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今、松下幸之助ならどうする? 危機・逆境を好機に変える成功法則

2007年05月27日 | 本・雑誌・漫画
今、松下幸之助ならどうする? 危機・逆境を好機に変える成功法則

有楽出版社

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生き方・働き方・学び方の教科書!, 2007/2/8
レビュアー: いまは主婦♪ - レビューをすべて見る
あらゆる立場の人の思いがちりばめられた、人生の指針になりそうな内容☆
経営哲学を持った指導者の下で働く幸せを感じられる1冊でした。
(働くこと、生きることに対する著者の思いがひしひし伝わってきます!)
企業を経営する人の指導者としての道しるべのために、企業で働く人たちの
モチベーションアップのために、これから就職活動する学生のみなさんの
正しい選択のために…と、いろいろな立場の人におすすめです。


今、あなたに必要なものが受け取れる!, 2007/1/30
レビュアー: Chinastu♪ (大阪府) - レビューをすべて見る
下記は私がこの本から受け取ったものの、ほんの一部です。
リーダーとして迷ったとき、
また、よりよい経営のヒントが欲しいとき、
あなたの状況に応じてあなたが必要なものを与えてくれるでしょう。

《ゆとりを持つにはゆとりを持ちたいと思うこと》
すべては心の持ち方・受け取り方だという概念が
改めて骨の髄にしみこんだような感がありました。
雨が降っても雪が降っても、
いつも心は晴れでいることを自分で選択できる。
同じ出来事があっても、
それを糧に向上する人と愚痴のネタにしかできない人がいる。
幸せになるには、自分で自分は幸せだと決めればいい。
同じ状態でもないものばかりが見えていると
不幸になり与えられているものにフォーカスすれば幸せになる。
くっきりと鮮やかなコントラストが浮かび上がりました。

《他力90に対して自力10》
一馬力がたいしたことないと学び始めた私には特に響きました。
『 人事を尽くして天命を待つ 』という
ありふれたことわざをもう1度ひっぱり出して見つめ直しました。
自分は生かされているのだ、
そして縁や運は一馬力である人事を尽くす事で与えられるもの…
心にストンと落ちました。
過去のささやかな成功体験から自分は1人で何でもできると
傲慢になりがちな私にとってありがたいお灸でもありました。


松下幸之助に関する書籍の傑作!, 2007/1/26
レビュアー: メープルリーフ (川崎) - レビューをすべて見る
 著者の松下関係の書籍3作目が発売された。前作の「松下とホンダ勝利のDNA―「原点回帰」が強さの秘密!」では松下電器とホンダ技研を紐解く鍵として2人の偉大な創業者から脈々と引き継がれてきたDNAを鍵に話が展開された。今回はそのDNAの源流である松下幸之助自身にスポットライトをあて話が展開されている。
 私は松下幸之助に関する研究書は何冊も読んだことがあるが、それらは、例えばエコノミストとしての分析、同じ経営者の立場からの分析、松下電器OBとしての分析等、ひとつの側面からしか書かれていないものが多い。偉大な経営者、松下氏の分析にページの多くがさかれ、われわれ現代人からはどこか遠い人との印象をもたせるものが多いように思う。
しかし著者は、松下氏に直接かかわった最後の世代とするOBの視点、研究者の視点(NRI講師、元関西外国語大学教授)、教育者の視点(松下電器の教育機関所長を歴任)の3つの視点をバランスよく織り交ぜ、松下氏を分析している。そこに浮かび上がるのは偉大な経営者であると同時に「人間、松下幸之助」である。経営者としての先見性、部下への愛情と信頼、技術者としての魂、商売人としてのセンス他人への心配り、そして社会への貢献。
著者が記す多くの松下氏に関するエピソードは時におかしみを誘い、時に胸を打ち、時にハッと気づかされるものである。
 非常に読みやすく書かれているが、その内容の深さは他のビジネス書、経営哲学書、人生論等をはるかにしのぎ、その価格以上の価値を提供してくれる。
日々忙しさに追われる日本のビジネスパーソンに、考えるヒントをくれる一冊である。(Amazon.jpより)




僕は小学生の頃、兵庫県西宮市に住んでいた。今から40年以上前、公立中学で「給食」があったのは珍しい事だろう。その訳は、「松下幸之助」の自宅が西宮市にあった事である。つまり、住民税の納税額が莫大で、「中学校の給食費」もまかなえたのだろう。よく、自宅の横にある「ニテコ池」の周りで自転車を走らせて遊んだものだ。

今、各企業「成果主義」を取り入れている。日本人は個々の能力よりも「集団になった時、凄いパワーを発揮する民族」である。そのあたりを松下幸之助は熟知していたのだろう。「成果主義導入」による弊害が日本社会には表れて来ていると僕は感じている。ここらで、もう一度「松下幸之助」の精神を見つめ直す時が来たのではないか?
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割り箸はもったいない?―食卓からみた森林問題

2007年05月27日 | 本・雑誌・漫画
割り箸はもったいない?―食卓からみた森林問題

筑摩書房

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カスタマーレビュー

是非を論ずる以前の、誠実な基礎情報, 2007/5/23
レビュアー: permettez-moi
なんて、自分は無知だったんだろう!! 
ひさびさに、「見えたつもりになっていた」自分を反省させられる一冊でした。

正直、「割り箸問題」なんて、10年以上も前からエコロジー界ではさんざん既出の話題だし、
揚げ足取り的なやりとりには、まったく興味がないと思っていました。
しかし、著者は、誠実に、歴史を、国境を、企業を横断し、「割り箸」をとりまく文化や森林環境の変化をレポート。
ここ10年の間にも、割り箸をめぐる環境は、そうとうに変化していたようです。

