んで紛れてしまいそうになるので人によっては高域不足が気になるかもしれない。
一定充実した低域は木材という重い振動板のおかげだと思われるので、高域との両立は酷過ぎる課題でもある(二律背反要件)。
とは言え私の経年劣化著しい耳には充分な出来であります。

優等生的な音質である分、少しだけ面白味に欠けるというのもあったりするけど、
バックロードのようなF特性の暴れが少なそうなので、部屋の条件がよくわかるかも・・・という・・・、
これは将来私が大金持ちになって専用リスニングルームを持てるようになった時に大きな資産になるとか・・・絶対ないとか(笑)。