「割り箸」や「森林環境問題」というテーマは、一見、とても地味に思えますが、構成や文体が読みやすく、
最後まで飽きることなく、ぐいぐいと読み通せました。
いろいろな角度からの新発見にも満ちあふれており、まごうことなく読み得な一冊。
読後、きっと、あなたの「お箸」感も、変わりますよ♪
(Amazon.jpより)

割箸、割り箸(わりばし、英語 Disposable chopsticks)とは、使い捨てで用いる箸のことである。材質は木もしくは竹でできていることが多い。

特徴
割箸には次のような特徴がある。

使い捨てであるため、清潔・衛生的である。
洗浄の手間が不要であるため、人件費が抑えられる。
麺類などを食べるとき、塗り箸などよりも滑りにくく、食べ物を確実に保持できる。
りんご飴に刺したり、綿菓子を巻き付けるなどにも使え、大きめの食品を保持する場合、串よりも丈夫であり、確実に保持できる。


種類
形状
元禄
四方の角を切り落とし、割れ目にも溝を入れて割り易くしたもの。箸の先の断面を見ると、八角形が 2つ並んでいるように見える。
天削(てんそげ)
箸の持ち手側の先の片側を斜めに削ぎ落した形状をしたもの。箸の先を丸く加工したものが多い。

利久
千利休が考案したとされる卵中(らんちゅう)を元にして、後に作られた箸。箸の真中が最も太く、両端になるに従って細く削られていく。当初は利休と呼ばれていたが、「利を休む」という語呂を嫌った人々によって利久と改められたものが広まった。ただし、現在でも利休と呼んで誤りではない。
これもまた、中溝が彫ってある。同じ形状ではじめから割ってあるものは卵中と呼ぶ。

丁六
中溝も四方の面取りもされていない最も基本的な割箸の形状。
小判
中溝は彫られていないものの、四方の角を落してあり、丁六と元禄の中間に位置するような形状をしている。

素材
そもそもは杉や竹を用いて作られていたが、桧やエゾ松なども多く利用される。 普及品には白樺やアスペン(ホワイトポプラ)などが用いられることもあるが、アスペンには独特の匂いがある。 素材の違いにより、杉箸、竹箸、白樺箸などと呼ばれる。

割箸と環境問題
国内産の割箸においては間伐材や木材加工時における捨てられるゴミ(廃材・残材・余材等木材として利用価値の無いもの)から割箸や爪楊枝にして販売し、その収益を植林に利用するなどしていたものであったが、海外から安い輸入品に押され、現在では、日本で使われている割り箸のほとんどは中国からの輸入品である。

輸入品の多くは、割箸などを製造するために伐採した材木を用いており(ポプラは植林材を使用また建材には不向きでパルプ用材の中から径の太い15cm - 30cmの物を使用している)、乱伐や使用後の箸の焼却によるCO2の排出など、環境問題への影響が指摘されている。中国では、輸出向けの割箸製造が増えるにつれて、自国内でも消費が増えており、生育の早い竹の利用を進めるなどの動きもあるが、皆伐が進む方向にある。 中国では2006年11月より資源保護政策の一環として輸出関税10%が付加されるようになった。このため、割箸を大量に使用する飲食業界では、値上がりや輸入中止などのリスクが危惧されている。

日本では、外食時にも割箸を使わず、自前の「マイ箸」を使う運動を進めている団体もある。また、韓国では自国の文化の保護とCO2排出量の抑制を目的として、割箸に多額の税金を課しているため、ほとんどの飲食店では鉄箸を洗って繰り返し使用している。

また、割箸に二酸化硫黄などの漂白剤(食品添加物であるワインや干瓢にも使用されている)・防カビ剤・防腐剤が多く残留しているものがあり、人体への影響も懸念されるため、厚生労働省が監視している。

有料での提供
割箸は、日本の飲食店では、客に原則無料で提供しているが、中国の飲食店では有料の場合がある。ただし、その場合、洗って繰り返し使っている箸を用意してあり、無料で使える。飲食店などが客に提供するために仕入れる際は、割箸は商品であり、当然有料である。

割箸の割り方
主に次の3種類がよく見掛けられる。

体の前で保持し、両手で上下に広げて割る
体の前で保持し、両手で左右に広げて割る
片手で保持し、歯で片側を噛んで、片側を手で下に引っ張る
3.は、立ち食い蕎麦を食べる場合など、片手がふさがっている場合などの緊急的な場合によく行われるが、下品とされる。割った後で他人に手が当たったり、料理をこぼしたりする可能性が低い1.が最もマナーがよいとも言われる。 なお、割り口に尖った部分が残り、唇を傷つけないようにするために、両端をこする人もいる。

割り箸を割る時は、下から3センチの部分を持って割るときれいに割ることができる。

食べ物を保持する以外の使い方
工作材料 - 輪ゴムと組み合わせてゴム鉄砲を作る、模型を作る、など
隠し芸 - 名刺で居合い切りをする、鼻に夾んでおどける、など
汚れ回避 - 直接手で触れたくないものをつかむ
炭酸ガスの放出 - グラスに注いで、炭酸ガスが抜けてきたビールやコーラなどに大量の割り箸を勢いよく入れると再び泡が出る。





僕も「割り箸」のこうした話をテレビマンユニオンのディレクターから聞いた事がある。「割り箸」は使った方がいいんだという話である。その方が「森林環境問題」にもプラスの影響を与えるとのこと。まだ読んでいないが、とても興味をそそられる一冊。

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